
無解約返戻金型とは?
保険の種類やメリット・デメリットについて解説!
保険の加入を検討されている人のなかには、無解約返戻金型の保険に興味を持っている人もいるのではないでしょうか。
無解約返戻金型保険とは、解約時の返戻金がない分、月々の保険料が割安になっている保険です。
本記事では、無解約返戻金型の保険の概要、具体的な保険商品の種類を解説します。無解約返戻金型のメリットやデメリットも紹介するので、保険をご検討中の人はぜひ参考にしてください。
※本記事は、2023年10月現在の内容です。

無解約返戻金型とは?
無解約返戻金型保険は、保険解約時の返戻金をなくした保険のことです。
そもそも解約返戻金とは、保険を解約した際に保険会社から払い戻されるお金のことです。
生命保険文化センターによると、「A:配当金や解約返戻金がない分、保険料が安い生命保険に加入したい」と「B:配当金や解約返戻金のある生命保険に加入したい」のどちらに加入したいかという問いに対して、「Aに近い」「どちらかといえばAに近い」と回答した人は44.1%でした(※)。
無解約返戻金型保険への加入意向がある人は、4割以上にのぼることがわかります。なお、「どちらかといえばBに近い」「Bに近い」と答えた人の割合は46.7%でした。
また、無解約返戻型保険とは別に、低解約返戻金型と呼ばれる保険もあります。低解約返戻金型保険とは、一定期間(もしくは全期間)同種類の保険より解約返戻金を低く設定することで、保険料を安くしたり、保障金額を大きくしたりする保険です。
※出典:生命保険文化センター「2022(令和4)年度生活保障に関する調査」
無解約返戻金型の保険商品の種類
無解約返戻金型保険には、以下のような保険があります。
- 無解約返戻金型定期保険
- 無解約返戻金型収入保障保険
- 無解約返戻金型医療保険
- 無解約返戻金型がん保険
無解約返戻金型定期保険
無解約返戻金型定期保険は、保険期間中の万一(死亡・高度障害)の際に保障を受けられる保険です。一般的には、定期保険と呼ばれています。満期時に受け取れる満期保険金はありません。
多くの場合、遺される家族の生活費を用意する目的で加入します。
無解約返戻金型収入保障保険
収入保障保険は、保険期間中の万一(死亡・高度障害)の際や要介護状態になってしまった場合、毎年や毎月などの決まったタイミングで給料と同じように一定額を受け取れる保険です。定期保険と同様に、多くの場合、遺される家族の生活費を用意する目的で加入します。
定期保険では、保険期間中の保険金額が一定ですが、収入保障保険の場合は保険期間が経過するのに応じて受け取れる保険金額の総額が下がります。その分、一般的な定期保険と比べて保険料を抑えられる仕組みです。また、年金の受取回数には、2年や5年などの最低保証があります。
なお、保険によっては年金ではなく一時金で受け取れる場合もありますが、受取総額は年金形式と比べて少なくなるのが一般的です。
無解約返戻金型医療保険
医療保険とは、保険期間中に入院や手術が必要になった場合、公的医療保険制度とは別に保障を受けられる保険です。
入院したときに受け取れる入院給付金は、一般的には、「日額5,000円」というように1日ごとの給付金額が決まっているものや、日数にかかわらず一時金で受け取れるものがあります。
給付対象となる入院日数や1回の入院に対する支払限度日数、保険期間通算の支払限度日数も医療保険によって異なるので、よく確認しましょう。
医療保険では多くの場合、必要な保障を自由に選択できます。公的医療保険制度の対象外となる先進医療や三大疾病などに備えることも可能です。
※公的医療保険制度に関する記載は2023年10月現在の制度に基づくものであり、将来変更される可能性があります。
無解約返戻金型がん保険
がん保険とは、保険期間中にがんでの入院や通院、手術があった場合に保障を受けられる保険です。
がん保険の給付金には、入院給付金や手術給付金のほか、がんと診断されたときにまとまった金額を受け取れる「がん診断給付金」もあります。
保険期間を通じて1度のみ受け取れるもの、給付条件を満たせば何度でも受け取れるものなど、がん保険によって異なるのでよく確認しましょう。
また、金銭面以外で専門知識をもつ相談員がサポートしてくれる保険や、がんを経験された人向けの保険など、さまざまながん保険があります。
なお、がん保険では、3ヵ月間または90日間の免責期間中にがんと診断されても給付は受けられません。免責期間中にがんと診断された場合、一般的に保険契約は無効となります。
無解約返戻金型のメリット
無解約返戻金型保険の主なメリットは、以下のとおりです。
- 解約返戻金がないため保険料が割安になっている
- 保障の条件を満たした場合に大きな保障を受けられる

無解約返戻金型保険は、解約返戻金をなくすことで保険料を抑える仕組みの保険です。保障内容が同じ場合、一般的な定期保険や低解約返戻金型の保険よりも保険料が割安に設定されています。
万一に備えたいとき、保障を大きくするほど保険料の負担も大きくなるのが一般的です。無解約返戻金型なら、解約返戻金がある保険よりも割安な保険料で大きな保障を用意できます。
ほかの金融商品で資産形成をしており、単純に保障だけを得たい人などに適した保険です。
無解約返戻金型のデメリット
一方、無解約返戻金型保険を検討する際は、支払事由が発生しなければ、原則として受け取れるお金はない点に注意しましょう。
無解約返戻金型の保険には、解約時の解約返戻金や満期時の満期保険金がありません。支払事由が発生しなければ原則として受け取れるお金はないので、資産形成をしたい人には不向きです。
また、解約返戻金をもとにお金を借りられる「契約者貸付」が利用できない点も知っておきましょう。
「明治安田生命じぶんの積立」は幅広い目的に備えたい人におすすめ
「明治安田生命じぶんの積立」は、旅行や趣味、結婚資金などさまざまな目的に備えられる積立保険です。
月々5,000円から積み立てができ、保険料の払込みが5年間で終了するので、無理なくはじめられます。資産形成をしたいけれど、高い保険料は払い込めない人にもおすすめです。
保険としての安心も備わっており、保険期間中に万一のことがあったときは「死亡給付金」、不慮の事故の日から180日以内に死亡したときや所定の特定感染症により死亡したときは、既払込保険料の1.1倍の「災害死亡給付金」が受け取れます。
また、いつ解約しても解約返戻金の返戻率は100%以上なので安心です。
さらに、「明治安田生命じぶん積立」は、一般生命保険料控除の対象です。ご加入時の診査・健康状態の告知は不要ですので、ぜひご検討ください。
※明治安田生命じぶん積立をご検討・ご契約いただく際には、「ご案内ブックレット」を必ずご確認ください。
まとめ
無解約返戻金型とは、解約時の返戻金がない分、月々の保険料が割安になっている保険です。主に、定期保険、収入保障保険、医療保険、がん保険などがあります。
無解約返戻金型保険のメリットは、割安な保険料で大きな保障を用意できることです。一方、支払事由が発生しなければ原則として受け取れるお金はないため、資産形成をしたい人には向いていません。
無解約返戻金型の仕組みや一般的な保険との違いを理解し、目的にあった保険を選びましょう。
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