
定期保険とは?種類や
メリット・デメリット、
おすすめな人を解説
定期保険とは、保険期間中に死亡あるいは高度障害状態になった場合に保険金を受け取れる保険です。受け取り方や受け取る条件によって、平準定期保険や収入保障保険などのいくつかの種類に分かれています。
定期保険のメリットやデメリット、定期保険と同じく生命保険の一種である終身保険との違いについてまとめました。
また、どのような人に定期保険・終身保険が向いているのかについても説明します。万一のときに家族の生活を支えるためにも、ぜひ参考にしてご自身にあう生命保険を見つけてください。
※本記事は、2023年8月現在の内容です。

定期保険とは?
定期保険とは、保険期間中に死亡あるいは高度障害状態になった場合に所定の保険金を受け取れるタイプの保険です。原則として、満期保険金はなく、保険料は掛け捨てとなります。
保険金は一時金としてまとめて受け取るタイプや、年金形式で受け取るタイプがあります。保険商品や契約内容によって受け取り方や保険金額が異なるため、加入前に確認しておきましょう。
定期保険の種類
定期保険は、受け取り方や受け取る条件などによっていくつかの種類に分けられます。主な種類としては、次のものが挙げられます。
- 平準定期保険
- 収入保障保険
- 逓減定期保険
それぞれの特徴を紹介します。
平準定期保険
平準定期保険とは、保険期間内なら、どのタイミングで保険金請求の事項が生じても一定額の保険金を受け取れる定期保険のことです。定額定期保険とも呼ばれます。
保険料は、保険期間中一定です。保険商品によっては特約をつけることで、保障内容を充実できることもあります。
収入保障保険
収入保障保険とは、保険期間内に死亡あるいは高度障害状態になると、満期時まで年金を受け取れるタイプの定期保険のことです。
年金の受け取りには最低保証があり、満期を越えても受け取れる場合があります。たとえば、保険金が毎月10万円支給され、最低保証が2年間の収入保障保険に加入したとしましょう。満期の6ヵ月前に保険金請求事項が生じると、満期までの6ヵ月間に加え、満期後の18ヵ月間は毎月保険金を受給できます。
なお、収入保障保険も、平準定期保険と同じく満期保険金はありません。掛け捨てタイプの保険のため、貯蓄目的としては活用できません。
逓減定期保険
逓減定期保険は、平準定期保険と同じく保険料が保険期間中一定で、満期保険金の設定はありません。また、基本的には保険金は一括で受取ります。
逓減定期保険の特徴は、保険金請求事項が生じたタイミングによって保険金の金額が変わる点にあります。
保険期間中、早い時期に保険金請求事項が生じると保険金の金額が高額になり、保険期間が終わりに近づくにつれ保険金額が逓減します。
定期保険のメリット
定期保険には次のメリットがあります。
- 終身保険等と比べて、少ない保険料で多くの保険金を受け取れることがある
- 契約がシンプルでわかりやすいものが多い
- 契約対象の年齢幅が広い
それぞれ見ていきましょう。

終身保険等と比べて、少ない保険料で多くの保険金を受け取れることがある
定期保険は満期保険金がないため、保険期間中に死亡や高度障害状態などの保険金請求事項が生じない限り、保険金は受け取れません。
しかし、その分、保険料は低く抑えられている点が特徴です。同じく生命保険の一種である養老保険や終身保険と比べると、一般的に少ない保険料で多くの保険金を受け取れる傾向にあります。
契約がシンプルでわかりやすいものが多い
定期保険は、保険期間と契約期間が同じであることが一般的です。シンプルでわかりやすいため、生命保険が初めての人にも加入しやすいでしょう。
また、平準定期保険なら、保険金請求事項がいつ生じても受け取れる保険金は一定で、さらにわかりやすくなります。保険金の金額があらかじめわかっていると、万一の際にも計画的に備えやすくなります。
契約対象の年齢幅が広い
契約対象の年齢幅が広い点も、定期保険の特徴です。保険商品にもよりますが、0~85歳程度まで対応しているものもあります。
ただし、更新と新規契約では対象年齢が異なることもあるため、注意が必要です。一般的に、新規契約が可能な年齢の上限は、更新可能な年齢の上限よりも低く設定されています。
定期保険のデメリット
メリットの多い定期保険ですが、いくつか注意すべき点もあります。主なデメリット以下のとおりです。
- 定期保険には貯蓄性がない
- 契約を更新すると保険料が高くなることがある
- 解約返戻金がないことが一般的
それぞれについて見ていきましょう。
定期保険には貯蓄性がない
定期保険は原則として掛け捨てです。そのため、保険期間中に死亡あるいは高度障害状態にならない場合は、保険金は受け取れません。
保険に貯蓄性を求める人は、養老保険や終身保険を選びましょう。
契約を更新すると保険料が高くなることがある
定期保険の保険料は、加入時の年齢によって決まることが一般的です。年齢が高くなると死亡する確率が高くなるため、保険料も高額になります。
そのため、保険契約を更新する際は、保険料が高くなることがあります。保険料が割高に感じる場合は、ほかの保険商品への見直しも検討してみましょう。
解約返戻金がないことが一般的
定期保険は、途中で解約しても解約返戻金がないことが一般的です。そのため、途中で解約しても受け取れるお金はありません。
定期保険のなかには解約返戻金の設定があるものもありますが、解約返戻金のない保険と比べて保険料が高めの傾向にあります。
定期保険と終身保険の違い
終身保険も、定期保険と同じく、保険期間中に死亡あるいは高度障害状態になると保険金を受け取れる生命保険の一種です。
保険の種類 | 定期保険 | 終身保険 |
---|---|---|
保険期間 | 有期 | 一生涯 |
解約返戻金 | 基本的には無し | 有り |
保険料 | 一般的に終身保険と比べ低め | 一般的に定期保険と比べ高め |
保険期間が有期の定期保険とは異なり、終身保険の保険期間は一生涯です。死亡あるいは高度障害状態にならない人はいないため、終身保険はかならず保険金を受け取れる保険といえます。また、終身保険には解約返戻金もあります。
ただし、保険金を必ず受け取れることから、終身保険の保険料は一般的に定期保険と比べると割高な設定です。
定期保険と終身保険どちらがおすすめ?
何を重視するかによって、加入に適切な生命保険の種類は異なります。定期保険と終身保険はそれぞれどのような人におすすめか、具体的に紹介します。
定期保険がおすすめな人
定期保険は、次のいずれかに当てはまる人におすすめです。
- 保険料を抑えたい人
- 少ない払込保険料で、多くの保険金を受け取りたい人
- 特定の期間のみ、保障を受けたい人
定期保険は保険料が低く設定されています。また、子どもの教育費がかかるときなど、一定の期間のみ保障を受けたい人にも適しています。
終身保険がおすすめな人
終身保険は次の人におすすめです。
- 掛け捨ては避けたい人
- 一生涯にわたる保障が欲しい人
- 解約返戻金を受け取りたい人
保障に加えて、解約返戻金や満期保険金を受け取りたい方は終身保険がおすすめです。死亡時には保険金をかならず受け取れるため、家族にまとまった金額を遺したい人や、ご自身の葬儀代を準備しておきたい人にも適しています。
迷ったときは
「明治安田生命じぶんの積立」も検討してみよう
終身保険は保険金をかならず受け取れる保険ですが、払込保険料の総額よりも受取額が少なくなる可能性もあるため注意が必要です。とりわけ早期に解約したときや、医療保障などがついている保険などでは、払込保険料より受取額が少なくなる傾向にあります。
払込保険料の総額より受取額が少なくなることを避けたい人には、「明治安田生命じぶんの積立」がおすすめです。
「明治安田生命じぶんの積立」は、受取率※も返戻率も100%以上のため、どのタイミングで解約あるいは保険金請求事項が生じても、受け取れる金額が払込保険料の総額を下回ることはありません。
また、保険料の払込期間が5年と短く設定されている点も「明治安田生命じぶんの積立」の特徴です。
- 保険料の払込みは5年間
- 保険期間は10年間
- 加入時の告知は原則不要
- 満期保険金・解約返戻金あり
満期保険金の使途は自由です。子どもの進学費用や旅行資金など、自由に計画を立ててみてはいかがでしょうか。
※受取率とは、払込保険料の累計額に対する満期までの受取総額の割合をいいます。
まとめ
定期保険は掛け捨ての保険です。少額の保険料で高額の保険金を受けられる可能性があり、契約がシンプルでわかりやすいものが多いです。また、契約対象の年齢幅が広い点もメリットの一つです。
ただし、保険金請求事項が発生しなければ、保険金をまったく受け取れない場合もあります。そのため、貯蓄性を重視する人には養老保険や終身保険がおすすめです。
どの保険を選ぶか迷う場合は「明治安田生命じぶんの積立」もご検討ください。保険料の払込期間が短いため、気軽に始められます。
※明治安田生命じぶんの積立をご検討・ご契約いただく際には、「ご案内ブックレット」を必ずご確認ください。
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