学資保険の満期はいつ?
時期や満期保険金の金額を設定する際の注意点を解説

学資保険を検討するにあたり、気になるポイントが満期のタイミングや受取金額です。

子どもの教育費の備えとして、いつ、どれくらいの金額を受け取れるように設定しておけばいいのか、悩む人も多いかもしれません。

学資保険によっては、満期の前に進学などの節目にあわせて教育資金を受け取れるタイプもあり、ライフプランを見据えた計画を立てる必要があります。

この記事では、学資保険の概要とともに、満期の設定、満期保険金や教育資金の考え方をわかりやすく解説します。

学資保険の満期とは?

生命保険の満期とは、保険期間が満了して保険の保障を終える時期です。

ただし、定期保険の満期は契約の終了とともに更新が必要な時期を意味するのに対して、貯蓄型の保険である学資保険はあらかじめ定めた契約期間の終了を表します。

学資保険は通常、17歳や18歳、22歳など、被保険者である子どもの年齢で満期を設定して、満期を迎えると満期保険金を受け取れる仕組みです。

学資保険の満期はいつに設定すべき?

学資保険の満期の時期は、保険会社や商品により異なります。なかには契約者がいくつかの選択肢から満期の時期を選べるタイプもあります。

教育費のかさむ大学進学や大学在学中にあわせて、満期を設定する学資保険が多いです。

17歳や18歳を満期にすると、受験費用や入学金、初年度授業料、新生活の準備など、大学入学にかかる費用に備えられます。

一方、21歳や22歳を満期にすると、大学進学時期の費用に加え、卒業までに必要な授業料や生活費を準備できます。

満期を設定する際は、実際にお金が必要になるタイミングを見据えて、いつ満期保険金を受け取りたいか考える必要があります。

子どもが3月生まれの場合、学資保険で大学の入学費用を用意しようと考えるなら、18歳満期にすると間にあわない恐れがあるので17歳満期としておくといいでしょう。

満期の前に教育資金を受け取れる学資保険もある

学資保険には、満期より前に一時金を受け取れるものもあります。子どもの小学校や中学校、高校の入学時、大学入学や在学中の毎年度など、子どもの成長の節目にあわせて受け取れます。商品によって教育資金やお祝い金、学資金と呼び方が異なります。

満期保険金のほかに一時金を受け取れる学資保険なら、満期保険金受取前のタイミングで必要になる教育費にも対応できます。

学資保険の満期保険金はいくらに設定すべき?

学資保険は子どもの教育費、主に大学進学にかかる費用の準備が目的です。そのため、満期保険金の金額を考える際には、大学進学にいくらかかるのか把握しておくことが重要です。

国公立・私立・学部など、進学先によって大学進学にかかる費用は異なります。国立大学の場合、平均的な学費は年約115万円、生活費は年約66万円で、平均で年約181万円が必要です(※1)。さらに、下宿になれば、家賃などの仕送りで家計の負担が大きくなる可能性があります。

こうした費用は1度に支払うわけではありませんが、入学時や進級時などまとまったお金がかかりやすくなる時期にも注意が必要です。

たとえば、大学の入学金だけでも国立大学で28.2万円(※2)、私立大学で平均約25万円(※3)を納めなければなりません。

大学進学にかかる費用とともに、とくにまとまったお金が必要なタイミングに注目して、満期保険金や教育資金の金額を考えるといいでしょう。

※1出典:日本学生支援機構「令和2年度学生生活調査結果」
※2出典:文部科学省「国立大学と私立大学の授業料等の推移」
※3出典:文部科学省「私立大学等の令和元年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」

学資保険で満期保険金を設定する際の注意点

学資保険で受け取る満期保険金を設定する際は、これだけあれば安心と思う金額を設定すればいいわけではありません。

満期保険金を設定する際に、注意しておかなければならないこともあります。

受取りのタイミングにあわせた金額を設定する

学資保険は教育費を準備するための保険ですが、何に使う予定で、いつまでに準備するのかなど、具体的なライフプランから満期や受取金額を設定して、タイミングよく受け取れる設定にすることが大切です。

たとえば、家計に負担がかかりやすい大学入学時に焦点をあわせるなら、17歳あるいは18歳に一括受取りするのもいいでしょう。

大学の入学から卒業までにかかる学費を学資保険でバランスよく賄いたいなら、満期保険金と教育資金で分割して受け取るほうが安心です。

満期保険金を高く設定すれば保険料の負担が増える

学資保険は、払い込んだ保険料の総額に設定された受取率(※)を乗じた金額を、満期保険金や教育資金として受け取る仕組みです。つまり、満期保険金や教育資金の設定金額を増やせば増やすほど、それだけ保険料の負担が大きくなります。

教育費の準備が目的であっても、学資保険で教育にかかる費用のすべてを補うわけではありません。

実際の学資保険の契約では、大学の入学年度にあわせて約200~300万円の総受取金額を想定し、家計に負担にならない月々約1~2万円の保険料で設計する家庭が多いようです。

満期保険金や教育資金を考える際は、家計に負担にならない範囲で払える保険料に抑えておくことも重要です。

※受取率とは、払込保険料の累計額に対する満期までの受取総額の割合をいいます。

途中で解約すると受取金額が大きく減る

学資保険を途中解約すると、その時点まで払い込んだ保険料に応じた解約返戻金を受け取れます。しかし、多くの場合、解約返戻金は払込保険料の総額を下回ります。

そのため、満期を前に解約する事態にならないように、無理なく払える保険料での設定が大切です。

保険料の払込みが難しい場合は、保険料の払込みを停止して「払済保険」にするなど、解約を回避できるケースもあります。

子どもの大学進学に備えるなら「明治安田生命つみたて学資」がおすすめ

子どもの教育費でも、とくに大学進学に向けて教育費の準備を検討中なら、「明治安田生命つみたて学資」がおすすめです。

「明治安田生命つみたて学資」は、大学4年間を通じて、教育資金3回と満期保険金1回、計4回に分けてお金を受け取れます。

「明治安田生命つみたて学資」はお子さまの出生予定日の140日前からお申込みいただけるため、積み立て期間を長く確保できます。

そのため、毎月の保険料負担を抑えられるのも魅力です。また、ご契約者に万一のことがあれば、保障はそのままに保険料の払込みが免除されます。

大学在学中にかかる費用をバランスよく準備したい、保障を準備しながら教育費に備えたい人におすすめです。

まとめ

学資保険の満期は、大学進学にあわせた17歳あるいは18歳、21歳あるいは22歳に設定するのが一般的です。満期保険金を使う目的に応じて、満期の時期を決めるといいでしょう。

また、満期保険金のほかに教育資金を受け取れる学資保険もあるので、お金が必要になるタイミングや家計にあった商品を選ぶことも大切です。

大学進学にかかる費用を準備したいなら、「明治安田生命つみたて学資」がおすすめです。

大学4年間に教育資金と満期保険金を計4回バランスよく受け取れるので、お子さまの大学生活のサポートに最適です。

※保険商品をご検討・ご契約いただく際には、「ご案内ブックレット」を必ずご確認ください。

募Ⅱ2300979ダイマ推

コラム一覧に戻る