生命保険は何歳から入るのが
一般的?世代別加入率から
検討すべきタイミングを解説

就職や一人暮らし、結婚などのタイミングで「そろそろ生命保険に入った方がいいのだろうか」と迷っている人は多いのではないでしょうか。

この記事では、生命保険には何歳から加入するのがいいのか、世代別の加入率や生命保険を選ぶポイントなどをあわせてご紹介します。生命保険の加入を検討している人はぜひ参考にしてください。

生命保険は何歳から入るのが
いいタイミング?

生命保険への加入を検討すべきタイミングはライフステージが変わったときです。就職・結婚・妊娠・出産・マイホーム購入・退職など、ライフイステージが変わると必要な保障も変化するため、新規加入や保障内容の見直しを検討するタイミングとなります。

ここでは、生命保険に加入するきっかけとなりやすい3つのタイミングをご紹介します。

就職したタイミング

学生のころは病気やケガをしても親に頼れる場合が多いですが、就職してからは社会人として「自分のことは自分で行なう」という責任感が芽生えるでしょう。

しかし、就職して間もないうちは収入がさほど多くない時期です。病気やケガなどで治療費がかかる場合、収入のなかから治療費を支払うことで経済的に困窮する可能性が考えられます。

そのため、就職したタイミングは、社会保険だけでは不足するかもしれない保障をカバーする目的で医療保険を検討する人が多くなります。

結婚したタイミング

結婚すると、自分だけでなく家族のことも考えて生活しなくてはなりません。特に、結婚をきっかけに夫婦のどちらかが仕事をセーブしたり退職したりする場合は、世帯主に万一のことがあったときに残された家族を守るための死亡保険が必要と考えられます。

すでに生命保険に加入している場合はお互いの保障内容を確認し、不足している保障の追加を検討してみましょう。また、出産を視野にいれている女性は医療保険がおすすめです。

妊娠中は、希望の保険に入れなかったり、保障内容に条件が付加されたりする場合があるため、早めに検討を始めましょう。医療保険では帝王切開での出産も給付対象になる場合が多いため、いざというときにも安心です。

妊娠・出産をしたタイミング

新たな家族が増えるタイミングでは、より十分な保障を考える必要があります。世帯主に万一のことがあっても、子どもが十分な教育を受けられるように死亡保障があると安心でしょう。

以下は、1年間にかかる子ども1人当たりの教育費用の平均額です。なお、費用には、授業料などのほかに給食費や学校外活動なども含まれています。

公立 私立
幼稚園 223,647円 527,916円
小学校 321,281円 1,598,691円
中学校 488,397円 1,406,433円
高等学校(全日制) 457,380円 969,911円

※出典:「平成30年度子供の学習費調査の結果について(文部科学省)」

また、大学の入学費と初年度にかかる教育費や施設費の平均は以下のとおりです。

入学金 年間授業料 施設費用 初年度合計
国立大学 282,000円 535,800円 - 817,800円
私立大学・文系 228,262円 793,513円 150,807円 1,172,582円
私立大学・理系 255,566円 1,116,880円 177,241円 1,549,688円
私立大学・医科歯科系 1,073,083円 2,867,802円 862,493円 4,803,378円

※出典:「令和元年度 私立大学等入学者に係る初年度学生納付金 平均額(定員1人当たり)の調査結果について(文部科学省)」、「国公私立大学の授業料等の推移(文部科学省)」

子どもが成長していくにつれて学費は上がり、自分自身は病気のリスクが大きくなる年齢になっていくため、保障が充実した医療保険もあると安心です。

また、学資保険であれば、契約者である保護者に万一のことがあっても教育費を子どもに残すことができます。

何歳が多い?年齢別の生命
保険の加入率

生命保険に加入するタイミングは人それぞれですが、同じ年代の人がどのくらいの割合で加入しているのか気になる人も多いでしょう。ここでは、「令和元年度 生活保障に関する調査」を参考に、年齢別の生命保険の加入率をご紹介します。

男性 女性
20歳代 58.5% 59.9%
30歳代 82.4% 82.8%
40歳代 91.0% 89.0%
50歳代 86.1% 87.3%
60歳代 82.9% 84.5%
加入者全体 81.1% 82.9%

※出典:「令和元年度 生活保障に関する調査(生命保険文化センター)」

20歳代の加入率は約6割と少なめですが、30歳代になると一気に8割を超えることがわかります。なお、全体の加入率は82.1%でした。

20歳代から生命保険に加入する人が少ない理由

20歳代で生命保険に加入する人が少ない理由は、主に以下のことが考えられます。

  • 独身の割合が多いため、死亡保障の必要性を感じにくい
  • 就職して間もないため、生命保険にお金をかける余裕がない
  • 「まだ若い」という感覚から病気のリスクを実感できない

一方で、6割弱の人は20歳代で生命保険に加入しています。次の章では、どのようなきっかけで加入したのか紹介します。

20歳代・30歳代の人が生命保険に加入したきっかけ

以下は「令和元年度 生活保障に関する調査」で発表されている、生命保険加入のきっかけの調査結果です。

20歳代 30歳代
男性 家族や友人などにすすめられて 33.6% 結婚をしたので 27.1%
就職をしたので 31.1% 家族や友人などにすすめられて 23.9%
勤め先や労働組合など職場ですすめられて 13.9% 子どもが誕生したので 22.3%
女性 家族や友人などにすすめられて 33.3% 結婚をしたので 27.6%
就職をしたので 23.6% 家族や友人などにすすめられて 27.3%
結婚をしたので 12.2% 子どもが誕生したので 22.7%

※出典:「令和元年度 生活保障に関する調査(生命保険文化センター)」

20歳代では就職や結婚、30歳代では結婚や子どもの誕生など、やはりライフステージの変化をきっかけに加入している人が多いことがわかります。

また、「家族や友人にすすめられて」は共通して多い理由でした。身近な人の話を聞いて、病気やケガなどのリスクを改めて考えた人も多いようです。

生命保険に若いうちに加入
するといい理由

前述のとおり生命保険加入のタイミングは人により異なりますが、若いうちに加入するといい理由もあります。

保険料が安い

生命保険の保険料は、基本的に若いうちの方が安くなる仕組みになっています。そのため、同じ保障内容でも20歳代で加入するのと40歳代で加入するのでは、保険料の差が生じます。

特に保障が一生涯続く終身保険の場合は加入している間に保険料が変わらないため、40歳代になってから加入するよりも20歳代で加入した方が保険料総額は少ないケースが多いです。つまり、若いうちに加入するほど保険料総額が少なく済み、保障期間も長くなります。

健康リスクが低いため加入しやすい


一般的に、生命保険に加入する際には、健康状態やこれまでにかかった病気を告知する必要があります。保険会社は告知内容をもとに加入の可否を判断します。告知内容によって加入条件が付加されたり、加入を断られたりする可能性があります。

若いうちは病気の経験がなく、告知する内容がない人も多いでしょう。そのため、希望の条件で生命保険に加入しやすいといえます。

貯蓄が少なくても万一に備えられる

生命保険にはさまざまなタイプがあるため、定期タイプの医療保険や死亡保険に加入することで、貯蓄が少なくても万一に備えられます。

「健康保険があるから大丈夫」と思っている人も多いですが、ケガや病気をした際に健康保険では補えない費用もあります。また、治療などにより仕事を休まざるを得なくなった場合は、収入が減少するリスクも発生します。

若い世代は収入が少ない場合が多く、十分に貯蓄ができていない人も多いでしょう。定期型の医療保険では、一般的に同じ保障内容の場合、終身型よりも割安な保険料で病気やケガにしっかり備えることができます。そのため、若い世代にとっても、生命保険への申込みは有用です。

生命保険を選ぶポイント

生命保険への申込みをしようと思っても、選択肢が多く迷ってしまう人もいるでしょう。以下では、生命保険を選ぶポイントをご紹介します。

目的にあった保険か

生命保険にはさまざまな目的が満たせる商品があるため、まずは自分の加入目的を明確にすることが重要です。

  • 万一のことがあったときに残された家族の生活を守るための死亡保険
  • 病気やケガをした際の治療費負担を軽減させる医療保険
  • 子どもの教育資金を貯めつつ、親権者の万一にも備える学資保険
  • 老後資金を効率的に貯める個人年金保険 など

目的を明確に思い浮かべられない場合は、「何のために」「いつまで」「どのような保障が」「いくら必要か」を一つひとつ考えてみると、加入目的がはっきりするでしょう。

目的にあった保険期間か

保険期間も自身の目的にあわせて選ぶことが大切です。生命保険には主に定期保険と終身保険の2種類の保険期間があります。

定期保険 終身保険
保険期間 一定期間(10年間や60歳までなど) 一生涯
保険料 一般的に同じ保障内容の場合、終身保険に比べ安い 一般的に同じ保障内容の場合、定期保険に比べ高い
解約返戻金 無し 有り(契約期間による)
無解約返戻金型の場合は無し、あってもごくわずか

定期保険は、あらかじめ定められた一定期間を保障するタイプの保険です。基本的に保険料は掛け捨てとなっており、給付金や保険金の支払事由に該当せずに保険期間が終了した場合、受け取れるお金はありません。ただし、一般的に同じ保障内容の場合、終身保険と比べて保険料は割安です。

一方で、終身保険は解約しない限り一生涯保障が続きます。途中解約した場合は解約返戻金が受け取れるため、一般的に同じ保障内容の場合、定期保険と比べて保険料は割高です。

なお、終身保険にも無解約返戻金型の保険があり、その場合は解約返戻金がない、あってもごくわずかなため、返戻解約金がある終身保険より保険料が割安です。

保険に入る目的に応じて、必要な保障期間を選択しましょう。

必要保障額をカバーできる保険金額か

生命保険上の必要保障額とは、被保険者が死亡した時点での「今後、遺族が生活するために必要な金額」から「遺族の収入」を除いた金額のことです。

特に死亡保障を準備する際には、できるだけ必要保障額に近い死亡保障を準備しておくと、万一のときに安心できます。以下のように、必要保障額は家族構成や環境で大きく異なります。

家族構成 年間必要額 平均必要年数
夫婦のみ 世帯主が40歳未満 296万円 23.6年
世帯主が40歳以上59歳未満 292万円 21.9年
子どもあり末子の年齢 乳児 387万円 21.9年
保育園児・幼稚園児 371万円 20.0年
小・中学生 417万円 16.6年
高校・短大・大学生 392万円 15.7年
就学終了 299万円 16.5年
世帯主が60歳以上
夫婦のみ
世帯主が有職 273万円 16.9年
世帯主が無職 247万円 14.0年

※出典:「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査(生命保険文化センター)」

実際には、算出した必要保障額から「社会保障制度から受けられる給付」を差し引いた金額が生命保険で準備すべき死亡保障額になります。

生命保険を申し込む際は、必要保障額を準備できる死亡保障となっているかしっかり確認しましょう。

無理なく払い込める保険料か

保険料は無理なく払い込めるかしっかり検討することが大切です。生命保険で万一の保障を準備することは重要ですが、そのために保険料が家計を圧迫しては本末転倒です。保険料が予算オーバーの場合は、保障内容に優先順位をつけて調整してみましょう。

明治安田生命じぶんの積立
なら、月々5,000円から積み
立て可能

まだどの保険に入るか悩んでいる人は、明治安田生命じぶんの積立から始めてみてはいかがでしょうか。

明治安田生命じぶんの積立なら、月々5,000円から積み立てでき、保険料の払込みは5年間で終了するため気軽に始められます。

満期時の受取率(※)は103%(保険期間は10年間)、いつ解約をしても解約時の受取率は100%以上のため、解約返戻金が払い込んだ保険料を下回る心配がありません。さらに死亡給付金は既払込保険料と同額、災害死亡給付金は既払込保険料の1.1倍となります。

※受取率とは、払込保険料の累計額に対する満期までの受取総額の割合をいいます。

まとめ

生命保険の加入率は20歳代で約6割、30歳代では8割以上です。多くの人が就職や結婚、妊娠や出産などをきっかけに加入しています。

そろそろ生命保険に入るべきかと考えている人は、ライフステージが変わるタイミングで加入を検討してみましょう。

どの保険に入るか迷っている人は、明治安田生命明治安田生命じぶんの積立から始めてみてはいかがでしょうか。

月々5,000円から積み立てでき、保険料のお払込みは5年間で終了するため気軽に始められます。保険を始める第一歩として、ぜひご活用ください。

※保険商品をご検討・ご契約いただく際には、「ご案内ブックレット」を必ずご確認ください。

募Ⅱ2201898営企

コラム一覧に戻る