明治安田生命×J.LEAGUE

地元の元気プロジェクト
地元の元気プロジェクト

カターレ富山

カターレ富山選手 ©J.LEAGUE

2020/12/25

みんなの地元魅力紹介「富山編」
澄み渡る海と雄大な山々が美しい

豊かな水の恵みで「住みつづけたい街」No.1

地元の魅力を紹介していく28回目は、カターレ富山の椎名伸志選手とともに、地域ならではのグルメや注目スポットを訪ねます。

3,000m級の雄大な山々が連なる立山連峰を望み、その雪解け水が流れ込む水深1,000m超の富山湾は「天然のいけす」と評されるほど豊富な魚介類を育む富山県。変化に富んだダイナミックな地形で、環境省の調査によると、人の手が加わっていない自然の度合いを表す「植生自然度」は本州一と、美しく豊かな自然環境に恵まれています。海越しに北アルプスの山々を眺められる場所は全国でも富山だけ。その絶景を写した写真は「富山の本気」シリーズとして今年SNSで話題になりました。椎名選手も「晴れの日に見える立山連峰の剱岳と町並みの融合が言葉に表せないほど美しい」と話します。

“語れ・歌え・勝て”
県民と歩む「カターレ富山」

富山街並み

カターレ富山は、富山市を中心とする県内全域をホームタウンとし、2007年に発足。2009年にJリーグに加盟しました。チーム名の「カターレ(Kataller)」は、愛するチームをともに“語れ”、“歌え”(イタリア語の「カンターレ(cantare)」)、そして“勝て”(富山の方言である「勝たれ」)という意味が込められており、併せて、頂点を目指して富山県民と肩(カタ)を組んでともに「行こう」(フランス語の「アレ(aller=行く)」)というチームの姿勢を表しています。チームエンブレムには立山連峰と富山湾、富山県の県花であるチューリップがあしらわれています。

椎名選手は、サッカー強豪である流通経済大学を卒業後、松本山雅FCを経て、2015年にカターレ富山に期限付き移籍。直後から試合に出場しましたが、試合中に全治8カ月の重傷を負い、1年以上の欠場を余儀なくされました。翌年に見事復帰し、2017年にはカターレ富山に完全移籍しています。

将軍家にも献上された
伝統の味の富山名物

ますのすし

富山県の郷土料理といえば、外せないのが「ます寿司」。木製の曲物の底に笹を敷き、マスを酢飯とともに詰め、重石をして作られます。駅弁としても全国に広く親しまれており、「マスが肉厚ですごくおいしい!」と椎名選手も太鼓判を押す名品です。
その歴史は300年以上。江戸時代に富山藩の献上品として将軍家に献上されていました。現在、県内には約40社のメーカーがあり、「ます寿し」「ますのすし」「鱒寿司」など呼び方はさまざまですが、いずれも同じものを指します。マスの味付けや厚み、並べ方、米の炊き方や酢飯の酸味など製法はメーカーごとに異なり、バリエーション豊か。椎名選手によると「富山県民は好みによって“推し”のお店がある」そうです。

椎名選手とますのすし©KATALLER TOYAMA

椎名選手のご贔屓の店が、県外でも広く知られる「ますのすし本舗 源」の「ますのすし」。江戸時代に富山市で料亭として創業し、明治時代には鉄道開通とともに、国鉄富山駅での弁当や菓子の製造販売業の認可を得ました。そして「ます寿司のおいしさを、富山を代表する食に育てたい」という思いから、富山駅弁「ますのすし」が誕生したのです。今では駅だけでなく、百貨店やスーパーなどでも販売され、広く流通するようになりましたが、その“源”になったのが、同社の「ますのすし」でした。

天然笹と地元素材
こだわりの「ますのすし」

特選ますのすし

「源」の「ますのすし」の特徴は、ほどよく脂がのったマスと、富山県産米をブレンドした酢飯、緑が濃く香りのよい天然笹を使っていること。おいしさと色彩が調和した、昔から変わらない安定の味わいです。米は酢飯に合わせてブレンドし、日々の気温によって水の分量や炊き時間を調整。炊飯器も最新のものを導入し、合わせ酢の配合も季節に応じて微妙に変えているそうです。笹も香りのよい若葉のうちに収穫し、冷凍保存して使用。マスも、「ますのすし」にしたときに最も美味しくなるように、適した旨味と脂のりのマスを仕入れるというこだわりがあります。

世代を問わず愛される
おいしさの秘密

ますのすしミュージアム

「お客さまに喜ばれる商品を作り続けたいという思いは昔から変わりません。食材は安心安全を一番に考え、子どもからお年寄りまで愛される商品になりました」と話すのは、営業本部の中村美香さん。「ますのすし」の並べ方にもこだわりがあり、中心部に脂身である腹身の部位を置き、端には脂が少なめの身をのせています。これは、ケーキのように放射状にカットした際、ひと口目に旨味やコクを感じてもらい、その後はさっぱり後味よく食べられるような配慮によるものだそう。切り方も、笹をめくらずに笹ごと切り分けると、笹の香りがよりなじむそうです。

さらに、富山市郊外にある「源」の本社工場には、歴史や製法を紹介する「ますのすしミュージアム」を併設。工場見学や手作り体験ができるほか、伝統の手仕事も見られ、レストランや販売コーナーもあります。なんと、椎名選手もカターレ富山のファンクラブ会報誌の特集「ぶらり富山旅」で「ますのすし」作り体験をしたのだそう。富山に来て以来、それほど食べる機会がなかったそうですが、貴重な体験とともにおいしくいただいたことが、椎名選手が「源」を推すゆえんになったとか。

立山連峰の雪どけ水を使用し
熟練の職人が手作り

ますのすし工場

工場では立山連峰から流れる雪どけ水をくみ上げて使用。熟練した職人たちが、笹を手際よく一枚一枚並べたりと、手作業で作り上げていきます。なんと、多い日には1日2万食以上も製造しているのだとか。消費期限は製造から48時間。作りたてもおいしいのですが、中村さんのおすすめは1日経って旨味が酢飯にしっかりと染み込んだものだそう。実際に食べ比べてみると、違いがわかって面白いそうですよ。

ますのすし本舗 源

  • 住所:富山県富山市南央町37-6
  • 電話番号:076-429-3100
  • 営業時間:9:00~17:00

「天然のいけす」がもたらした
多様な魚のかまぼこ文化

棒S

「かまぼこ」も富山で忘れてはならない名品のひとつです。もともと「天然のいけす」と称される富山湾で一年を通して豊富に漁獲される、アジやトビウオ、カマス、タチウオ、ニギス、スケトウダラなど近海魚を原料に発展しました。豊かな海の恵みがあったからこそ、独自のかまぼこ文化が育まれたのです。富山では、婚礼の引出物もかまぼこが定番。持ち帰ったかまぼこを切り分け、親戚縁者や近所に配ることで承認の輪を広げる意味があるのです。そのため、鯛や鶴亀、富士山など縁起物をかたどったものが好まれ、今ではカラフルで華やかなかまぼこがお土産や贈答品としても親しまれています。

北陸を代表するかまぼこ専門店のひとつが、創業70有余年の「河内屋」。機械生産だけによる大量生産・大量販売ではなく手作りにこだわる名店です。伝統の「細工かまぼこ」で数々の賞も受けてきましたが、常に新しい努力と挑戦で斬新なかまぼこを誕生させてきました。そのひとつが「棒S(ボウズ)」。上質な白身魚のすり身を使い、1本1本丁寧に仕上げたスティック状のかまぼこです。おもてなしの精神にあふれた製品やサービスを全国から発掘し、世界に紹介していくためのプロジェクト「おもてなしセレクション」で3年連続金賞を受賞し、「お酒のおつまみに最高」と椎名選手。5種類の味が揃っており、おすすめは「元祖スティックチーズ」だとか。県外の人へのお土産としても愛用しているそうです。

鮨蒲本舗 河内屋

  • 住所:富山県魚津市駅前新町9-12
  • 電話番号:0765-24-0381
  • 営業時間:9:00~18:00(電話受付 9:00~17:00)

落差日本一!
富山を代表する絶景

称名滝

観光名所も豊富な富山。椎名選手が県内で最初に訪れたのが、称名滝(しょうみょうだき)です。「ダイナミックな滝が流れ落ちる光景は圧巻!立山連峰に囲まれたマイナスイオンたっぷりの大自然は最高で、運がよければ虹が見えることも。駐車場から称名滝までは少し歩くのですが、大迫力の滝が見えてきた時、テンションがあがります」と椎名選手。主峰・雄山を源に水煙を上げながら称名峡谷を4段になって一気に流れ落ち、落差は日本一の350mで、国の名勝、天然記念物に指定されています。
迫力ある大瀑布を見るには、称名橋対岸の滝見台園地からがおすすめ。立山連峰の雪解け水が多く流れ込む春から夏にかけてが絶好のタイミングで、とくに春は称名滝の右側にハンノキ滝が現れ、ふたつの滝を眺めることができます。さらに水量が増すと、いくつもの小さな滝が現れる珍しい光景に出合えることも。渓谷が赤や黄色に染まる秋の鮮やかな紅葉もお見逃しなく。

称名滝

  • 住所:富山県中新川郡立山町芦峅寺
  • 電話番号:076-462-1001(立山町観光協会)

PROFILE

椎名 伸志 ©J.LEAGUE

椎名 伸志 SHIINA NOBUYUKI

背番号
22
ポジション
ミッドフィルダー
身長・体重
166cm/60kg
出身地
北海道
前所属チーム
松本山雅FC
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