明治安田「ESG評価サービス」

~地域を支える企業のSDGsの達成に向けた取組みをサポート~

当社は、株式会社SDGインパクトジャパンとの業務提携に基づく協働取組みの一環として、シンガポール発のスタートアップ企業RIMM Sustainability Pte Ltd.(以下、「RIMM社」)が展開するESG評価ツール「RIMM(リム)」を活用し、企業向けに「ESG評価サービス」(以下、「当サービス」)を提供しています。

サービス提供の背景

SDGsは企業に対し、「本業を通じて持続可能な社会の実現に貢献すること」などを求めています。企業経営にSDGsを活用することは、結果的に企業にとってプラスの効果をもたらすと言われており(注1)、SDGsの達成に積極的な企業の割合は5割を超え、その7割が「企業イメージの向上」など、SDGsへの取組みによる効果を実感(注2)しています。

一方、企業規模が小さいほど、「どのように対応すればよいかわからない」や「人材面・費用面での余裕がない」こと等がSDGsを推進するうえでの課題となっていると指摘(注3)されており、こうした課題を抱える企業にSDGsへの取組みのきっかけを提供し、対応方針の策定等にご活用いただきたいという想いから、当サービスの提供を開始しました。

(注1)環境省「持続可能な開発目標(SDGs)活用ガイド」

(注2)(注3) 株式会社帝国データバンク「SDGsに関する企業の意識調査」(2023年7月)

サービス概要

SDGsの達成に向けて、業界・業種ごとに取り組むべき重要なESG項目を特定し、最適化された質問に回答いただくことで、各ESG項目への取組状況をスコア化し、推奨する取組みを一覧化したものを「ESG評価レポート」として提供いたします。
さらに、ESGの取組みについていっそうの強化を希望する企業に対しては、評価結果に基づく課題解決を支援するパートナー企業の紹介も行なっております。

「ESG評価サービス」ご利用の流れ

(ステップ1)
利用申込
お申込み時に、業界・業種などESG評価に必要な情報をご提供いただきます
(ステップ2)
アンケート回答
業界・業種にあわせて設定したESGに関する質問に回答いただきます
(50問~70問程度)
(ステップ3)
レポート作成
回答内容に基づき評価を行ない、各ESG項目への取組状況のスコアや推奨する取組みを一覧化した「ESG評価レポート」を提供いたします

健康経営認定支援サービス

健康経営®の実現に向けて、「健康経営優良法人」の認定取得までのさまざまな取組みをお手伝いいたします

健康宣言の発信や目標設定等、健康経営®を始めるうえで土台となる取組みについて、実践的なフォローをいたします

従業員の健康保持・増進の取組みを促進する担当者を、継続的にバックアップします

健康相談や健康管理の実践に役立つさまざまなコンテンツ・情報を提供します

脱炭素化支援サービス

脱炭素化支援プラットフォーム 「CARBONIX」を活用し、GHG排出量の算定から脱炭素化に向けた目標、削減計画の策定から実行まで一気通貫に伴走支援するサービスを提供します

女性向けキャリア教育
サービス

「女性管理職への意識づけ」や「女性社員のモチベーション向上」に課題のある企業に向けた、研修サービスによる将来の女性リーダー育成をサポートするサービスを提供します

サイバーセキュリティ対策
サービス

標的型メール訓練サービスやクイックスキャンサービスなど、企業や組織が直面する外部からのサイバー攻撃への対応を支援する各種サービスを提供します

BCP対策サービス

BCP(事業継続計画)のはじめの一歩として、「初動対応マニュアル」の作成ポイントを解説する無料のウェビナーを紹介します。また、災害発生時の社員・家族の安否確認サービスを提供します

ISO認証取得支援

ISO14001(環境マネジメントシステム)認証取得に向けた支援として、講師派遣型の研修を実施いただけます。企業の状況にあわせて、内容のカスタマイズが可能です

サステイナビリティ推進支援

事業とSDGsを連携させた戦略策定・構築に向けた支援を提供します。また、経営層や新入社員等の階層別およびテーマ別の研修、その他、社内向け勉強会の資料作成支援など、要望に応じた支援が可能です

サービス提供先

当社は、地域の橋渡し役として「社会的なつながり」を提供し、地域のみなさまと各地域の資源・コミュニティをつなげることで、「地方創生の推進」への貢献をめざす「地元の元気プロジェクト」のなかで、「地域を支える企業・団体の持続的成長」を推進しています。
当サービスは、従業員数100人以上1,000人未満の企業を対象に、2024年5月から東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県・愛知県・大阪府で先行展開しており、今後対象の拡大を検討していく予定です。

【明治安田「ESG評価サービス」提供先からいただいた声】

消費者サービス業/従業員数:約800名

営業面に加え、良質な人材確保の観点でも、SDGsへの取組状況を評価される時代になっていると実感している。「ESG評価サービス」を利用し、同業他社との比較によって自社の立ち位置・課題が把握できたことは、今後のSDGsへの取組強化に向け大いに参考になった

「RIMM」の概要

当サービスで使用しているESG評価ツール「RIMM」はシンガポール発のAIを活用した持続可能なテクノロジーの提供企業であるRIMM社により開発されました。RIMMはTCFDなどの国際基準に準拠したESG全領域の質問を業界・業種ごとに最適化し、ESGの取組状況のスコアリングや他社比較から分析レポートの作成までを一貫して行なうことができるツールです。

すでにアジアや欧州を中心に約2,500のユーザーを有し、その功績が認められ、RIMM社は2023年度のESG Fintech100社への選出やシンガポールApexコーポレートサステイナビリティアワード2023を受賞しています。

当サービスでは、当社と業務提携契約を締結している株式会社SDGインパクトジャパンとRIMM社が共同で設立した株式会社RIMM Japanが、日本企業向けにカスタマイズした「RIMM」(日本語版)のESGスコアリング機能を活用しています。

【ESG評価ツール「RIMM」開発者Ravi Chidambaram氏のコメント】

わが社は、人的・金銭的リソースに制約がある企業においても使いやすいツールの展開によって、企業ビジョンである「Sustainability for All」の実現をめざしています。日本企業向けにカスタマイズした「RIMM」が、日本において広く活用され、多くの企業に対してESGへの取組みを始めるきっかけを提供できることを大変嬉しく思っています。

【プロフィール】

インド出身、米国ペンシルベニア大学大学院修了。投資銀行で30年以上、起業家として20年以上の経験を有し、国際的な起業家としてRIMM社を含む多くの企業の設立を主導。さまざまなビジネスをサステイナブルなものに転換させることに情熱を注ぐ傍ら、Yale-NUS College(米国イエール大学とシンガポール国立大学が共同設立したリベラルアーツ・カレッジ)等複数の大学においてサステイナビリティ分野の教授を務める。 RIMM Sustainability Pte Ltd.創業者

【RIMM社の概要】

(1)名称 RIMM Sustainability Pte Ltd.
(2)主な事業内容 ESG評価ツールの開発・販売
(3)設立年月日 2020年3月19日
(4)本社所在地 1 Syed Alwi Road Number 4-02, Song Lin Building Singapore, 207628 Singapore.
(5)代表者 CEO Ravi Chidambaram
(6)公式HP https://rimm.io/

【株式会社RIMM Japanの概要】

(1)名称 株式会社RIMM Japan
(2)主な事業内容 日本版「RIMM」の開発・販売
(3)設立年月日 2021年9月17日
(4)本社所在地 東京都港区虎ノ門一丁目17番1号
(5)代表者 取締役会長 山下 雅史
代表取締役社長 Ravi Chidambaram
(6)公式HP https://www.rimm-japan.com/