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前向きにコツコツ努力して伝えれば、自分自身で変えられる!

明治安田生命 浦和支社 池田 貴子 聴覚障がい

Q.現在担当しているお仕事を教えてください

浦和支社で会計・経費業務を担当しています。職員とのコミュニケーションも多く、「楽しい!」と感じながら働けていることに感謝しています。会社の雰囲気がとてもあたたかいので、入社してからの私は、笑顔が多くなったと感じます。

私は前職では正社員で外資系の銀行に10年勤務していました。産休前はシステムを開発する部門におりました。2人目の子どもの育休明けと同時に更に忙しい部署へ異動になりました。子どもの発熱などで思うように働けず、新しい業務を覚えることも大変でした。通勤に1時間以上かかるため短時間勤務制度を利用していたのですが、任された業務は午前中に終わらせなければならないものばかりでした。ある日、自身の余裕の無さから朝も夜もずっと子どもに怒り続けている自分に気づき、このままでは子どもにも悪い影響を与えてしまうのでは?と不安になり、思い切って転職することにしました。思いついてから行動するまで本当に早かったです。

インタビュー01_1

Q.実際に働いた感想を教えてください

実際に働いて最初に感じたことは仕事が楽しいという気持ちです。採用面接の時に人事の方にも、支社の部長にも「焦らずゆっくり覚えてくれたらいいですからね」と言ってくれた一言がとても大きいと思います。確かに覚えることもたくさんあり、大変な毎日ですが、環境が良いと心にも余裕がでてくるのか、忙しくても苦にならず、どうしたら迅速に対応できるかと考えながら仕事をするようになりました。入社直後は、まずは時間がかかっても教わりながら、一旦手を止めてメモに書いての繰り返しで覚えていきました。耳が聞こえない分、口の動きを見ないと理解できないので、今の自分にできること・できないことをはっきりと伝え、こちらのペースに合わせて仕事を教わりました。そして「今までの職歴ではこんな仕事をしてきました」「仕事をしていくなかで、こんなスキルを身につけました」と小さなことでも分かりやすくアピールしました。

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Q.今後の抱負を教えてください

働いて2年9ヵ月になります。今まで、上位職を目指してコツコツと勉強し、損保一般試験等の資格を取得しました。今年、上位職の登用に挑戦できることになり、今からワクワクしています。昇格して今の仕事の半分以上任されるようになりたいです。スカイプを利用すれば、離れた場所の人とも直接顔を見ながら仕事ができるのでこの機会にどんどん顔を覚えてもらい自分の仕事の幅を広げたいと思っています。

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Q.全国の障がい者のみなさんにお伝えしたいことがあれば、教えてください

職場にはいろいろな人がいますが、私はポジティブであることを大切にしています。それは、自分がやりたいと思うことがあれば諦めないで思いを相手にぶつけてみる、自分から伝えるということです。仕事を始めたばかりの時は、誰でも最初は不安や色々な面で物足りなさを感じると思います。でも、その不安や物足りなさは、入社してから前向きにコツコツ努力して伝えれば、自分自身で変えられることもあると思います。だから、最初の小さな一歩を与えてくれた会社に感謝して、自分なりにコツコツ努力して前向きに頑張ってほしいなと思います。それは後から必ずプラスになることだから。

そして知らず知らずのうちに身についているスキルに気づいた時、諦めなくて良かったと思えるからです。

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上司の方にも伺いました

池田さんが担当している会計・経費業務は、規程が細かくミスを出せない仕事ですが、池田さんは規程をしっかり勉強し、ミスのない正確な仕事をしてくれますのでとても信頼しています。また、周辺業務で突然のお願いをしても、嫌な顔一つせずいつも前向き・ポジティブに仕事をこなしていますのでとても助かっています。

これからも業務の知識をどんどん吸収し、仕事の幅を広げて欲しいと思っています。

これからも明るく元気に頑張ってください!期待しています!!