第73回定時総代会議事録(抄)
開催日時 |
2020年7月2日(木曜日) 午前10時00分 |
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開催場所 |
東京都千代田区丸の内2丁目1番1号 |
議 長 |
取締役代表執行役社長 根岸 秋男 |
総代総数 |
218名(定数222名) |
出席総代数 |
218名(うち委任状による出席213名) |
会議の目的事項
ア.報告事項
- 2019年度事業報告、貸借対照表、損益計算書、基金等変動計算書、連結貸借対照表、連結損益計算書および連結基金等変動計算書報告の件
- 相互会社制度運営に関する報告の件
イ.決議事項
- 第1号議案 2019年度剰余金処分案承認の件
- 第2号議案 定款一部変更の件
- 第3号議案 総代選出規則一部変更の件
- 第4号議案 総代候補者選考委員選任の件
- 第5号議案 取締役11名選任の件
議事の経過の要領およびその結果
定款第23条に基づき議長を務める執行役社長が開会を宣した後、議長から、監査委員会に監査報告を求めたところ、監査委員長・落合誠一取締役から、監査委員会において審議のうえ全員一致の決議をもって監査報告書を作成しており、2019年度の監査結果については、本年5月20日付監査報告書謄本のとおりである旨の監査報告があった。
その後、議長から、報告事項の報告に入る前に、「新型コロナウイルス感染症への当社の対応および新たな経営計画」について、映像を用いた説明があった。
ア.報告事項
12019年度事業報告、貸借対照表、損益計算書、基金等変動計算書、連結貸借対照表、連結損益計算書および連結基金等変動計算書報告の件
議長から、2019年度事業報告として、「2019年度事業報告~MYイノベーション2020の総括~」について、議案書1頁から37頁に記載のとおりである旨の説明があった。
その後、議長から、「2019年度決算の概要」について、映像を用いた説明があった。
2相互会社制度運営に関する報告の件
議長から、総代の定数および総代の選出方法等について、議案書69頁から71頁に記載のとおりである旨の説明があった。
その後、本総代会に先立ち、総代からあらかじめ書面により申し出のあった質問、意見等のうち、代表的な3問につき担当の役員から回答があり、その他の質問、意見等につき議長から書面を用いた回答があった。
- コロナ禍における当社の現状と今後の見通しや、従業員の安全を確保しながら事業を継続・発展させるために、どのような対策を実施しているか説明してほしい。
- 「とことん!アフターフォロー特別計画」について詳しく説明してほしい。
- 新型コロナウイルス感染症の影響で対面業務の方法は転換が必要と思われるが、中期的に経営としてどのようにデジタル・トランスフォーメーション(DX)に対応していくのか説明してほしい。
- 新型コロナウイルス感染症の第2波への対策について説明してほしい。
- 「地域社会との絆」を深める取組みについて、新型コロナウイルス感染症により、イベント型の取組みは制限される。より地域のニーズにあったCSR・CSVを検討するプロジェクトを立ち上げてほしい。
- 2020年度は、営業職員に保険契約の個人目標を設定しないとの記事を目にしたが、すでに個人目標を廃止している金融機関もあるなか、コロナ後を見据えた今後の当社の営業管理のあり方について説明してほしい。
- コロナ禍により、保険に対するお客さまの考え方はどのように変わってきているか。また、対面営業が難しいなか、足元の対応状況と今後の対応の方向性について説明してほしい。
- コロナ禍によるお客さまニーズの変化や想定される経済環境の変動等をふまえた、今後の商品戦略について説明してほしい。
- 新型コロナウイルス感染症による保険金等の請求・支払いの状況を説明してほしい。
- 新型コロナウイルス感染症による長期間の入院や自宅待機により、仕事ができない方が多いが、そのような場合を保障する保険商品があるか説明してほしい。
- 新型ウイルスによる「イベントの中止」や「店舗休業」等を補償する保険があるか説明してほしい。
- 米国では新型コロナウイルスの感染者数が多数にのぼっているが、米国スタンコープ社におけるコロナ禍の影響の程度について説明してほしい。
- 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う経済環境の変化をふまえ、今後どのような投資・運用戦略をとるのか説明してほしい。
- 在宅でのテレワークについて、生産性の観点から、コロナ禍における状況および今後の取組みを説明してほしい。
- テレワークが長引くなか、どのように人事評価(考課)をしているか説明してほしい。
- 低金利環境等が継続しているが、貯蓄性商品を開発する予定があるか説明してほしい。
- 「認知症ケア MCIプラス」の契約年齢範囲が50歳からとなっているが、若年層を対象から外した理由、および今後、この契約年齢を見直す予定があるか説明してほしい。
- ビッグデータやAIツールの広まりとともに、個々の消費者は自らが直面するリスクを早い段階で理解し、将来のリスク抑制に取り組むことができる時代になってきている。そのようななかで、他人から推奨された保険ではなく、自分自身で設計できる個別ニーズに対応した保険商品があるとよいのではないか。
- 保険料増収やマーケットシェア拡大のため、金融機関窓口販売等の貯蓄性商品の開発力強化に向けた今後の取組みについて説明してほしい。
- 一時払いの外貨建て保険について、高齢者は、為替変動を長期間待つなどのリスクヘッジができないと考えるが、契約年齢制限を設けることを検討してほしい(例えば75歳上限)。
- 金融機関窓口で販売している一時払いの外貨建て保険について、保険の契約手続きとあわせて、当該金融機関で新規に外貨預金口座を開設した場合、クーリング・オフの対象に、保険だけでなく外貨預金も含めるべきではないか。
- 認知症関連サービスの現状と課題について説明してほしい。
- 「フレイル」の対策となるサービスの開発を検討してほしい。
- ESG投資について、社会問題の解決に関する債券投資の取組みを説明してほしい。
- スチュワードシップ活動における議決権行使の判断基準および助言会社の利用有無について説明してほしい。
-
現在、「社内」役員に女性がいないが、女性の役員・管理職の登用促進に向けては、
①育児介護の負担を負いやすい女性従業員が働き続けられる環境の整備、
②そのような女性が能力を高める機会の確保、
③無意識のバイアスの除去等の人事評価の公正さの確保、
が必要ではないかと思われるが、これらの課題にかかる当社の方針を説明してほしい。
続いて、議長から出席総代に対し質問、意見等を求めたが、総代からの質問、意見等はなかった。
イ.決議事項
第1号議案 2019年度剰余金処分案承認の件
議長から、2019年度剰余金処分案について、議案書72頁記載の内容の説明および映像を用いた説明があった。
その後議長が、本議案について賛成の者に挙手を求めたところ、賛成218名、反対0名で、原案どおり承認可決された。
2019年度剰余金処分に関する決議の要旨(PDF 86KB)
第2号議案 定款一部変更の件
議長から、定款変更の趣旨および変更の内容について、議案書73頁記載の内容の説明があった。
その後議長が、本議案について賛成の者に挙手を求めたところ、賛成218名、反対0名で、原案どおり承認可決された。
第3号議案 総代選出規則一部変更の件
議長から、総代選出規則変更の趣旨および変更の内容について、議案書74頁から76頁に記載の内容の説明があった。
その後議長が、本議案について賛成の者に挙手を求めたところ、賛成218名、反対0名で、原案どおり承認可決された。
第4号議案 総代候補者選考委員選任の件
議長から、本総代会の終結の時をもって総代候補者選考委員全員が任期満了となることに伴い、定款第16条の規定に基づき、石村和彦、長内温子、上條努、菊澤研宗、酒井和夫、佐藤英彦、重川純子、鈴木由里、原田喜美枝、平出功の10氏について選任願いたい旨の説明があった。
その後議長が、本議案について賛成の者に挙手を求めたところ、賛成218名、反対0名で、原案どおり承認可決された。
第5号議案 取締役11名選任の件
議長から、現取締役11名が、本総代会終結の時をもって取締役任期満了となることから、指名委員会決議に基づき、鈴木伸弥、根岸秋男、荒谷雅夫、打保誠一郎、服部重彦、木瀬照雄、須田美矢子、北村敬子、秋田正紀の9氏について再任を、牧野真也、上村達男の両氏について新たに選任を願いたい旨、このうち、服部重彦、木瀬照雄、須田美矢子、北村敬子、秋田正紀、上村達男の6氏は社外取締役の候補者である旨の説明があった。
その後議長が、本議案について賛成の者に挙手を求めたところ、賛成218名、反対0名で、原案どおり承認可決された。
選任された各氏は総代会での承認を前提に、それぞれ就任を承諾している。
以上をもって、議長が本総代会の終了を宣し、午前10時51分に閉会した。
以上