明治安田生命10年計画「MY Mutual Way 2030」

当社は、契約者を構成員とする相互会社(Mutual Company)の強みをいかんなく発揮して、長期的な環境変化に柔軟に対応しながら、時代を超えたお客さま志向の経営を追求していく、10年計画「MY Mutual Way 2030」※1を策定し、2020年4月から開始しました。

本計画においては、お客さま志向のさらなる進化をベースに、「地域社会のお客さまに最も支持される生命保険会社になること」、「業界のリーディングカンパニーになること」にチャレンジしています。

その2つの大きなチャレンジによる「10年後(2030年)にめざす姿」を「『ひとに健康を、まちに元気を。』最も身近なリーディング生保へ」としました。

【10年後(2030年)にめざす姿】

この10年計画のもと、2021年度からスタートした「MY Mutual Way Ⅰ期」では、制度・インフラ等の抜本的な見直しを行なう4「大」改革と、お客さまの健康づくりと豊かな地域づくりに貢献する2「大」プロジェクト(「みんなの健活プロジェクト」および「地元の元気プロジェクト」)の取組みに、デジタルトランスフォーメーション戦略(DX戦略)を融合させることで、「10年後(2030年)にめざす姿」への成長軌道の確保に取り組んでまいりました。

※1「MY Mutual Way 2030」については、2020年5月22日リリース「明治安田生命新たな10年計画『MY Mutual Way 2030』(2020～2029年度)を策定」を参照
URL: https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2020/pdf/20200522_01.pdf（PDF 542KB）

「MY Mutual Way Ⅱ期」(2024～2026年度)

「MY Mutual Way Ⅱ期」でめざす姿

2024年4月からスタートした「MY Mutual Way Ⅱ期」では、社会課題の解決に貢献する取組みを進めていくことで、グループベースの持続的な成長を実現し、お客さま・社会への還元の拡充をめざしていきます。

国内生命保険事業では、コンプライアンス違反の根絶を大前提に、お客さまのQOL向上に資する「保障ビジネスの高度化」と資産形成ニーズの高まりをふまえた「貯蓄ビジネスの再構築」に取り組み、「シェアの拡大」をめざしていきます。加えて、資産運用の高度化と海外保険事業の拡充を通じて、グループベースの収益の拡大を図っていきます。また、IT・デジタル領域および人財等への先行投資の拡充により、さらなる態勢強化を図ります。

そして、自治体や企業・団体との共創を通じた新たな価値(多元的価値)の創造・提供に取り組んでいきます。これにより、「保障とアフターフォローの提供」という従来の生命保険会社の役割を大切にしながら、当社の役割を「ヘルスケア・QOLの向上」と「地域活性化」という2つの方向にさらに拡大していくことで、「生命保険会社の役割を超える(生命保険会社の役割の拡充)」ことをめざしていきます。

【「MY Mutual Way Ⅱ期」の戦略のフレームワーク】

経営戦略の概要

国内生命保険事業・資産運用・海外保険事業を成長領域とした「成長戦略」と、これを支える経営資源の拡充や経営態勢の強化等に取り組む「経営基盤拡充戦略」を推進してまいります。

これらの推進によって2「大」プロジェクトの取組みを強化し、あわせて、当社ブランド創造の取組みの強化に向けた「ブランド戦略」を推進します。

また、ボトムアップの活動を通じて「明治安田」の風土醸成に取り組む「企業風土・ブランド創造運動(第Ⅱ期)」を推進してまいります。

【 MY Mutual Way Ⅱ期の全体像】

経営目標等

トップクラスの健全性を堅持しつつ、収益性・成長性とのバランスを重視したグループベースの持続的な成長を実現してまいります。

目標値(※2)
企業価値(グループサープラス)				年平均5%成長(10年計画をスタートした2020年度始比)
	健全性	グループESR		安定的に165%以上 (当面は220%をめざす)
	健全性	オンバランス自己資本		4.5兆円(2026年度末)
	収益性	グループ基礎利益		安定的に5,000億円程度を確保
	成長性	グループ保険料		3.5兆円以上(2026年度末)
		保有契約年換算保険料〔保障性商品〕(※3)		6,150億円(2026年度末)
		団体保険保有契約高		国内シェアNo.1
		お客さま数		1,235万人(2026年度末)
		ＭＹリンクコーディネーター等(営業職員) 在籍者数		37,000人(2026年度末)
			うち「アドバンス」層(※4)の人数	MY Mutual Way Ⅱ期を通じて拡大