

※本記事は、2024年3月時点の内容です
栄養豊富な秋の旬食材を食べて健康に季節のレシピ ~秋の味覚編~
「食欲の秋」という言葉や概念は、世界でも日本独自のものだそう。そんな表現が生まれるほど、日本の秋は、おいしく栄養豊富な食材に恵まれる季節です。
今回は、おいしい「秋の味覚」に詰まった栄養が、わたしたちの身体にどんな効果をもたらしてくれるのかを、管理栄養士の中井エリカさんにインタビュー。時短でおいしい「秋の味覚レシピ」もご紹介いただきます。


夏が終わって疲れ気味の人を助けてくれるように、栄養価の高いものが多いのが、秋が旬の食材。「ギュッと栄養を蓄えている」と中井さんが特におすすめする根菜類をはじめ、秋の味覚の代表格とも言える食材とその栄養素・健康効果を教えていただきました。
-
- 豊富に含まれる食物繊維が特徴。腸内でゼリー状になり、コレステロールや糖質の吸収をゆるやかにする水溶性食物繊維と、腸内で水分を吸って膨らみ、腸を刺激して便秘の改善に役立つ不溶性食物繊維の両方が含まれています。
強い抗酸化作用を持つポリフェノールも多く含まれ、動脈硬化、生活習慣病の予防にも!
-
- ごぼう同様、不溶性食物繊維が豊富。低カロリーで、ダイエットをしたい方にもおすすめの食材。ビタミンDが多いのもきのこ類の特徴です。ビタミンDは、カルシウムの吸収促進や血中カルシウム濃度を調節し、健康な骨と歯をつくるために欠かせない栄養素。噛み応えがあり、食べ過ぎ防止にも役立ちます。
-
- 三大抗酸化ビタミンと呼ばれるカロテン、ビタミンE、ビタミンCが豊富に含まれる栄養価の高い食材。身体の酸化を防ぐ効果が高く、動脈硬化、生活習慣病の予防につながります。なかでもビタミンEは、血行を促進して身体を温めてくれる効果が高く、秋から冬にかけて積極的に食べたい野菜です。
-
- 里芋のぬめりが苦手、という方もいるかもしれませんが、独特のぬめりのもとは栄養豊富な水溶性食物繊維のガラクタン。ガラクタンは、腸の働きを高めて血糖値やコレステロール値の上昇を抑えてくれます。高血圧やむくみを予防するカリウムも豊富で、イモ類のなかでは特に低カロリー(100g当たり50kcal)であることもポイントです。
-
- 免疫機能を高めるビタミンCと、食物繊維が豊富な根菜。切り口が変色するのは、抗酸化作用を持つポリフェノールが豊富な証拠です。美容にもうれしいビタミンCやポリフェノールは水溶性のため、効果的に摂り入れるには、水にさらす時間を数分以内に!
-
- 9月から11月ごろが旬のサケ。白身魚であるサケの身を、鮮やかなオレンジ色に染める成分「アスタキサンチン」は強い抗酸化作用を持つことで有名で、紫外線による肌のしみやしわを防ぐ効果が期待できます。たんぱく質も豊富で、身体づくり・美肌づくりにぴったりの食材。
-
- 悪玉コレステロールを減らし、血液をサラサラにするEPA、脳の発達や維持に効果を発揮するDHAが豊富な青魚。良質な脂質を取り込める調理法が特におすすめです。必須アミノ酸をバランスよく含んだたんぱく質、ビタミンB群、ビタミンA・ビタミンDも多く、皮膚や髪の健康の維持にも役立ってくれる万能食材です。
安心できる将来のために、
健康的な食生活にプラスして
「もしも」の備えを
日々健康的に過ごすためには、栄養バランスのとれた食生活を含め、規則正しい生活が重要です。ですが、健康管理をしっかり行なっていても、病気にかかるリスクはゼロではありません。そのため、「もしも」のときに備えた対策が大切です。明治安田では病気になったときの入院治療費の保障だけでなく、病気の予防をサポートする「Wの備え」を兼ね備えた総合保障保険をご用意しています。

栄養満点で、彩りも美しい秋の味覚の数々。今回は、その栄養をあますことなくいただける時短レシピを3つ、紹介していきます!
3つを組み合わせて料理の献立にしてもよいし、どれか一品を組み込んでも、栄養豊富な秋の味覚を楽しめる食事になります。
秋の旬レシピ1身体を温め、冷えを改善!
「鶏肉とごぼうのコチュジャン煮」

中井さんのおすすめポイント
秋が旬のごぼうを使ったピリ辛メニューは、ごはんにもあう「食欲の秋」を満喫できる一品。ごぼうは、栄養とうま味成分が皮の近くに集まっているので、皮を薄く剥くのがポイント。包丁の背で汚れを落とす程度で十分です。
また、水に溶けやすいポリフェノールもしっかり摂りたいので、ごぼうを水にさらす時間は少なめに。コチュジャンに含まれる唐辛子のカプサイシンが身体の冷えを改善してくれます。
材料(2〜3⼈分)
- 鶏むね肉・・・・・・
- 1枚
- しょうゆ・酒・・・・・・・
- 各⼩さじ1
- ⽚栗粉・・・・・・
- ⼤さじ1
- ごぼう・・・・・・
- 1本
- ◎しょうゆ・・・・・・
- ⼤さじ1と1/2
- ◎砂糖・・・・・・・
- ⼤さじ1と1/2
- ◎みりん・・・・・・
- ⼤さじ1と1/2
- ◎コチュジャン・・・・・・
- ⼤さじ1と1/2
- ◎⽔・・・・・・
- 100ml
- ⽩いりごま・・・・・・
- 適量
- 小ねぎ・・・・・・
- 適量
- サラダ油・・・・・・
- ⼤さじ1

-
1
鶏むね⾁は一⼝⼤に切り、しょうゆ、酒、⽚栗粉をもみ込む。ごぼうは⽪をこそげ落とし、乱切りにして⽔にさらしましょう。
-
2
フライパンにサラダ油を熱し、鶏むね⾁を並べ⼊れます。強めの中⽕で両⾯に焼き⽬を付ける程度に焼いてください。
-
3
ごぼうを加えて1分ほど炒め、◎の調味料と⽔を加え、煮⽴ったらあくをとり、落としぶたをして中⽕で10分ほど煮ます。
-
4
落としぶたをとりさらに煮て、汁気が⾶んで照りが出てきたら⽕を⽌める。⽩いりごまをふり、盛り付けるときに小ねぎを散らしたら完成です!
秋の旬レシピ2低カロリー&つくりおきにもおすすめ
「焼ききのこのめんつゆ漬け」

中井さんのおすすめポイント
低カロリーで食物繊維が豊富なきのこ。ダイエット中の方にもおすすめのレシピです。きのこのビタミンDは日光に当たると増えるので、調理前に30分ほど日に当てるとより栄養価がアップします。また、ビタミンDは水に溶けにくく、油に溶けやすい脂溶性なので、先に油で炒めることで吸収率を高めることができます。
調理も簡単で「つくりおきおかず」にもぴったり。冷蔵庫で4日ほど持つので、少し多めにつくっておくと一品プラスも簡単です。
材料(3〜4⼈分)
- しいたけ・・・・・・
- 4枚
- しめじ・・・・・・・
- 1パック
- えのき・・・・・・
- 1/2パック(100g)
- ごま油・・・・・・
- ⼤さじ1
- ◎めんつゆ(3倍濃縮タイプ)・・・・・・
- ⼤さじ2
- ◎水・・・・・・・
- ⼤さじ2
- ◎みりん・・・・・・
- ⼤さじ1
- ◎唐⾟⼦(⼩⼝切り)・・・・・・
- 少々

-
1
しいたけは⽯づきをとり半分に切り、しめじは⽯づきをとってほぐしましょう。えのきは根元を切ってください。
-
2
フライパンにごま油をひいて中⽕にかけ、(1)を⼊れましょう。あまり動かさず焼き付けるようにして、しんなりとしたらOK!◎の材料を加え、ふたをして2分煮てください。
秋の旬レシピ3栄養たっぷりな皮も丸ごと調理!
「レンジでかぼちゃの塩バター」

中井さんのおすすめポイント
とにかく「簡単&おいしい!」にこだわったレシピ。調味料もシンプルで、かぼちゃの甘さをよく引き立てます。手軽で、ヘルシーなおやつとしてもおすすめします。
ビタミンEが豊富なかぼちゃは、血行を良くして身体を温める効果があり、秋から冬にかけて摂りたい食材。カロテンやビタミンCなど、栄養がたっぷり含まれた皮は剥かずに調理し、食材も栄養もまるごと無駄なくいただきましょう!
材料(3〜4⼈分)
- かぼちゃ・・・・・・
- 1/4個(250g程度)
- バター・・・・・・・
- 10g
- 塩・・・・・・
- ⼩さじ1/4

-
1
かぼちゃはスプーンでタネとワタを取りましょう。次に、⼩さめの⼀⼝⼤に切って耐熱⽫にのせ、ラップをして600Wのレンジで4〜5分加熱します。竹串を刺して、すっと通るくらいやわらかくなっていればOKです。硬ければ、再加熱して調整するようにしましょう。
-
2
1にバターと塩を加え、フォークでかぼちゃを粗くつぶしながら混ぜたらできあがり。

秋はおいしいものがたくさんあるからこそ、栄養バランスを考えずに食べすぎてしまうことも……。秋の味覚を心置きなく楽しむためにも、食事の際に気を付けたいことを紹介してもらいました。
三食きちんと&肉・魚と野菜を意識的に!
生活リズムを整え、日々を元気に過ごすためには朝・昼・夜と三食食べることが大切です。一食でも抜くと、栄養不足になりがちに……。
麺類や丼物で簡単に済ませたいときも、ツナ缶やサバ缶を加えてたんぱく質を補給したり、冷凍野菜をプラスしたりして栄養バランスを改善しましょう。中井さんは、野菜をカットして冷凍保存し、調理の際にさっと加えて野菜不足を補っているそうです。
低カロリー食材から、ゆっくり噛んで食べる
きのこや野菜など、低カロリーで食物繊維の豊富な食材を先に食べることで、満腹感を得られます。また、よく噛んで、ゆっくり食べることも食べすぎを防ぐことにつながります。きのこや野菜は噛み応えもあり、先に食べるのがおすすめです。
旬の食材を取り入れた食事を摂る
旬を迎えた食材は、おいしいだけでなく栄養価も高いのが特徴。積極的に食生活のなかにとり入れることをおすすめします。健やかな毎日を送るために、ぜひ、今回ご紹介したレシピを試してみてください!

秋は夏の疲れが出やすい時期でもあります。充分な睡眠や規則正しい生活習慣にも気を付けながら、栄養満点でおいしい秋の味覚を食事に取り入れて、健やかな日々を過ごしましょう。

監修
中井エリカ
監修中井エリカ
大学卒業後、管理栄養士として社員食堂に勤務し、献立やレシピ作成に従事。結婚・出産後は、フリーランスの管理栄養士として、レシピ開発や栄養関連の記事の執筆を行なう。Instagramでは「簡単・おいしい・栄養満点」をモットーにつくりおきレシピなどを投稿。YouTube「食堂あさごはん」でも料理に関する動画を中心に配信し、好評を得ている。
- ※本記事は、2024年3月時点の内容です。
- ※本記事は、当社が中井エリカ様に監修を依頼して掲載しています。
安心できる将来のために、
健康的な食生活にプラスして
「もしも」の備えを
栄養バランスのとれた食生活などの予防とともに大切なのが、「もしも」のときに備えた対策です。明治安田では、病気になったときの入院治療費の保障だけでなく、病気の予防をサポートする「Wの備え」を兼ね備えた総合保障保険をご用意しています。安心できる将来のために、日々の健康的な生活にプラスして「もしも」の備えを今からはじめませんか?
募Ⅱ2402496ダイマ推
この記事を見た方におすすめの保険商品
-
豊富な特約ラインアップに健康ステージに応じてサポートする仕組みをプラスした、ご加入後も変化に応じて見直せる保険です。※1※2※
- ※保険商品をご検討いただく際は、「保険設計書(契約概要)」を必ずご確認ください
- ※「ベストスタイル 健康キャッシュバック」は「ベストスタイル」に「健康サポート・キャッシュバック特約(2024)」を付加した場合の販売名称です
-
入院や退院後の通院などの保障を組み合わせることができる医療保険です。※1※
- ※保険商品をご検討いただく際は、「保険設計書(契約概要)」を必ずご確認ください
- ※1 保険商品をご検討いただく際は、「保険設計書(契約概要)」を必ずご確認ください
- ※2 「ベストスタイル 健康キャッシュバック」は、「ベストスタイル」に「健康サポート・キャッシュバック特約(2024)」を付加した場合の販売名称です