ご契約者配当に関する方針

ご契約者配当に関する方針
-個人保険・個人年金保険のご契約者(社員)への配当に関する基本的な考え方-

当社は、「確かな安心を、いつまでも」という経営理念に基づき、相互会社として、中長期的に健全性を確保し、ご契約者配当を安定的にお支払い続けられるような経営を行なってまいります。

相互会社としてのご契約者配当

相互会社の有配当保険は、剰余金を会社の構成員であるご契約者(社員)に配当としてお支払いすることにより、保険料を事後精算する特徴をもつ保険です。この特徴をふまえ、さまざまな経営努力から生まれる剰余金を、ご契約者配当として安定的にお支払い続けます。また、会社が今後も成長していくための投資財源や通常の予測を超えて発生するリスクへの備えのために、内部留保としても積み立ててまいります。

ご契約者配当のお支払方法

主に以下の2つの方法により、ご契約者配当をお支払いします。

1通常配当

有配当保険にご加入いただいているご契約者に、毎年の剰余金から、将来の保険金等の確実なお支払いへの備えを行なったうえで、安定的にお支払いします。

2MYミューチュアル配当

長期間にわたり、内部留保の積み立てに特に貢献いただいているご契約者に、内部留保の一部から、その貢献度に応じてお支払いします。

健全性水準に応じたご契約者配当のお支払い

「健全性水準に応じた経営の方針」において、ご契約者配当を、以下のとおり、健全性水準に応じて、お支払いすることを明確化しています。

1ESR:165%以上(ターゲットレンジ)

安定的なご契約者配当を維持します。ESRが220%を安定的に超過する見通しの場合、さらなるご契約者配当を検討・実施します。

2ESR:120%以上165%未満

ご契約者配当の確実なお支払いに向け、リスク削減等にかかる取組み・対応を検討・実施します。

3ESR:120%未満

健全性の確保に向けた内部留保を優先し、ご契約者配当の水準の引き下げも含めて検討・対応を行ないます。

※ESR(経済価値ベースのソルベンシー比率)
リスクに対して十分な自己資本が確保できているかを示す経済価値ベースの健全性をあらわす指標。なお、ESRの算出方法については、国内における経済価値ベースのソルベンシー規制の導入に向けた検討状況をふまえ、将来的に見直すことがあり、その際にはあわせて、本方針で規定しているESR水準についても見直します。

ご契約者配当に関する当社の取組み

ご契約者配当について、以下のとおり取り組んでまいります。

1安定性の維持

安定的な収益の確保と中長期的かつ持続的な企業価値の向上を通じて、ご契約者配当の安定的なお支払いを継続してまいります。

2公平性の確保

ご契約者配当について、ご契約者の毎年の剰余金への寄与度や内部留保への貢献度に応じてお支払いすることで、公平性を確保してまいります。

3平明性の向上

ご契約者配当に関する考え方や仕組みについて、ご契約者にご理解いただけるよう、わかりやすい説明に努めます。