第74回定時総代会議事録(抄)
開催日時 |
2021年7月2日(金曜日)午前10時00分 |
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開催場所 |
東京都港区芝公園4丁目8番1号 |
議 長 |
取締役代表執行役社長 根岸 秋男 |
総代総数 |
216名(定数222名) |
出席総代数 |
216名(うち委任状による出席117名。うち99名はオンラインによる参加) |
会議の目的事項
ア.報告事項
- 2020年度事業報告、貸借対照表、損益計算書、基金等変動計算書、連結貸借対照表、連結損益計算書および連結基金等変動計算書報告の件
- 相互会社制度運営に関する報告の件
イ.決議事項
- 第1号議案 2020年度剰余金処分案承認の件
- 第2号議案 評議員承認の件
- 第3号議案 取締役11名選任の件
議事の経過の要領およびその結果
定款第23条に基づき議長を務める執行役社長が開会を宣した後、議長から、監査委員会に監査報告を求めたところ、監査委員長・須田美矢子取締役から、監査委員会において審議のうえ全員一致の決議をもって監査報告書を作成しており、2020年度の監査結果については、本年5月14日付監査報告書謄本のとおりである旨の監査報告があった。
ア.報告事項
12020年度事業報告、貸借対照表、損益計算書、基金等変動計算書、連結貸借対照表、連結損益計算書および連結基金等変動計算書報告の件
2020年度事業報告として「とことん!アフターフォロー特別計画の総括」について、映像を用いた説明があった。
その後、「2020年度決算の概要」について、映像を用いた説明があった。
さらに、議長から、「『MY Mutual Way Ⅰ期』の概要」について、映像を用いた説明があった。
2相互会社制度運営に関する報告の件
議長から、総代の定数および総代の選出方法、評議員会の開催状況、「お客さま懇談会」の開催状況等について、映像を用いた説明があった。
その後、本総代会に先立ち、総代からあらかじめ書面により申し出のあった質問、意見等につき、執行役社長および担当執行役から回答を行なった。
- 欧米と比較して、日本はコロナ禍からの回復が遅れていると思うが、生命保険業界の今後について、どう考えているか説明してほしい。
- コロナ禍により、非対面による営業が多くなっているが、対面による営業の必要性も感じている。同業他社との差別化や、アフターフォローも含め、今後の営業活動をどのように考えているか説明してほしい。
- コロナ禍のような、これまで通りの営業活動ができない状況に備えた体制強化策を説明してほしい。
- テレワークや時差出勤が進んでいるが、基幹業務に支障が出ていないか説明してほしい。
- テレワークの進展をふまえて、オフィスの削減や通勤手当の廃止等の経費削減策を検討しているか、説明してほしい。
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・非対面環境の推進に伴うリスクとその対策について説明してほしい。
・システム障害発生時等における予備系統への切り替え体制について説明してほしい。 -
・新型コロナウイルス感染症に対応したこども向けの商品があるか。
・新型コロナウイルス感染症の後遺症は「ベストスタイル」で保障されるのか、説明してほしい。 - 今後、個人データに基づくパーソナライズ化された商品設計がいっそう求められるなか、IFAを活用した営業の可能性について説明してほしい。
- 従業員のモチベーションの維持・向上が重要であることを考えると、今年度廃止した販売奨励施策はマイナス面もあると思うが、新たなモチベーション維持・向上策について説明してほしい。
- 今年1月に発売された「明治安田のケガほけん」や「いまから認知症保険」、4月発売の「えがおのペット」など、新商品の販売状況を説明してほしい。
- 他社対抗の観点から、お客さまニーズや「みんなの健活プロジェクト」の展開をふまえてどのような独自商品の開発を検討しているのか説明してほしい。
- シニア層の医療保障ニーズや資産形成ニーズを捉えた、医療保障特約が付加できるシニア向けの貯蓄性商品を開発してほしい。
- 認知症保険を、「ベストスタイル」など既存商品の特約としても発売してほしい。
- 若年層向けに、精神疾患に備える商品を開発してほしい。
- 商品を販売停止する基準について説明してほしい。
- 長期契約のメリットを感じられるサービスを充実させてほしい。
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・中国の平安保険グループなど、フィンテックを活用した先進的な事例を調査・研究しているか。
・オンライン診療などの新たなサービスやフィンテックの活用について、説明してほしい。 - DX戦略の推進にあたり、デジタル技術に不慣れな高齢者への対応について説明してほしい。
- 他の生命保険会社等で、不適正事象が散見されている。また、成績が優秀な営業職員には、特別対応をしている会社もあったと聞いているが、当社は問題ないか説明してほしい。
- 非対面でのアフターフォローにおけるLINE使用について、セキュリティ面での懸念はないか、説明してほしい。
- 「MYミューチュアル配当」のお支払い対象ではない商品についてもポイントを付与し、配当を還元する制度を設けてほしい。
- 「MYミューチュアル配当」の配当金額について、確認方法や引出方法等が契約者に浸透していないと思うが、今後の対応を説明してほしい。
- 「MYミューチュアル配当」の最初の支払い時期について、20年経過後ではなく、もう少し短くした方がよいのではないか。
- 「MYミューチュアル配当」創設の背景や理念を説明してほしい。
- 当社CMについて、企業イメージのCMは定着しつつあり、今後は商品CMに力を入れるべきと考える。また、新型コロナウイルス感染症に対応した保障についても対外的に発信すべきと考えるが、当社の考えを説明してほしい。
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・海外保険事業等の貢献割合が少ないが、今後の取組方針を説明してほしい。
・超高齢社会の我が国においては、国内市場の開拓に限界があると思うが、今後の取組方針を説明してほしい。 - 日本企業は内部留保が多く非効率と言われるが、ソルベンシー・マージン比率が高いことは本当に良いことか。将来のために、ある程度積極的な活用はしないのか。スタートアップ企業への投資方針について説明してほしい。
- SDGsの取組みを説明してほしい。また、広告にも活用してはどうか。
- 今後いっそう向上させようと計画している、同業他社との比較優位性(ケイパビリティー)は何か説明してほしい。
続いて、オンライン参加の総代から午前10時00分から午前11時00分までの間に申し出のあった質問のうち、2問につき担当執行役から回答を行なった。また、席上紹介できなかった質問、意見等は、後日別途回答する旨の説明があった。
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・契約社員2,500人について、希望者全員を正社員化する予定としていたが、今年の4月に正社員化した人数を説明してほしい。
・めざす効果として挙げていた人財育成や女性活躍推進等について、現在の状況と今後の見通しを説明してほしい。 -
・継続的な地域貢献が重要と考えるが、包括連携協定を締結するにあたって、自治体のニーズを十分に把握しているか説明してほしい。
・CSRにとどまらず、CSVとして当社事業上のメリットはあるのか説明してほしい。
続いて、議長から会場内の総代に対し、質問・意見等を求めたところ、会場内の総代から質問があり、執行役社長および担当執行役から回答を行なった。
- 「お客さま満足度」が過去最高値を更新したとの報告があったが、この結果について、同業他社とも比較しどのように捉えているのか説明してほしい。
- コロナ禍での業務運営等について説明があったが、従業員のワクチン接種の取組みについて、詳細を説明してほしい。
- 根岸社長は本総代会を最後に社長職を退任されると聞いているが、退任にあたり、経営のかじ取りを担ってきたこの8年間の総括を聞かせてほしい。
イ.決議事項
第1号議案 2020年度剰余金処分案承認の件
議長から、2020年度剰余金処分案について、議案書75頁記載の内容の説明があった。
その後議長が、本議案について賛成の者に挙手を求めたところ、賛成216名、反対0名で、原案どおり承認可決された。
2020年度剰余金処分に関する決議の要旨(PDF 99KB)
第2号議案 評議員承認の件
議長から、本総代会の終結の時をもって評議員全員が任期満了となることに伴い、定款第26条、第27条および同附則第1条の規定に基づき、秋山弘子、阿南久、上村協子、大塚紀男、沖野眞已、小倉利之、小野由理、恩藏直人、片野坂真哉、河合美宏、杉山博孝、高田晴仁、中浜隆、道盛大志郎、山内隆司、山木利満、山崎彰三の17氏について承認願いたい旨の説明があった。
その後議長が、本議案について賛成の者に挙手を求めたところ、賛成215名、棄権1名、反対0名で、原案どおり承認可決された。
第3号議案 取締役11名選任の件
議長から、現取締役11名が、本総代会終結の時をもって取締役任期満了となることから、指名委員会決議に基づき、根岸秋男、荒谷雅夫、牧野真也、木瀬照雄、須田美矢子、北村敬子、秋田正紀、上村達男の8氏について再任を、永島英器、菊川隆志、堀切功章の3氏について新たに選任を願いたい旨、このうち、木瀬照雄、須田美矢子、北村敬子、秋田正紀、上村達男、堀切功章の6氏は社外取締役の候補者である旨の説明があった。
その後議長が、本議案について賛成の者に挙手を求めたところ、賛成216名、反対0名で、原案どおり承認可決された。選任された各氏は総代会での承認を前提に、それぞれ就任を承諾している。
以上をもって、議長が本総代会の終了を宣し、午前11時53分に閉会した。
以上