※本記事は、2025年8月時点の内容です
いつまでも元気でいたいから、健康習慣に気を付けたい。そんな方におすすめしたいのが、スマートフォン(以下、スマホ)で手軽に使える健康管理アプリです。健康づくりに役立つ機能が備わっている健康管理アプリを使えば、無理なく健康習慣を続けられます。今回は、健康管理アプリでできることや、日常生活での活用術を、スマホやスマホアプリに詳しいITジャーナリスト・スマホ安全アドバイザーの鈴木朋子さんに教えていただきました。
スマホには、電話やメール機能以外にも、さまざまな「アプリ」というものが入っています。最近では、そのなかでも健康や運動の管理に役立つ「健康管理アプリ」が標準で搭載されていることが増えてきました。例えば、代表的な健康管理アプリとして、iPhoneには「Apple ヘルスケア」というアプリが搭載されています。また、Androidスマホの場合は、機種によって健康管理アプリが標準搭載されていないこともありますが、必要に応じてインストールできるアプリもあります(例:Google Fitなど)。
健康管理アプリには、例えば体重や血圧の記録、歩数の計測、食事・薬の管理、緊急連絡先の登録ができるアプリなど、さまざまな機能を備えたものがあります。記録したデータはグラフなどで「見える化」されるため、変化が一目でわかり、健康づくりに役立てることができます。さらに、家族と情報を共有できる機能があるアプリも多く、いざというときに備えておくことも可能です。
健康管理アプリ※には、目的や機能に応じてさまざまな種類があります。今回はそのなかから、代表的な機能や、その機能を搭載したアプリの活用ポイントをご紹介します。
※ ご紹介するアプリには、スマホに標準搭載されていないものもあります。その場合、アプリの使用には別途インストールが必要です。
歩数管理アプリを使えば、屋内、屋外問わず、毎日の歩いた歩数が記録できます。アプリのなかには、単に歩数を記録するだけでなく、プロのコーチによる音声ガイダンスでランニングをサポートしてくれるものや、おすすめのルートを作ってくれるもの、歩いた分だけかわいいキャラクターが育ったり、街道めぐりが疑似体験できたり、歩くだけでポイントをもらえるアプリなどもあります※。モチベーションを高め、楽しみながら続けられる工夫があるアプリも多く、運動の習慣付けに役立てられます。
※ 一部機能は有料の場合があります。
毎日、毎週、毎月どのくらい歩いたか、平均歩数の変化をグラフで見られるので、日々の活動量の推移が一目でわかり便利です。「最近あまり歩いていないかも?」という気付きにもつながり、健康づくりへの意識を高められます。
服用する薬やサプリをつい飲み忘れたり、飲んだかどうかを忘れてしまうことはありませんか。服薬管理アプリ※を使えば、設定したとおりに服薬の時間を通知してくれるため、飲み忘れを防げます。さらに、服用する薬や服用した日時などの服用記録を残せるので、過去の服用履歴をあとから見返して、過去に服用した薬や体調の振り返りに役立てることができます。
また、紙のお薬手帳をつい忘れてしまったり、どこにしまったかわからなくなったりすることはありませんか?そんなときにおすすめなのが、お薬手帳アプリです。お薬手帳アプリには、薬局や企業などが開発したさまざまな種類のものがあります。薬局ごとに対応しているアプリが異なる場合もあるため、利用できるかどうかを事前に確認しておくと安心です。アプリには、服用タイミングを細かく設定できる機能があり、薬を飲み忘れないように、アプリが通知してくれます。
しっかりと服用管理をしていれば、心配事や相談があるときも医師や薬剤師に記録を見せて状況を伝えられ、より的確なアドバイスを得ることができるでしょう。また、紙の手帳と違い、スマホで持ち歩けて過去の履歴をすぐに確認できるのもアプリならではのメリットです。
データを共有できる設定をしておけば、家族などが服用薬の情報を確認できるようになります。体調不良や事故で本人が薬の情報を伝えられないときでも、情報を共有している家族が代わりに医療機関へ伝えられるので、スムーズに医療対応が受けられます。
※ iPhoneに標準搭載されているアプリ「Apple ヘルスケア」には、アプリ内に服薬管理機能があります。
日ごとの睡眠時間や、週・月単位の合計・平均睡眠時間を記録・表示したり、目標の睡眠時間や就寝・起床時間をあらかじめ設定したりすることができます。ほかにも、睡眠に関する専門アプリには、枕元にスマホを置くだけで、いびきなどを録音できるアプリなどもあります。
睡眠時間を記録しておけば、自分の睡眠状況を把握でき、睡眠リズムの改善につなげることができるでしょう。また、いびきを録音するなど、自分の睡眠の様子がチェックできれば、睡眠時無呼吸症候群などの可能性にも気付きやすくなるかもしれません。
毎食の栄養摂取量やカロリーを記録すると、ダイエットや生活習慣病の予防や改善に役立ちます。でも、「毎回記録するのは大変」「カロリーの計算の仕方がわからない」という方も多いはず。そんなときに便利なのが、食事管理アプリです。例えば、『あすけん』というアプリでは、食事の写真を撮るだけで、アプリが自動解析し、カロリーや栄養素をグラフで表示。摂取エネルギーや栄養素の過不足を簡単にチェックすることができます。さらに、栄養士からのアドバイスを受けながら減量にチャレンジすることもできます。ほかにも、飲んだお酒のアルコール量を計算して記録できたり、グループで励まし合いながら禁煙に取り組んだりして禁酒・禁煙に役立つアプリなどもあります。
食事内容を記録することで、日々のカロリーや栄養素の摂取量が把握できるようになります。健康的な食生活の見直しや、食事メニューを計画的に考えるのにも役立ちます。
健康管理アプリの基本を知り、毎日の健康管理をもっと快適に、スマートにしたいと思った方へ。スマホに詳しいプロ直伝の、アプリをさらに便利に活用するための+αの活用術をご紹介します。
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歩数や睡眠、血圧や食事記録など、健康管理のために複数のアプリを使っていると、データがバラバラになり「結局、自分の体調がどう変化しているのかわかりにくい」と感じることがあるかもしれません。そこで役立つのが、iPhoneに搭載されている「Apple ヘルスケア」やAndroidスマホで利用できる「Google Fit」などのアプリです。対応するアプリや機器と連携すれば、歩数や心拍数、睡眠データなどを一つにまとめて管理できます。さまざまな情報を1ヵ所に集約することで、自分の健康状態をよりわかりやすく把握でき、日々の体調管理がぐっとラクになります。
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健康管理アプリは、スマホだけでも便利に使えます。ですが、スマートウォッチなどの身に着けるタイプの情報機器(ウェアラブルデバイス)を組み合わせると、より詳細な健康情報を計測・記録できるようになります。例えば、心拍数、血中酸素濃度、手首皮膚温、睡眠中呼吸回数といったバイタルサインに加え、詳細なデータまでチェックが可能に。一歩進んだ健康管理ができます。
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健康管理アプリのなかには、単に健康データを記録できるのみならず、持っているだけで緊急時に役立つ「お守り」のような機能が備わったものもあります。
例えば、iPhoneに搭載されている健康管理アプリ「Apple ヘルスケア」には、名前や血液型、既往症、アレルギー、病状、緊急連絡先などを登録できる「メディカルID」という機能があります。これらの情報は、救急時に本人が意識を失っていたとしても、その場にいる人が閲覧できるようになっています。
さらに、「ヘルスケア共有」機能では、自分で選んだ任意のデータに限って、家族や友人へ共有できます。心拍数に大きな変化があった(発作の可能性)、全く歩数が増えていない(体調が悪く寝込んでいたり、倒れている可能性)など、大きな変化があった場合にはスマホが自動的に共有相手へ通知します。ひとり暮らしの方も離れて暮らす家族や近所の友人とつながっておけば、見守り代わりにもなるので安心できます。
「健康管理アプリ、踏み出してみたいけれど自分にもできるかな?」という方は、まずは基本となる健康管理アプリに自分の情報を入力するところからはじめてみましょう。次に、興味のある健康アプリ※を入れて使ってみましょう。
もしスマホやアプリの使い方に迷ったら、携帯ショップが運営するスマホ教室や、自治体が主催するデジタル講座などで操作方法を聞いてみるのも一つの手です。また、アプリに詳しい家族や身近な知り合いに教えてもらうのもよいでしょう。スマホに慣れていない方は、家族やよく会う友人と同じ機種を選び、画面を見ながら教え合うというのもおすすめです。
※ 今回紹介したなかでも、「アプリ内課金」といって、一定以上の機能を使うには追加で月額課金などが必要なものがあります。利用にあたり、詳しいサービス内容は各種アプリが提供している情報をご確認ください。
健康は、1回ウォーキングをしただけで、手に入れることはできません。毎日のウォーキングや健康的な食事の積み重ねが、生活習慣の改善につながります。
減量、体調の改善、減酒など、それぞれの目的にあったアプリを使えば、さまざまなデータが記録できます。そして肌身離さず持っているスマホだからこそ、リアルタイムにアドバイスを受け取ったり、ポイントを手に入れたり、仲間と励まし合ったりすることができ、ひとりで取り組むよりも頑張れるようになっていきます。
積み重なった目標達成マークやグラフを見るうちにやる気や意識も高まり、スマホがいつのまにか、あなたの健康を支えるパートナーになっているはずです。ぜひこの機会に、健康管理アプリを活用した健康習慣をはじめてみませんか。
- ※「Apple ヘルスケア」は、Apple Inc.の商標です。
- ※「Google Fit」は、Google LLCの商標です。
監修
鈴木朋子
監修鈴木朋子
ITジャーナリスト・スマホ安全アドバイザー。スマホやアプリなど、身近なITサービス全般に関する記事を執筆。安全なIT活用をサポートするスマホ安全アドバイザーとしても活動。近著は『70歳からのスマホを安心して使いこなす本』(技術評論社)。
- ※本記事は、2025年8月時点の内容です。
- ※本記事は、当社が鈴木朋子様に監修を依頼して掲載しています。
- ※本記事は、監修者の知識や経験を踏まえて執筆しています。
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