重要文化財「明治生命館」について

静嘉堂文庫美術館

当社が保有する重要文化財・明治生命館についてご紹介いたします。

明治生命館について

明治生命館は、1934年(昭和9年)3月、3年7ヵ月の歳月をかけて竣工しました。設計は当時の建築学会の重鎮であった東京美術学校(現、東京芸術大学)教授岡田信一郎氏(※)です。古典主義様式の最高傑作として高く評価され、わが国近代洋風建築の発展に寄与した代表的な建造物と言われています。

建築家・岡田信一郎氏/1883年(明治16年)東京生まれ。東大建築学科卒。大正から昭和初期にかけて、歌舞伎座、ニコライ堂修復、日本銀行小樽支店など、建設当時から話題になった作品を多く手がけた建築家です。

1945年(昭和20年)9月12日から1956年(昭和31年)7月18日までの間、アメリカ極東空軍司令部として接収され、この間、1952年(昭和27年)まで2階の会議室が連合国軍最高司令官の諮問機関である対日理事会の会場として使用されました。マッカーサー総司令官もこの会場で開催された会議に何回も出席しています。
1997年(平成9年)5月29日、文化財保護審議会の答申によって、昭和の建造物として初めて国の重要文化財に指定されました。

重要文化財・明治生命館 1934 年(昭和 9)竣工
明治生命館㈫柱意匠

一般公開について

■音声ガイド(無料)

「歴史・建築の魅力を語る 明治生命館アテンドツアー」がご利用可能です。
お持ちのスマートフォンから利用できますので、見学時ご活用ください。

音声ガイド

■謎解き(有料)

重要文化財で楽しむ"大人のための謎解き"「大切な記憶とフシギな旅」を開催中です。

詳細はHPからご確認ください。
”ある日、主人公が受け取った1通の封筒の正体とは…?”

入館については人数制限を実施しております。館内の混雑状況によって入館までお待ちいただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。

静嘉堂文庫美術館
」について

2022年10月、東京・世田谷から「静嘉堂文庫美術館」の展示ギャラリーが、明治生命館1階に移転しました。
美術館の所蔵する東洋古美術の数々の名品が、日本を代表する近代洋風建築のなかでご覧いただけます。

静嘉堂文庫美術館
は、三菱第2代社長である岩﨑彌之助が1892年に創設し、その子である三菱第4代社長・小彌太によって拡充されました。父子2代によるコレクションは、国宝7件、重要文化財84件を含む、およそ20万冊の古典籍と、約6,500件の東洋古美術品を収蔵しており、日本の私立美術館ではトップクラスの質と量を誇ります。

岩﨑彌之助 岩﨑小彌太 世田谷区岡本の静嘉堂文庫。 閑静な庭園も親しまれている。

ご利用案内

■開館時間

9時半~19時(最終入館18時半)

■受付場所

明治生命館2階(西エレベーターをご使用ください)

ただし12月31日~1月3日およびビル電気設備定期点検日は休館。

入館については人数制限を実施しております。館内の混雑状況によって入館までにお待ちいただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。

ご利用案内

所在地
〒100-0005
東京都千代田区丸の内2-1-1

【JRご利用の方】
JR東京駅丸の内南口徒歩5分
JR有楽町駅国際フォーラム口徒歩5分

【地下鉄ご利用の方】
地下鉄千代田線二重橋前駅3番出口直結

【丸の内シャトルご利用の方】
明治安田ヴィレッジ・静嘉堂 下車