トップメッセージ

取締役 代表執行役社長 永島 英器

ごあいさつ

平素より、明治安田に格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
当社は創業以来、相互扶助の精神のもと、生命保険事業のパイオニアとして、お客さまそして地域社会を支えるため、取り組んでまいりました。生命保険には、いつの時代も変わることのない「人の想い」が込められています。託された一人ひとりの想いに応え、お客さまが健康で安心して暮らせるよう、生涯にわたって支え続けることが、私たちの使命だと考えております。

明治安田について

当社は、「明治生命」と「安田生命」が2004年1月に合併して誕生した、約140年の長い歴史と伝統をもつ生命保険会社です。発足以降、不適切な保険金等の不支払い等による行政処分からの再生や、東日本大震災を契機とした対面によるアフターフォローの強化等、お客さまを大切にする経営を貫いてきました。

そして、2017年には新たな企業理念「明治安田フィロソフィー」を定め、お客さまに「確かな安心を、いつまでも」お届けするとともに、「信頼を得て選ばれ続ける、人に一番やさしい生命保険会社」となることを掲げました。

当社について

地球の温暖化などによって、世の中におけるサステイナビリティへの関心はますます高まっています。生命保険事業は、ご病気やご不幸にあわれた方を、契約者全員で経済的に支えることで、一人ひとりの安心や幸せを持続可能なものにしようとする人間らしい営みであり、サステイナビリティの取組みそのものだと考えています。
この考えのもと、当社は、従来から取り組んできた健康寿命の延伸、地方創生の推進に加え、環境保全・気候変動への対応や機関投資家としての責任投資、こどもの健全育成、金融包摂(みんなにやさしい保険アクセス)や人権の尊重等の取組みも推進するなど、さらなる社会的価値・経済的価値の向上をめざす取組みにも挑戦しています。

このように当社は、「歴史と伝統」のある生命保険会社であると同時に、常に「新しいチャレンジ」を続ける若々しい生命保険会社でありたいと考えています。

10年計画「MY Mutual Way 2030」でめざす姿

近年の「格差・分断」や「孤独・孤立」の拡大、デジタル化の加速等を背景として、「相互扶助」という生命保険の根源的な考え方や価値、さらには「企業」や「ひと」の「ありよう」が、より大切にされる時代が訪れつつあると感じています。

そのような環境において、当社は2020年4月にスタートした10年計画「MY Mutual Way 2030」に取り組んでいます。相互会社としてお客さまや社会に長期かつ安定的に寄り添っていくことを約束したこの計画では、10年後(2030年)にめざす姿を「『ひとに健康を、まちに元気を。』最も身近なリーディング生保へ」と定めました。

2024年度からスタートした3ヵ年プログラム「MY Mutual Way Ⅱ期」では、「生命保険会社の役割を超える」ことをめざしていきます。この言葉には、「保障とアフターフォローの提供」という従来の生命保険会社の役割を大切にしながら、「みんなの健活プロジェクト」「地元の元気プロジェクト」の2「大」プロジェクトの取組みを強化していくことによって、「ヘルスケア・QOLの向上」と「地域活性化」という二つの方向にさらに役割を拡充していく、という強い想いが込められています。
これらを必ず実現する、という決意を込めて、ブランド通称を「明治安田生命」から「明治安田」に改めました。

本プログラムでは、社会課題の解決に貢献する取組みをさらに進め、グループベースの持続的な成長を実現するとともに、お客さま・社会への還元の拡充に向けて取り組んでいます。
国内生命保険事業においては、コンプライアンス違反の根絶を大前提として、保障ビジネスの高度化と貯蓄ビジネスの再構築に取り組むとともに、資産運用の高度化と海外保険事業の拡充によってグループベースの収益の拡大を図ってまいります。
加えて、自治体や他企業・団体のみなさまとの共創を通じた新たな価値(多元的価値)の創造・提供に取り組んでまいります。

相互会社として

変化の激しい経営環境において、その変化に柔軟かつ迅速に対応すること、そして持続可能な社会づくりへの参画が求められる時代において、従来の経済的価値にとどまらず、社会的価値を創出することが求められていると考えています。当社は、ご契約者(社員)が会社の構成員であるという相互会社形態の強みを活かし、超長期の将来にわたり、ご契約者の利益と社会への貢献を両立させる経営を推進していきます。

末永く、ご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。

相互会社として

取締役 代表執行役社長

永島英器