社長メッセージ

「確かな安心を、いつまでも」
お届けしてまいります
当社は2020年4月に、10年後(2030年)にめざす姿を「『ひとに健康を、まちに元気を。』最も身近なリーディング生保へ」と定め、「社会的価値」と「経済的価値」の双方の向上をめざす10年計画「MY Mutual(※1) Way 2030」をスタートしました。
この10年計画のもと、2024年度から開始した3ヵ年プログラム「MY Mutual Way Ⅱ期」(2024~2026年度)では、「生命保険会社の役割を超える」ことをめざしています。
「生命保険会社の役割を超える」という言葉には、「保障とアフターフォローの提供」という生命保険会社の従来の役割を大切にしながら、2「大」プロジェクト(「みんなの健活プロジェクト」「地元の元気プロジェクト」)の取組みを強化することで、「ヘルスケア・QOL(※2)の向上」と「地域活性化」という2つの方向にさらに役割を拡充していく、という強い想いが込められています。
「MY Mutual Way Ⅱ期」の初年度である2024年度は、政治・経済・金融環境をはじめ、経営環境が大きく変動した1年でしたが、環境変化に柔軟に対応することで、高い健全性を確保しつつ、増収・増益を果たすことができました。
また、「循環器病 対策Pro」や「明治安田の長期運用年金」の発売、米国の生命保険会社バナーライフ社の買収を含む、英国の大手金融サービス会社である「Legal & General Group plc」との戦略的業務提携契約等による海外保険事業の拡大、さらなるAI活用に向けた態勢整備など、各分野における取組みは着実に進展いたしました。
さらに、2「大」プロジェクトの取組み等により、「行政サービス案内(※3)」の取組みが消費者庁「消費者志向経営優良事例表彰」において「消費者庁長官表彰」を受賞したほか、経済産業省認定の「健康経営優良法人ホワイト500」においてもトップ50入りを果たすことができました。加えて、「お客さま満足度」調査における総合満足度も過去2番目の高い水準を記録するなど、所期の成果を挙げられたものと考えています。
2025年度は「成長を加速する1年」と位置づけ、3月に包括的パートナーシップ契約を締結したイオングループを含む、当社と志を同じくする自治体や企業・団体との新たな協業等を通じてお客さまとの接点を拡大しつつ、資産運用、海外保険事業による収益向上にも引き続き取り組んでまいります。
これらの取組みを通じて、社員配当・MYミューチュアル配当等のご契約者への還元のほか、Jリーグ、JLPGAへのスポーツ協賛や「地元の元気プロジェクト」等を通じた地域社会への貢献をいっそう拡充することで、さらなる「成長と還元の好循環」の実現をめざしてまいります。
今後とも、末永くご愛顧を賜りますよう、お願い申しあげます。
- ※1 Mutualは「相互の」という意味であり、保険会社のみに認められている特別な会社形態「相互会社」も意味しています。相互会社は、ご契約者(社員)が会社の構成員であることから、ご契約者の利益を最優先とした長期安定的な経営が可能となると考えています
- ※2 QOLはQuality of life(クオリティ・オブ・ライフ)の略で、「生活の質」「生命の質」「人生の質」を意味しています。一人ひとりが自分らしい生活を送り、こころ豊かな人生を送れるようにすることをめざした考え方です
- ※3 行政サービス案内は、自治体と協働し、MYリンクコーディネーター等(営業職員)が、地域のみなさまの「健康」「介護」「子育て」「防災・防犯」の4つの分野に関する生活課題を確認し、その解決の一助となる行政サービス情報をご案内する活動のことです