表記について

読み方について

男の子は平成・令和の上位常連、『蓮』くんが2年ぶり7回目、
女の子は近年急上昇中の『紬』ちゃんが初のトップ!

男の子の名前トップ3のポイント

男の子の名前は、『蓮』くんが2年ぶり7回目のトップとなりました。植物の「蓮(はす)」は、仏教の象徴的な花で日本らしさを連想する植物であるとともに、泥の中で力強く根を張るその特徴から、大地に根ざす力強いイメージがあります。「蓮(はす)」の植物の最大の特徴は、「連なってたくさんの実をつける」ことです。コロナ禍の長期化により、対面による人とのつながりや行動等が制限される環境下だからこそ、「人とのつながりのなかで困難に打ち克つ子に」「人を結び付ける子に」などの想いが名付けの背景にあるのかもしれません。なお、『蓮』くんは、東日本大震災の年(2011年)にも1位を獲得しています。
2位には、「明るい光(陽)」「空高くはばたく(翔)」を連想させる『陽翔』くん、3位には広大な海や空のように「さわやかで清々しい」「美しく壮大な自然」を連想させる『蒼』くん、「社交的でグローバルな雰囲気」を連想させる『湊』くんが根強い人気で上位にランクインしました。

女の子の名前トップ3のポイント

女の子の名前は、『紬』ちゃんが調査開始以来初の1位を獲得しました。昨年1位の『陽葵』ちゃんと異なり、読み方が限定(当調査では概ね『ツムギ』ちゃん)されるなか、1位に輝いた理由は?
それは、コロナ禍ならではの時代背景が影響したのかもしれません。「紬」の名付けの由来となる絹織物は、糸を掛け合わせて大変な手間と時間をかけて丹念に作られることから「つなぐ」「根気強さ」「丈夫さ」などを連想させます。
今年は、全国で爆発的に新型コロナウイルス感染症が猛威を振るいました。「紬」の字が持つ「丈夫で長生き(健康)」「人の輪をつなぐ(つながり)」を連想させるイメージや「ツムギ」の音が持つ「音の柔らかい響き」が与える温和感などに人気が集まったのかもしれません。ほかにも、「紬」を使用した名前の表記として、『紬希』ちゃんが今回8位(前回86位)に大幅ランクアップしました!
2位には「明るい光(陽)」「芯の強さやたくましさ(葵)」などのイメージがあり、かわいらしさと美しさを連想させる『陽葵』ちゃん、3位には「凛とした」「凛々しい」に加え、逆境を乗り切る「たくましさ」を連想させる『凛』ちゃんが昨年同様、上位にランクインしました。

<番外編>
『紬』ちゃんの躍進の背景に、2020年にあの名曲を題材に映画化された「糸」が影響?

近年、名曲をもとにした映画作品がヒットしており、昨年8月には中島みゆきさんが歌う名曲「糸」が菅田将暉さん・小松菜奈さんのW主演で映画化され、大きな反響をよびました。名曲「糸」は、糸を人に見立て、男女の出会いの奇跡や絆の大切さを歌った楽曲ですが、昨年から続くコロナ禍で、人との接触が制限される時代背景も相重なり、男女の出会いのみならず、「人との出会いの尊さ」などに多くの共感を得ました。本調査で『紬(ツムギ)』ちゃん(名前の読み方は昨年8位から3位、名前の表記は昨年8位から1位)がランクアップした背景には、名曲「糸」から着想された名付けが影響しているのかもしれません。

漢字一文字の名前が引き続き人気!

男の子の名前は、漢字一文字の名前がベスト10の上位を占め、ベスト50でも昨年を上回る21の名前がランクインするなど、年々人気を集めています。漢字一文字の名前は、「漢字そのものの意味が伝わりやすい」のが特徴です。
また、毎年、前年ランク外からベスト50入りすることも多く、漢字は「時代変遷を映す鏡」なのかもしれません。来年、新たにランクインする漢字に注目です。

ベスト50にランクインした漢字一文字の名前(男の子)

名前

順位

(昨年順位)

第1位

(第2位)

第3位

(第1位)

(第7位)

第5位

(第2位)

第11位

(第8位)

第13位

(第5位)

(第19位)

第17位

(第30位)

第22位

(第11位)

(第32位)

第27位

(ランク外)

第29位

(第21位)

(第36位)

第35位

(第45位)

第40位

(第27位)

(〃)

(第40位)

(ランク外)

第45位

(第23位)

(第32位)

(ランク外)

男の子で使用される漢字は、「翔」が初のトップ!
他の漢字との組み合わせの種類の豊富さが人気の理由!?

男の子の名前に使用される漢字トップ3は、昨年2位の「翔」が初のトップに輝き、2位は昨年1位の「斗」、3位は昨年4位の「大」という結果になりました。トップの「翔」を使った名前は、多い順に『陽翔』くん(2位)、『大翔』くん(15位)、『悠翔』くん(17位)など、ベスト100に17種類がランクインしています。
使用した名前の種類で見てみると、1位の「翔」が173種類、2位の「斗」が176種類、3位の「大」が147種類の組み合わせがあり、他の漢字との組み合わせの種類の豊富さが人気の理由なのかもしれません。

使用漢字は「花」が2年連続でトップ!
トップ5の「花」「菜」「愛」「莉」「奈」は、12年連続でトップ10入り!

女の子の名前に多く使用される漢字トップ3は、1位が「花」、2位が「菜」、3位が「愛」と、昨年調査から順位変動はなく、トップ25の入れ替わりも「羽」(22位)のみとなりました。
また、4位の「莉」、5位の「奈」を加えたトップ5は、2010年の調査開始以来、12年連続でトップ10入りする人気の漢字です。

12年連続でトップ10入りする「花(ア)」・「菜(ア)」・「愛(ア、イ)」・「奈(ア)」・「莉(イ)」。
その共通点は、母音の『ア』『イ』!名前の“頭文字”と“止め字”の傾向を調査!

女の子の名前に使用される漢字の固定化傾向を受けて、その要因を分析してみたところ、使用される漢字トップ5の「花」「菜」「愛」「奈」「莉」には、“母音”(ア・イ)という共通点がありました。それぞれの母音の特徴は、「ア」は明るさ、「イ」は賢さを連想させる音と言われています。もしかしたら人気の背景には、「音の響き」が大きく影響しているかもしれません。
本調査では、“頭文字”の母音と“止め字”の母音の傾向をまとめてみました。

2021年生まれの名前“頭文字の母音”と“止め字の母音”の傾向(女の子)

占率トップ3を網掛け表示

(参考)「花」「菜」「愛」「奈」「莉」を使った組み合わせ例

1位:頭文字の母音「イ」、止め字の母音「ア」
莉愛 など
2位:頭文字の母音「ア」、止め字の母音「ア」
など
3位:頭文字の母音「イ」、止め字の母音「イ」
など

10年前と比較!2011年生まれの名前“頭文字の母音”と“止め字の母音”の傾向(女の子)

女の子の母音に関する分布傾向は、10年前とほぼ同じ結果に!

占率トップ3を網掛け表示

(参考)「花」「菜」「愛」「奈」「莉」を使った組み合わせ例

1位:頭文字の母音「ア」、止め字の母音「ア」
愛菜 愛菜 など
2位:頭文字の母音「イ」、止め字の母音「ア」
莉奈など
3位:頭文字の母音「ア」、止め字の母音「イ」
々美 愛莉 など

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