![あなたの心を蝕む!? 貯蓄依存脱却方法4選 [お金のプロ横山先生]](../assets/imgs/money/money21/mv_img_sp.jpg)

- ※本記事は2023年5月時点の情報です。

目的はないけれどお金を貯めることばかり考えてしまう、常に節約を意識してしまう…そんな方は、「貯蓄依存」かもしれません!
本企画では「貯蓄依存」の症状と、依存脱却に効果的な見直しについて、家計再生コンサルタントとして、お金に関してこれまで2万6,000件以上の相談に答え、171冊の著作を誇る横山光昭さんにお伺いしました。


貯蓄のための節約は、安心した将来設計を行なううえでも大切な習慣です。
しかし行き過ぎた節約は、時として自分を苦しめてしまうことも。
「お金を貯めることが目的になってしまい、お金を使うこと自体に常に不安を覚える。そのような状態が、貯蓄依存の症状」と横山さんはいいます。
お金を貯めて、それをどう使うかを学ぶことが人生をより豊かにするためにも必要です。


具体的に、貯蓄依存の危険性があるとはどのような人でしょうか。以下の項目で当てはまるものがないか確認し、自分の貯蓄依存度をチェックしてみましょう。
貯蓄依存度チェック項目
- 預貯金の残高を必要以上に確認してしまう
- 貯蓄の目的をはっきりと決めていない
- 必要な支出でも、お金を使うことに罪悪感や不快感がある
- つい100円均一ショップで便利グッズや日用品を買ってしまいがち
- 質の良さよりも量の多さや値段の安さで商品を選んでしまう
上記の特徴に当てはまる人は、気付かないうちに貯蓄依存になっている可能性があるため、注意が必要です。
また、横山さんは、依存状態になりがちな人の傾向として、現金主義で投資などにも抵抗を感じていること・目的を持った家計管理をしていないことが挙げられるといいます。

「このような人たちに共通するのは、モノの価値を価格でしか判断できないなど、お金に関して知識がアップデートされていなかったり、視野が狭かったりしますね。依存脱却のためには、貯め方だけでなく、お金の使い方を“学ぶ”ことが大事です」


-
お金を使う目的を考える
まずは、貯蓄をする目的を決めましょう。老後の備えなのか、子どもの教育費のためなのか、ほしい物があって貯めたいのかなど、お金を使う目的を考えて貯蓄をしましょう。
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家計を見直す
自分が稼いだお金が何にどのくらい使われているのか、具体的に把握していますか?出費の傾向を知るだけでも、家計管理に役立ちます。必ずしも支出を細かく管理する必要はなく、まずは支出の多いジャンルのみ出費額を把握するだけでも十分に効果的です。
-
使ってもいいお金、使ってはいけないお金の判断軸を設定する
「自分への投資の出費ならOK」、「コンビニで買うのはNG」など、お金を使ってもよい場面・悪い場面を、自分なりに設定しましょう。
また月収の5%は「自由に使えるお金」にするなど、あらかじめ浪費を想定した家計管理をすることで、安心してお金を使うことができます。 -
人のためにお金を使ってみる
自分以外の人のためにお金を使うのも、お金の使い方に余裕を持つきっかけになります。相手が喜ぶ顔を見れば、出費をすることで得られる幸せに気付けるかもしれません。

貯蓄依存の人におすすめの家計管理の方法を教えてもらいました。ポイントは、「使うお金」(収入の1.5ヵ月分)、「貯めるお金」(最低でも収入の6ヵ月分)、「増やすお金」(残りのお金)に分けて管理を行なうこと。

-
使う
収入の1.5ヵ月分
生活費
-
貯める
収入の6ヵ月分を
めざそう!旅行費
教育費
-
増やす
残りのお金
このように「使う」「貯める」「増やす」の3つの用途に分けて管理することで、貯蓄の目的もより明確になり、結果として貯蓄依存の脱却にもつながります。
「使うお金」は、切り崩し可能な貯蓄のことです。基本的に1ヵ月の収入に収まるような意識で生活しつつも急な出費に備えて0.5ヵ月分を上乗せして準備します。次に、「貯めるお金」。目的にもよりますが、まずは月収の6ヵ月分をめざして貯めていきましょう。旅行費や子どもの教育費などは、ライフイベントに備え、これとは別に貯めていくことが大切です。6ヵ月分を最低ラインとし、最終的には12ヵ月分ほど持っておくと良いでしょう。そして、どちらにも当てはまらない長期的に使う予定のないお金を「増やすお金」にまわしていきます。「増やすお金」はただ持っておくのももったいないので、投資などを活用して、貯めながら増やしていくための費用。
また、ここで気をつけないといけないのは管理することが目的化してしまうことです。あくまでも家計管理は手段なので、最終的な自分の目的を見据えて、管理していくことを忘れないようにしましょう。

横山さんは、まずは「貯めるお金」が6ヵ月分に達成したら、投資などを活用してお金を運用していくことが安全だと話してくれましたが、貯めるまでになかなか時間がかかってしまうのも事実。そこで、貯蓄と投資を同時に行なうことも推奨しています。その際に、目安となる投資と貯蓄のバランスも教えてくれました。
「投資にまわすお金の目安としては、月収の約1/6くらいと提案することが多いです。月収が30万円の人の場合は、5万円ですね。25万円を生活費として使い、5万円の振り分けは家計状況や貯めるお金の達成具合にあわせて、すべて投資に回すか、一部を貯蓄に回すかなどを検討していただく。小さい金額から投資できるものも増えてきているので、そういったものも活用していくといいと思います」
月収(手取り)30万円の
ひとり暮らしの収支イメージ例
- 家賃
- 10万円
- 食費
- 5万円
- 水道・光熱費
- 1万円
- 通信費
- 1万円
- 趣味・交際費
- 4万円
- 被服・美容費
- 2万円
- 雑費そのほか
- 2万円
- 貯蓄・投資
- 5万円

物価高が続きますが、今回紹介した家計管理のポイントを踏まえて、貯めるだけでなく、使うことを意識すれば、充実した人生になるかもしれません。

監修
横山光昭
監修横山光昭
家計再生コンサルタント、株式会社マイエフピー代表。お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、家計の確実な再生をめざし、個別の相談・指導に高い評価を受ける。これまでの相談件数は2万6,000件を突破。書籍・雑誌への執筆、講演も多数。著書は90万部を超える『はじめての人のための3000円投資生活』や『年収200万円からの貯金生活宣言』が代表作。著作は171冊、累計380万部となる。
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