FPが伝授!夏のボーナス賢い使い方!

絶対避けたい使い方って?ボーナスを有意義に使うには?
  • ※本記事は2023年5月時点の情報です。
取材・文:納谷ロマン

会社員にとっての夏の一大イベントといえば、夏のボーナス!みなさんはどんなことに使う予定ですか?せっかくのボーナス、できれば後悔をせず、有意義に使いたいですよね。

ボーナスはお金との付き合い方を考える絶好のチャンス。事前にしっかりと使い方を考えておくことが重要です。今回は、ファイナンシャルプランナーの高野具子さんに監修いただき、夏ボーナスの避けたい使い方と賢い使い方を紹介します。

避けたい使い方 1生活費の補填

ボーナスで普段の赤字分を補填するのは避けたいところ。一時的に黒字になり安心を得ますが、ボーナスが減ったときに生活がとても苦しくなってしまいます。業績や景気の影響を受ける可能性があり、安定的な収入とはいえないボーナス。普段からボーナス頼りの生活をしているのは、長期的にみてとても危険な状態です。
生活費に赤字が出ているという人は、ボーナスを機に普段の生活費を見直しましょう。ボーナスは一般的に半年ごとに支給されることが多いので、このタイミングで直近半年の家計を振り返る習慣をつけるのもおすすめです。

家計見直しのアドバイス

家計を見直す際は、日々の出費を固定費・変動費に分けて考えるのがおすすめです。

固定費家賃、光熱費、保険料、携帯代や車や住宅ローンなど、必ず出ていくお金のこと。ここを見直せると、恒常的にお金が貯まりやすくなります。

変動費食費や洋服代、趣味など娯楽につかうお金です。不要な出費はないか、使いすぎていることはないか、見直してみましょう。

避けたい使い方 2ローンの返済

生活費の補填と同じ理由ですが、不安定な収入ともいえるボーナスをあてに支払いをするのは危険です。将来、予期せぬ出費が発生したときに、必要な資金を用意できずに、借入をすることになり、借金が膨らむという悪循環が生まれる可能性があります。
そもそもボーナスに依存したローンを組むこともできれば避けるべきです。

ただし繰り上げ返済であればボーナスの活用を検討してみてもよいでしょう。予定より早く完済したり、利息負担を軽減できたりする可能性もあります。

避けたい使い方 3衝動的な買い物

ボーナスが入ったとき、衝動的にブランド物や普段手の届かない高額なものを買ってしまうことはないですか?こうした衝動買いは、本当はいらないもの、使わないものを購入してしまい、後悔する可能性が高いです。どんな良質な商品でも、使わなかったら単なる無駄遣い。ボーナスが入ってテンションが上がっても、長期的にみて必要か、冷静に考えて元々ほしかったのかを考えてから使うようにしましょう。

生活費の補填、ローンの返済、衝動的な買い物…。これらはいずれも日々の計画性が欠けている場合発生してしまいます。では、計画性をもったボーナスの賢い使い方とはどんなものでしょうか?

賢い使い方 1家具や家電などの購入

ずっとほしいと思っていた家具や家電がある場合、直近で故障したものがある場合は、購入予算として確保しておくとよいでしょう。質のいい家具や、時短につながる便利な家電がたくさんある現代。良いものを買って生活の質を高めたいという人も多いはず。しかしそうした商品は高額なものが多く、通常時に買う場合、分割払いを選んでしまう人も多いです。分割すると金利が増え、余計な手数料を支払うことになる場合があります。そういったほしいものがある場合は、ボーナスを利用し、タイミングを見て有利な時期に一括で購入するとよいでしょう。

賢い使い方 2自己投資

自己投資とは、自分自身のスキルや能力を向上させるための投資のことです。例えば、語学学校や資格取得のための講座などを受けることで、将来的なキャリアアップにつながる可能性があります。

賢い使い方 3貯蓄・資産運用

貯蓄はすぐに引き出して使えるといった特徴もあるので、将来的な不測の事態や大きな買い物のために一定額は貯蓄しておくのがいいでしょう。

「長期的にみてお金を増やしたい」という方は、ボーナスを資産運用に回すのも賢い使い方と言えるでしょう。資産運用というと難しそうに聞こえてしまいますが、資産運用に慣れていない方に向けておすすめの方法をご紹介します。

おすすめの資産運用①:投資信託

まずおすすめしたいのが投資信託です。専門家が銘柄選びから運用までのすべてを担ってくれるため、高度なスキルや経験などがなくてもはじめやすいといえます。また、運用会社を通じてさまざまな投資対象に分散投資できるため、リスクを少なく運用することが可能です。ただし投資信託は、価格変動のある金融商品に投資するため、運用成績次第では元本を下回ってしまう可能性もあるので注意が必要です。

おすすめの資産運用②:貯蓄型保険

もう一つおすすめしたいのが貯蓄型保険です。保険料の一部を積み立てることで、保障を得ながら、満期時や解約時にお金を受け取ることができます。個人年金保険や終身保険、学資保険などの種類があり、用途に応じて選ぶことができるのも特徴です。ただし、解約するタイミングや保険の種類によっては、解約返戻金が払い込んだ保険料を下回ることがあるため、保険料の設定や払込期間に注意が必要です。

ボーナスの賢い使い方をするには、ボーナスをあてにした生活をしないことです。普段から積み立てをして余裕をもたせておくことで、ボーナスの使い道の選択肢も広がりますよ。

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Profile

高野具子

My Money Coach代表。ウエディング業界を経て、保険業界へと転身。入社後は延べ1000件の顧客のコンサルティングを行い、優秀コンサルタント賞を受賞。その後より広い視点で金融アドバイスを行なうべく、保険屋特定の金融商品を販売しない独立系FPへと転身。アラフォー世代の働く女性をメインにFPとして、サポートを行なう。現在は『週刊朝日』に取材されるなどメディアでも活躍中。

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