- ※本記事は2023年1月時点の情報です。
私たちの生活に必要不可欠な「お金」。旅行や買い物などを楽しむとその分なくなりますし、毎日食べて生活するだけでもお金はかかります。自分の将来のため、病気や事故に備えて、貯蓄をした方がいいと思いながらも毎日の生活費で精一杯……なんて人も多いのではないでしょうか?
今回は年間300万円の貯蓄生活を送る節約オタクこと、森ふゆこさんにインタビューを行ないました!もともとズボラで浪費家だったという彼女は、節約のみで1,000万円を貯蓄したそう。どんな節約生活を送っているのか、そして、誰にでもすぐに実践できる節約方法を教えていただきました!
自分のお金と向き合う貯蓄のポイント!
節約のきっかけはストレスからの解放!
—— 今日は節約についていろいろお話を聞けたらと思っています。まず、森さんについて簡単に自己紹介をお願いします。
森ふゆこ:
会社員時代にはじめた自分の節約経験を生かして、『節約オタクふゆこ』としてブログやYouTubeでみなさんの節約に少しでも参考になるような情報を発信しています。
—— YouTubeにはどのような動画を公開しているんでしょうか。
森ふゆこ:
節約におすすめのアイテムを紹介したり、浪費家だった自分が貯蓄できるようになるまでのロードマップなど、節約初心者の方に参考になるようなわかりやすい動画を心がけています。
—— 浪費家だったとのことですが、当時はどんな生活を送っていたんでしょうか?
森ふゆこ:
いわゆる、ファッション雑誌に載っているようなキラキラした女子を理想像にしていて、毎月のように流行の服やバッグを買っていたり、高級な化粧品を買ったり、ネイルをしてみたり……。周りにあわせて流行に執着するような状態でしたね。
—— その執着心はどこから来ていたんでしょうか。
森ふゆこ:
出産や老後といった将来や金銭面に対する不安や、働いていた会社が自分にマッチしておらずストレスを常に抱えていて、それを紛らわすために浪費をして、また金銭的に不安になり……。とにかく悪循環な毎日でした。
—— ちなみに、当時の収入と貯蓄額はどれくらいだったんでしょうか。
森ふゆこ:
年収は350万〜400万円くらいで、それまでの貯蓄は40万円ないくらいでした。「節約をしなくては……」と思いながらも、家計簿も自炊も続けられず、失敗を繰り返していました。
—— そんな森さんが節約をはじめたきっかけはなんだったんでしょうか。
森ふゆこ:
自分が結婚や出産、家の購入など、将来的に絶対必要になるお金の準備が全くできていないという焦燥感からでした。実際に節約をできるようになったのは転職をして、仕事に対するストレスがなくなったことが大きかったです。
—— 仕事のストレスがなくなって、浪費ではなく自分のお金の不安に向き合えるようになった、と。
森ふゆこ:
節約を失敗していたときの私は悩みに疲れてしまっていて、節約をする気力がなかったんです。節約できない自分を責める必要は全くありません。まずは、自分のストレスと向き合って節約のやる気を確保することが大切です。
ふゆこ流!貯蓄1,000万円を達成した節約術!
—— 転職がきっかけでストレスから抜け出し、節約をはじめられるようになったふゆこさん。実際、どのような節約からスタートしたんでしょうか?
森ふゆこ:
今までは「仕事を頑張っているからいいか」と暮らしていた新築物件を引き払い、築年数が30年ほど経っている物件に引っ越しをして毎月の家賃を落としました。普通に生活するうえでは全く不便がないのに月に2万円以上の節約ができることがわかって、「これなら私も続けられるぞ!」と感動して、ほかにも削ることができる部分を節約するようになったんです。
—— 成功体験をしたことで、節約の自信がついたんですね。具体的にどんなことを実践されているのでしょうか。
01 まずは収支を把握する!
自分の出費を明確に把握できている人って実は少ない!目標を立てるのも大事だけど、家計簿をつけて、家計を数字でちゃんと把握して、意識と実際の金額のズレを認識することが大切。
例えば「月の生活費が20万円くらい」って思っている人でも、実際は25万円だったりすることも。
漠然と把握するんじゃなく、キッチリと収支を知ることがスタートラインです。
02 はじめやすい節約術
自分の収支を知ることができたら、食費の節約などはじめやすい節約方法に取り組んでみるのがおすすめ。
- ● 食事は自炊メインに切り替えて、特売の食材をまとめ買いしてからメニューを考える
- ● マイボトルを持参して節約。ふゆこさんの場合、1日に3本くらい水筒を持ち歩き!
外で飲み物を買っていたときに比べて、年間で10万円ほどの節約になったとか! - ● ふるさと納税の返礼品は、贅沢な食材や道具より
トイレットペーパーなどの生活日用品にあて、生活費を削減 - ● ケータイのキャリアを格安SIMに変更して月の固定費を抑える
- ● 日常生活で利用するサービスを統一してポイントを効率的に貯める、活用する
まずは自分の収支をきちんと把握すること。そして、簡単で続けられそうな節約方法が継続して、自分に自信をもたせてあげることで、節約生活が続けやすくなるのでおすすめ。
—— どれも日常に密着した節約術ですね!ところで、女性だと化粧品にもお金がかかりますよね。
森ふゆこ:
いわゆるデパコス(デパートで売っているような高級な化粧品)だった化粧品も、ドラッグストアで500円で買えるような安い化粧品に変えました。肌の調子は個人差があるので一概には言えないんですけど、私の場合は食事や運動に気を付けることで、節約できなかったときよりはるかに肌の調子がよくなりました。精神的なストレスを減らせたことが大きかったのかもしれません。
でも、メイクにはこだわりたいっていう女性の人も多いと思うので、削ることがストレスになるようであれば節約する必要はないと思います。自分にストレスがかからない方法が一番大切ですから!
節約は継続!投資を活用してめざす将来のビジョンとは?
—— 森さんが節約をはじめて、現在どれくらいの貯蓄があるんでしょうか。
森ふゆこ:
だいたい1,200万円ほどです。転職したときが3年ほど前なので、だいたい年間300万円ほどのペースで貯蓄できています。もちろん、これからも貯蓄は続けていきますよ。
—— 世間一般的には、森さんの年齢では十分な貯蓄をすでにもっていると思いますが、それでも節約を続けられる理由はどうしてでしょうか?
森ふゆこ:
そもそも、今の生活を辛いと思っていないというか、楽しめているんです。「どうして楽しめているんだろう?」っていうのを言語化したくてYouTube活動を続けているんです。
—— YouTubeでは投資についても発信していますが、貯蓄を作るうえで、やはり投資は重要なんでしょうか?
森ふゆこ:
現在は投資もしていますが、大半が節約で貯めた貯蓄なんです。投資はもちろん重要ではあるんですけど、まずは生活防衛資金(※1)を貯めてから投資をするのが望ましいとされています。自分の場合もまずは節約で300万円ほど貯蓄を作ってから投資をはじめたので、慌てる必要はないと思いますよ。貯蓄の基本は節約から、ですね。それができたら、投資も視野に入れて貯蓄額の活用方法を考えるとよいと思います。
※1…日常生活で万一の事態に備えて用意しておくべきお金のこと。 一般的には、1ヵ月あたりの生活費の3〜6ヵ月分の貯蓄。
—— 森さんが目標としている貯蓄額はありますか?
森ふゆこ:
私が十分に満足できる生活をするのに必要なお金は月に10万円っていうことが家計簿を見直してわかったんです。そして、現在やっている高配当株やインデックス投資を3,000万円したとしたら、リスクもありますが、うまくいけば月に10万円の収入があると計算しました。なので、とりあえず目標は30代のうちに3,000万円の貯蓄をめざして、働かずとも十分な生活ができるように、これからも節約を続けていきます。
—— 節約を楽しんでいる森さんのお話を聞いて、自分のペースではじめてみようかなとも思いました!
森ふゆこ:
無理をしたら絶対に続けることはできませんから!私も節約ばかりしているわけじゃなくて、趣味で旅行に行ったときには、少し贅沢なお店で食事を楽しんだりしてリフレッシュしますし。自分の心が充実できることに対してはしっかりとお金を使うことも節約のコツですね。つまずきそうなときがあったら、私のYouTubeを見て参考にしてみてくださいね!
—— 本日はどうもありがとうございました!
ということで、今回は節約オタクの森ふゆこさんにお話をお聞きしました。
もともとズボラで浪費癖があったという彼女も、自分のストレスと上手に向き合うこと、簡単にできる節約を継続し自分に自信をもたせてあげることで、若くして1,000万円以上もの貯蓄を生み出すことができました。
森さん曰く、「貯蓄は誰でもできること。
スイッチを入れられるかどうかが大事」とお話してくれました。
まずは、自分の生活費を明確に把握してみることからチャレンジして、自分のペースで節約に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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