※本記事は、2025年5月時点の内容です
シニア世代の方のなかには、子育てや仕事が一段落したことで、それまで生活の多くの部分を占めていたものがなくなったように感じている方もいるかもしれません。しかし、ポジティブに捉えてみると、むしろ、これまで忙しさのあまり後回しにしてきた「本当にやりたかったこと」をはじめる、またとない機会です。
「何からはじめたら良いんだろう?」「あまりお金はかけたくないな」と感じているなら、手軽に、そしてあまりお金をかけずにはじめられる活動として、趣味のサークル活動があります。今回は、セカンドライフを豊かに彩るサークル活動の魅力とはじめ方について、シニアによる趣味・サークル活動を支援するオンラインコミュニティサービス「趣味人倶楽部」の事例をもとにご紹介します。「趣味人倶楽部」を運営する株式会社オースタンス代表 菊川諒人さんに詳しくお話を伺いました。
その名のとおり"趣味"をきっかけにつながるシニア世代のためのコミュニティサービス。シニア・中高年向けのサービスとしては日本最大級の規模で会員数42万人を誇る。共通の趣味を持った仲間と情報交換をしたり、コミュニティ内で交流を深めた人同士でお出かけをするなど多岐にわたる活動を楽しむことができる。
シニア世代を中心に、趣味のサークル活動が盛り上がっています。あなたの周りにもサークルに入って活動している方がいらっしゃるかもしれません。サークル活動をはじめることで、人生がより豊かになるような、さまざまなメリットが期待できます。
サークル活動の大きな魅力の一つは、好きなことに心ゆくまで集中できる時間が持てること。自宅でひとりだと、つい別のことに気が散ったり、腰が重くなってなかなかはじめられなかったりすることもありますよね。その点、同じ目的を持った仲間と一緒に活動することができれば、刺激にもなりますし集中力も高まるもの。互いに励ましあい、新しい発見を共有するなかで、モチベーションを維持しながら、趣味を楽しむことができるでしょう。
歳を重ねるごとにどうしても環境が固定され、出会いの幅も狭まってしまいがち。しかしサークル活動をはじめることで、いろいろなバックグラウンドを持つ方との出会いも増えていきます。さらに良いのは、趣味や好きなことという共通項でつながれること。会話が盛り上がるだけでなく、感覚や価値観を理解しあい、共有できる仲間が増えるのも、サークル活動の大きなメリットです。
実際に、サークル活動に参加している方からは「居場所ができた」「新しい世界が広がった」という声もよく聞かれます。
楽しみが暮らしのなかで増えることによって、普段の生活でも活動的になる方も多いようです。なかなか出歩くのがおっくうだな、と感じるときでも、仲間ができることによって誘いあいながらお出かけをする機会も増えたり、趣味を通じて目標ができることでも生活に張りが生まれたりします。
監修者菊川さんのポイント!
興味の幅が広がることで行動が
変わることも!
興味の幅が広がることで行動が変わる人も少なくありません。とあるお散歩のサークルに参加した方は、いつもの散歩道について「もっと知りたい」と感じるようになり、図書館でその歴史を調べるようになったそうです。最近では生成AIを使って簡単に歴史を調べる方も増えており、得た知識をサークルの仲間と共有しながら学びあうことも増えています。
さらに、受け身だった方が自発的になるという変化も見られます。ある女性は、サークルで積極的に活動する仲間に刺激を受け、自分でお茶会を開いたり、観劇サークルを立ち上げたりするまでになりました。サークルでの出会いや刺激によって、行動が大きく変わることは珍しくありません。
少し前までは、趣味の活動といえば習い事をするか、地域のコミュニティを通じて気のあう人を探すといったものが主流でした。しかし近年、サークル活動にはいろいろな変化が起きています。
一昔前の趣味のサークル活動は、カルチャーセンターや公民館での対面が主流でした。しかし、活動時間や場所の制約が参加へのハードルになることもあります。こうした背景もあるのか、近年は、オンラインで完結するサークル活動も多くなっています。オンラインなら匿名で気軽に、遠方からでもスマホやタブレットで参加可能。住む場所や人間関係の心配もなく、誰もが自分にあったサークルを見つけやすいことが利点です。
また、オンラインとオフラインを組み合わせたサークルも増えてきました。対面での活動を基本にしながら、普段はSNSで情報交換する、オンラインでの活動を基本にしながらイベント時だけ集まるなど、さまざまな活動スタイルがあり、活動の選択肢が広がっています。
好きなことや打ち込みたい趣味があまりない、という方でも気軽に参加しやすいのが、オンライン上で「コミュニケーションを取る」ことだけにフォーカスしたサークル活動です。
なかでも、このところ意外な人気を集めているのが、オンライン上で朝「おはよう」を送りあうだけの「おはようコミュニティ」。一日のはじまりに誰かとつながれる貴重な場所として喜ばれています。ほかにも、オンライン上でしりとりを楽しむコミュニティなども人気です。気軽で気負いなくコミュニケーションが取れる場所として、毎日楽しみにしている方も少なくありません。
監修者菊川さんのポイント!
シニア世代もデジタルを
使いこなしている
シニア世代でもスマホを使いこなす人は多く、オンラインコミュニティでは、YouTubeで動画投稿にチャレンジしたり、AIをみんなで使ったりするコミュニティも出現しています。オンライン上で「おはよう」を送りあったり、「しりとり」などでライトにコミュニケーションを取ったりなど、時代にあわせてコミュニケーションの取り方も、サークルの活動スタイルも多様化しています。
以前からあるおなじみのサークルに加えて、最近人気のサークルを紹介します。
サークル活動は、ただ趣味を楽しむだけでなく、知的好奇心を満たし、学びを深める場にもなります。自分の関心があることについて、単にスキルを得るだけでなく、その歴史的背景や文化的な背景まで深く掘り下げて調べる方も増えています。
例えば、御朱印巡りのサークルなら、訪れる神社の創建や祀られている神様について、自分なりに深く調べてメンバーと共有し、活動をさらに豊かなものにしています。仲間との交流を通して、知識が広がり、より奥深い学びへとつながるのも、サークル活動ならではの魅力です。
エンターテインメント系のサークルは非常に多種多様で、あなたの「好き」が見つかる選択肢が豊富にあります。例えば、歌うことが好きならカラオケサークルで仲間と一緒に最新ヒット曲や懐かしのメロディを熱唱したり、映画鑑賞が趣味なら映画鑑賞サークルで話題作から名作までを鑑賞し、深く語りあったりするサークルが活発です。
また、同年代の仲間が集まり、過去に好きだったアーティストやアイドルについて熱く語りあうサークルも盛り上がっています。
自ら情報発信に挑戦するようなサークルも最近では人気です。自分でYouTubeやポッドキャストなどのチャンネルをつくり、企画・撮影・編集といった制作過程そのものを楽しむサークルも。メンバー同士でアイデアを出しあい、機材の使い方を教えあいながら発信する喜びを味わえるのが魅力です。
監修者菊川さんのポイント!
自ら発信を続け
インフルエンサーになる人も
例えば、シニア向けのオンラインコミュニティのなかには、実際のラジオ番組と連動した取組みや、投稿が紹介される仕組みを持つものもあります。私たちオースタンスが運営しているコミュニティサービス「趣味人倶楽部」でも、こうした発信型の活動が人気を集めており、自分の言葉が誰かに届く体験を楽しみにしている方も多いようです。なかには自らが企画発信しシニアインフルエンサーになる人も。いきいきと活動している仲間の姿に刺激を受けて、自分が企画する側や教える側になる人も増えている印象です。
趣味を安心して長く楽しむためにも、
元気なうちから将来の備えを考えてみませんか?
趣味のサークル活動は、セカンドライフを豊かに彩ってくれます。充実した日々を長く安心して続けるためには、健康への意識とともに将来への備えも大切です。もしものときに備えて、元気なうちに保険も検討してみてはいかがでしょうか。明治安田では、大切なセカンドライフの「もしも」に寄り添い、安心と備えをサポートする商品を取りそろえています。
近くで探す
家から通いやすい場所で活動したい方や、近所で親しくなれる仲間を見つけたい方は、地域の公民館やカルチャーセンターなどで募集されているサークルを探してみましょう。
親しい友人や家族からの紹介でサークルに参加するのも良い方法です。すでに参加している人がいれば、サークルの雰囲気などを具体的に把握でき、安心して一歩を踏み出しやすいでしょう。
オンラインで探す
一方で、「近所の人にはあまり知られずに活動したい」という方には、オンラインでのサークル探しがおすすめです。シニア世代に特化したSNSやコミュニティサイトのほか、一般的なSNSやオンラインサービスでもサークルを見つけたり、交流を深めたりできます。例えばFacebookなら、共通の趣味や関心事を持つ人が集まる「グループ」機能が充実しているので、自分の趣味や知りたい内容をFacebookで検索し、興味のあるグループに参加することで、同じ関心を持つ人たちとつながることができます。グループのなかでは、メンバー同士で情報交換をしたり、イベントの案内を見ることもできます。
自分にぴったりのサークルを見つけるために、いくつか確認しておきたいポイントがあります。
レベルや志向が自分の目的にあっているか
サークルによって、活動のレベル感や志向はさまざまです。同じ趣味のサークルであっても、先生から学ぶ「生徒」として参加するタイプもあれば、メンバー同士で教えあい、一緒に高めあうようなタイプもあります。また、はじめたばかりの初心者向けのサークルもあれば、中級者向け、上級者向けのサークルもあるなど、レベル感もさまざまです。自分がどのようなかかわり方をしたいのか、どんな学びを求めているのかにあわせて、最適なレベル感のサークルを選びましょう。
活動費が予算以内におさまるか
サークル活動にかかる費用は、内容によって大きく異なります。例えば、お茶会やランチが中心のサークルなら、基本的に食事代などの実費のみが必要なケースが多いでしょう。しかし、絵画や音楽といった趣味のサークルでは、毎月数千円程度の会費が発生することが一般的です。また、発表会や展示会などが定期的に開催される場合は、毎月の会費とは別にイレギュラーな費用がかかることもあります。参加したいサークルを見つけたら、年間を通してどのようなイベントがあり、合計でどのくらいの費用がかかるのかを事前に確認しておくことが大切です。
自分にとって適した規模感か
メンバーの人数がそれほど多くないアットホームなコミュニティもあれば、全国に支部を持つような大きな組織のサークルもあります。自分が少人数でじっくりとかかわりたいのか、それとも多くの人との交流を楽しみたいのかによって、適切な規模が変わってきます。
気のあいそうな人がいるか
長く続けることを考えると、やっぱり大事にしたいのがそのサークルとの相性です。なかでも大切なのが、ひとりでも気のあいそうな人がいるかどうかです。たくさんの友人や仲間ができるに越したことはありませんが、「この人と仲良くなりたいな」「この人とは気があいそうだな」と思えるかどうかも、サークルを選ぶ際にはとても大切なポイントです。
監修者菊川さんのポイント!
気のあいそうな人がいるか
チェックするには
気になるサークルがSNSで発信をしている場合は、投稿の内容からサークルの雰囲気がわかることもあります。気になるサークルがあったら投稿へのコメントやダイレクトメッセージで交流を深めてから実際の活動に参加すると、お互いに打ち解けやすくなるので、おすすめですよ。
サークルによっては、見学や体験の受け入れを行なっていたり、新歓イベントなどを開いていたりするところもあります。サークル活動をはじめる前に、まずはお試しでイベントに参加したり、活動レポートなどを読んで、その雰囲気を感じ取ってみましょう。
メンバーの雰囲気を事前に知ることで、「この人たちの雰囲気、好きだな」「新しく入った人を歓迎してくれそうだな」といった感覚が掴めるので、安心して一歩を踏み出せるはず。「ここなら楽しめそう」「温かく受け入れてくれそう」と感じたら、少し勇気を出して一歩踏み出してみましょう。
もしも今、「何かはじめてみたいけど、まだしたいことが漠然としている」「なんとなくしてみたいことはあるけど、どんなサークルに入れば良いかわからない」という方は、「今、何に興味があるか」「どんなことを知りたいか」という、今ご自分が持っている知的好奇心に耳を傾けてみてください。自分の「好き」という気持ちを大切にして新しい世界へ飛び込んでみれば、きっと想像以上の発見と喜びが待っているはずです。
監修
菊川諒人
監修菊川諒人
国内最大級のシニアコミュニティサービス「趣味人倶楽部」を運営。2010年慶應義塾大学を卒業後、株式会社リクルート入社。同社、新規事業開発室にて、金融や通販領域など、複数の事業立ち上げや統括を担当。2015年、株式会社オースタンス(東京・品川)を創業。同社代表取締役社長に就任。シニアインフルエンサーやシニア劇団をプロデュース。「歳を重ねて、楽しみがある人生に。」をビジョンに、法人や自治体向けに、シニアDX戦略の立案と実行を支援。
- ※本記事は、2025年5月時点の内容です。
- ※本記事は、当社が菊川諒人様に監修を依頼して掲載しています。
- ※本記事は、監修者の知識や経験を踏まえて執筆しています。
趣味を安心して長く楽しむためにも、
元気なうちから将来の備えを考えてみませんか?
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募Ⅱ2500935ダイマ推
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