賢く楽しむ コスパ旅のススメ

国内 海外 どちらもおトクに 「交通費」「宿泊費」を抑える裏ワザ 旅先での無駄を減らす予算設計術 コスパ旅を叶える穴場な旅行先とは?

※本記事は、2024年6月時点の内容です

旅行を計画しても、予算オーバーで諦めざるを得ない……。そんな経験、ありませんか?旅行するとなると、それなりにまとまったお金が必要になります。そこで今回は、コスパ良く旅を楽しめる「コスパ旅」の秘訣を紹介します。手が届かないと諦めてしまいがちな海外旅行を格安にする方法や、意外にコストがかかる国内旅行をおトクに楽しむワザについて、ファイナンシャルプランナーの續恵美子さんに伺いました。

旅行準備編 コスパ旅の命運を握るのは、手配時の「交通費」「宿泊費」

旅行費用の内訳の大部分を占めるのが、交通費と宿泊費です。まずはその2点を抑えることが、「コスパ旅」を成功させるカギとなります。

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    航空券は比較サイトで金額感をチェック

    多くの航空会社では、空席が多い便が安くなったり、出発日が近づくにつれ空席が減ることで高くなったりすることがあります。このように変動要因が多くある航空券については、さまざまな航空会社の条件を比較しつつ料金の感覚をつかむことができる、比較サイトを利用するのがおすすめです。比較サイトからそのまま航空券を購入することもできますが、表示料金とは別に手数料がかかるケースなども。比較サイトで金額をチェックしたうえで、航空会社の公式ウェブサイトにて直接予約をするのが安心でしょう。

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    国内 海外

    ハイシーズンの旅行は出発時間を検討する

    ハイシーズンを避けることで、交通費や宿泊費の大幅なコストダウンが期待できるのは、もはや常識です。しかし旅行日程を段取る際、仕事の都合などで、ローシーズンばかりを選べないというのも現実です。日程をどうしてもずらせない場合は、出発時間を変えてみると、ぐっと安くなることもあります。

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    宿泊先は好立地を念頭において選ぶ

    宿泊先を選ぶときにチェックしたいのが、現地滞在中に行く場所へのアクセス。宿泊先を拠点にした交通費がかかることを考えると、好アクセスなホテルを選ぶことがポイントです。交通費だけでなく時間も短縮でき、コストパフォーマンスとタイムパフォーマンスを、同時に叶えることができます。

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    国内 海外

    福利厚生施設や自治体の旅行支援をチェック

    会社の福利厚生施設は格段に安く利用できることが多いので、改めてチェックしてみるといいでしょう。また、国内旅行の場合は、国や自治体の旅行支援策などもおおいに活用を。宿泊先をふるさと納税制度で探すのも、ワザの一つ。諸条件をきちんと理解したうえで活用すると、おトクになる場合もあります。

そのほか、旅行前にしておきたいこと

海外

1クレジットカードの保険を確認する

旅行先で何かあった場合の保険には加入しておきたいですが、保険料もプラスでかかってしまいます。そこで利用したいのが、クレジットカードに付帯されている保険。プラスで費用がかかることがなく、安心です。ただし、どんなものが補償対象なのか、個人だけでなく家族全体が対象となるのか、旅費をクレジットカードで支払うかどうかにかかわらず保険が適用される「自動付帯」か、旅費をクレジットカードで支払うことで保険が適用される「利用付帯」か、などの確認を事前にしておきましょう。「利用付帯」の場合は旅費をクレジットカードで支払うため、ポイントが貯まりやすいのでコスパを良くすることにもつながります。

海外

2ドルへの両替は日本にいる間にしておく

海外旅行で気になるのは、どこで両替すれば低い手数料で両替できるかということ。一般的には、ドルやユーロは日本にいる間に替えた方がいいと言われています。その理由は、通貨の流通量と需要の関係。アメリカやヨーロッパでは日本円の需要がそこまで高くないため、現地で両替すると手数料が高くなりがちです(2024年6月時点の時勢をもとに取材)。

コラム

「ツアー」or「個人手配」、結局どっちがおトク?

自分であれこれ調べるのが大変な場合や、失敗したくないという場合は、ツアーでまとめて手配してもらうほうが、何かとおトクで安心です。個人手配では想定外の出費も多く、結果的には、割高になってしまったというケースもあります。

旅先に行くためのあらゆる手段をリサーチし、それにかかる費用を比較する方法もあります。ですが、それには調べる手間が莫大にかかり、骨が折れてしまいます。そういった意味でも、予算内で見つかるツアーを予約することが、簡単でおすすめです。

日々の支出を見直して
旅行をおおいに楽しみましょう!

「コスパ旅」のポイントを押さえつつ、普段からコツコツと旅行資金を積み立てていれば、旅行先でちょっとの贅沢などもでき、より充実した旅プランを立てることができます。そのためには、「日々の支出を見直す」「効果的に資産形成をする」「先取り貯蓄をする」など、できることからはじめてみるのもいいですね。手軽にはじめられる貯蓄型保険を活用すれば、旅行などの大きな出費のある娯楽も、おおいに楽しめます。

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現地編 無駄を減らしコスパ旅を楽しむ

旅行に行く目的は、人それぞれ。「ここにはできればお金をかけたくない」「ここには少々お金がかかってもいいから楽しみたい」というように「お金をかける部分」は、人によって違います。せっかく旅行に行くのですから、あまり節約ばかりを考えずに、楽しみたいものですね。そのために無駄を減らすべく、現地でかかる予算を上手に設計する方法を、以下に紹介します。

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    外食は現地の人がおすすめする店を選ぶ

    大幅な節約を期待できるのが、現地での飲食代です。それをできるだけ抑える工夫として、例えばレストランに行くときは、よく紹介されている観光客向けのお店に行くのではなく、ホテルスタッフなど現地の人に、おすすめの店を聞いてみるといいでしょう。ただし、「どうしてもこの店に行ってみたい」という場合は別。せっかく旅行しに来ているのですから、目的の場所を優先し、思う存分楽しむことも必要です。

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    お金をかけなくても楽しめる場所を探す

    「お金をかけなくても楽しめる場所があるか」という観点で選ぶのも一つ。例えば、美術館や博物館など、施設を訪れるのがメインだと入館料や拝観料などのコストがかかります。自然を楽しむなど、お金をかけずして楽しめるものがある場所かどうか、というのも選ぶ際のポイントです。

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    テイクアウトを活用して飲食代を節約する

    毎日3食すべてでレストランなどを利用すると、どうしても食費がかさみます。飲食代を節約することも、大きくコストダウンをするコツです。晴れた日はテイクアウトして、公園など外でごはんを食べる、というアイデアも、街の雰囲気も存分に感じられて素敵。そういったことをできるスポットがあるかどうか、という視点で探してみるのもワザです。

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    海外

    現地ではデビットカードを使う

    特に海外ではセキュリティの問題で不安も大きいので、持ち歩く現金は、できるだけ最小限にしましょう。金額の目安としては、現地の空港からホテルまで移動する交通費分ぐらいがあれば、十分な場合が多いです。ただし、後払いのクレジットカードでは、旅先での利用時点では日本円換算でいくらになるのか把握しにくく、後日に請求が来たときにびっくりすることも……。そこでおすすめなのが、クレジットカードではなく、口座残高から現地の通貨に換金されて直接引き落とされるために支出管理がしやすい、デビットカードの利用です。もしデビットカードを持っていない場合は、旅行用に作ることをおすすめします。すでにお使いのデビットカードがある場合は、それが旅行先で使えるものかを、事前に確認しておきましょう。

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    海外

    旅行者用の一日券や回数券がないかチェック

    海外での現地での移動手段は、電車やバスなどの公共交通機関が主になると思いますが、旅行者用の一日券や回数券などがある場合も。うまく活用すると交通費の節約につながります。そのほか、現地の観光案内所や観光局に割引券があるので、それを利用するのも手です。

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    海外

    チケット手配には現地のスーパーマーケットを活用

    海外旅行で映画鑑賞や観劇を目的にする場合に活用してみたいのが、現地の大手スーパーマーケットで、チケットの手配をする方法です。名前と生年月日の記載だけで会員証を作れる場合もあり、会員割引で安く買えることもあります。もちろん、国やエリアによりますので、事前にインターネットなどで、リサーチをしてみるといいでしょう。

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    海外

    お土産もスーパーマーケットで購入

    お土産を買うのも、スーパーマーケットがおすすめです。大抵の場合、お土産屋さんや空港で買うよりも、スーパーマーケットで買うほうが安く手に入ります。ほかで手に入れることのできないものや、現地の珍しいパッケージのものがあったりして、いろいろ見てまわるだけでも、楽しいですよ。

コラム

情報収集は旅番組やブログがおすすめ

情報収集の方法はたくさんありますが、SNSはさまざまな声にあふれ、信頼性に欠ける部分も否めません。おすすめは、旅番組などで現地の雰囲気をつかんだうえで、ガイドブックや日本人のブログ、現地の観光局のサイトをチェックする方法です。

穴場な旅行先・スポットを狙おう

「コスパ旅」を叶えるためには、どんな旅行先を選ぶかというのも非常に重要なポイントとなってきます。最近の傾向として、穴場な国内外の旅行先やスポットは、どのように探せばよいのでしょうか。そのコツを以下に紹介します。

海外

ヨーロッパ旅行は「ポルトガル」「マルタ」がおすすめ

旅先を決める際に、「この国に行きたい」という明確な目的地がある場合は別ですが、「このあたりのエリアに行きたい」という程度でコスパ重視で行き先を決める旅行であれば、そのエリアのなかで物価が安い地域を選ぶのが、「コスパ旅」の大きなポイントになります。例えば、ヨーロッパ旅行をしたい場合なら、ポルトガルやマルタは、ほかのヨーロッパ諸国に比べると、物価が安い傾向にあります。

物価は、リアルタイムで現地のことを書いている日本人のブログを見てみるといいでしょう。また、世界展開しているハンバーガー店の同メニューや、ペットボトルのミネラルウォーターの価格は、その土地の物価を判断するのにわかりやすいと言われています。

海外

価格を抑えたいなら、アジアは手堅い

ポルトガルやマルタは物価安ではありますが、日本からの距離を考えると、どうしても航空券代が高くなってしまいます。全体のトータル金額としての「コスパ旅」を狙うなら、やはり、近隣のアジアがおすすめです。短期で旅行できるため、宿泊費や現地での飲食回数も少なく、全体的に費用をしっかり抑えることができます。

国内

国内ならインバウンドが少ない四国がおすすめ

外国人旅行者が集中する京都・奈良・金沢などは、宿泊施設や移動手段の料金が高く設定されている傾向にあります。逆に言うと、上記3つの県に比べると外国人旅行者が比較的少ない、四国などは各種費用が抑えられるのでおすすめです。徳島県や香川県は自然もたくさんあるため、屋外レジャーなどを活用してコストをかけずに楽しむこともできます。

予算を気にしすぎず、旅を楽しむために。旅行資金の賢い貯め方

「コスパ旅」にこだわるあまりに、節約ばかりが頭をめぐっては、せっかくの旅行も心から楽しめません。賢くコスパの良い旅のプランを練りつつも、旅行先でしたいことには惜しみなくお金を使えるよう、普段から準備をしておくことも大切です。そこで、旅行資金の賢い貯め方について、以下に紹介します。

資産形成の助けにもなる外貨預金を利用する

旅行資金を貯める方法として、銀行などの外貨積立を利用するのも一つの手。家計の支出状況にあわせて、毎月数万円から積立にチャレンジしてみましょう。外貨預金を利用すれば、旅行先現地で口座預金をそのまま外貨として使うことができるのも、便利なポイント。両替する手間もはぶけ、為替レートの変動を恐れる必要もありません。旅行に行かない場合も、円安の際に両替すると使えるお金が増えるという、裏技のポイントも。資産形成の助けにもなります。

利率が良く計画的に貯められる旅行積立を活用する

カード会社や旅行会社などには、旅行用の積立サービスを提供している会社も多くあります。普段自分がよく使うカード会社や旅行会社のものを、チェックしてみるといいでしょう。会社やプランにもよりますが、基本的な仕組みとしては、定期預金のように毎月の積立金額を決めつつ、期間も選べるサービスが多いようです。満期になったときに3%ほどの利息が付くサービスもあり、普通の定期預金に比べると、金利が良くおすすめです。ただし旅行会社の場合は、その旅行会社が提供しているプランでしか利用できない、などの制限がある場合も。

日々の支出を見直しつつ、計画的な貯蓄を!

「コスパ旅」を成功させるには、事前の準備が大切です。比較検討しつつ、早めに手配をすることが大事です。早めに手配することで、交通費などは格段に抑えられることも多くあります。時間が経っても費用が変わらない現地の交通費などは、ゆっくり時間をかけながら、どういった方法がベストかを、探っていきましょう。

また、「コスパ旅」を楽しみつつも満足できるプランにするためには、旅行先では節約に縛られすぎないことも大切です。いつごろ旅行に行きたいのかという目標を定めたら、それに向かって貯蓄にチャレンジすることも大切です。そのために普段の生活で心がけたいのは、過度な節約ではなく、「無駄遣いをしないこと」と「効率良く貯蓄していくこと」です。

監修
續恵美子

監修續恵美子

生命保険会社に15年勤務した後、1級FP技能士(CFP)を取得しファイナンシャルプランナーとして独立。その後、縁があり南フランスに移住。生きるうえで大切な夢とお金について伝えることをミッションとして、マネー記事の執筆や家計相談などで活動中。

  • ※本記事は、2024年6月時点の内容です。
  • ※本記事は、当社が續恵美子様に監修を依頼して掲載しています。

日々の支出を見直して賢く貯蓄や節約をしながら、
旅行などの娯楽もおおいに楽しみましょう

「コスパ旅」のポイントを押さえつつ、普段からコツコツと旅行資金を積み立てていれば、旅行先でちょっとの贅沢などもでき、より充実した旅プランを立てることができます。明治安田では少額からはじめられてリスクも少ない、手軽にはじめられる積立保険をご用意しています。普段の支出の見直しと並行して、効率的に資産形成できる貯蓄型保険にあてることで賢く貯蓄をしながら、旅行などの大きな出費のある娯楽も、おおいに楽しみましょう。

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この記事を見た方におすすめの保険商品

  • ※1 保険商品をご検討いただく際には、「ご案内ブックレット」を必ずご確認ください
  • ※2 保険商品をご検討いただく際には、「契約締結前交付書面(契約概要・注意喚起情報)」を必ずご確認ください
  • ※3 この生命保険は米ドル建ての商品のため、以下の点にご留意ください
    • ・お客さまにご負担いただく費用として、保険契約にかかる費用(「保険契約関係費用」「解約控除」)および外貨の取扱いにかかる費用(「お払込時にかかる手数料」「お受取時にかかる手数料」)などがあります
    • ・為替レートの変動により、積立金額が毎回の保険料(円)をご契約時の当社所定の為替レートで試算した金額を下回ったり、お受け取りになる円換算後の保険金額や解約返戻金額などが、ご契約時の当社所定の為替レートで円換算した金額を下回るおそれがあります。さらに、円でお払い込みいただいた保険料の累計額を下回り、損失が生じるおそれもあります
    • ・この保険は、ご契約後一定期間内に解約された場合の解約返戻金額を低く設定しています。そのため、この期間内に解約された場合の返戻金額は積立金額を下回ります。特にこの期間内に解約返戻金を円でお受け取りいただく場合の金額は、為替レートの変動により、円でお払い込みいただいた保険料の累計額を大きく下回り、損失が生じるおそれがあります