子どもの明日 応援プロジェクト <対談> あしなが育英会 〜企業とNPOが支え合う歩み〜

明治安田生命は「あしなが育英会」のご協力のもと、全社共通の社会貢献活動として「あしながチャリティー&ウォーク」を展開しています。当社が独自に主催する「あしながMYウォーク」の開催、あしなが育英会(あしながPウォーク10実行委員会)が全国各地で開催する「あしながPウォーク10」への参加、そしてチャリティー募金を通じて、遺児支援に取り組んでいます。
あしなが育英会で理事を務める岡崎さんと、あしながMYウォークを所管する広報部の冨吉が、これまでの活動を振り返り、活動が生み出したものと、今後の展望について語りました。

冨吉 久雄 明治安田生命保険相互会社 広報部 広報推進グループ グループマネジャー ※2015年7月現在
岡崎 祐吉さん あしなが育英会 理事 国際担当
ボランティア精神の拡がりが子どもたちへのエールとなる
2013年あしながMYウォークの様子(東京)

■2013年あしながMYウォークの様子(東京)

冨吉
“親をなくした子どもたちに進学の夢と心のケアを”を合言葉に、「子どもの明日 応援プロジェクト」の一環としてスタートした「あしながチャリティー&ウォーク」は、当社従業員だけではなく、その家族や知人にまで広がり、今では当社従業員のほぼ全員にあたる約3万8千人がこの活動にかかわっています。当社独自のチャリティーウォークイベント「あしながMYウォーク」と「あしながPウォーク10(以下、Pウォーク)」では、今ではおよそ1万2千人の従業員等が参加するようになりました。支援の輪がここまで広がったのは、あしなが育英会様の遺児支援の理念や活動に、多くの従業員が共感して、ボランティア活動を通じて、親をなくした子どもたちをサポートしようという社会貢献意識が全社で育まれたからだと思います。
岡崎
私どもが実施しているPウォークへはさまざまな企業や団体のみなさまに参加いただいていますが、明治安田生命様は、Pウォークへの参加とあしながMYウォークの開催を通じて、最も多くの方に参加いただいている企業の一つです。温かいご支援、本当にありがたく思っています。
我々が支援いただいているのは、経済的な援助だけではありません。活動の目的の一つである「活動の趣旨と、遺児の現状を知っていただく」という点においては、多くの従業員の方々の参加によって、全国に理解・支援の輪が広がっていることも力強いご支援だと感じています。そして、こうした支援は、辛く苦しい思いをしてきた子どもたちにとって心の励みになっています。
また、Pウォークの運営やMYウォークのお手伝い等を通じて、遺児学生たちが大人たちと同じ目的を持って同じゴールをめざす機会を持てることは、大人にふれあう機会の少なかった遺児学生たちにとって、社会の仕組みや厳しさを知る良い機会でもあるんですね。そして、こんなに多くの方が自分を支えてくれているという実感は、彼らにとってもなによりのエールになります。
冨吉
我々にとっても、あしながチャリティー&ウォークは、遺児のみなさんと直接ふれあうことができる良い機会です。運営に励む遺児学生のみなさんの姿に、当社従業員も励まされています。
社会貢献活動の輪は、小さなきっかけから
岡崎
Pウォークを開始するにあたって、アメリカ・ニューヨーク最大のチャリティーウォーク「ウォークアメリカ」を参考にしました。私は学生時代に視察に行ったのですが、大人も子どももお年寄りも、みんなが同じTシャツを着て楽しそうに歩く姿にとても感動したのを覚えています。参加企業も、ゴール後にレクリエーションを行なうなど、社員の絆を深める場として活用していました。
社会貢献活動と聞くと、少し敷居が高いと感じるかもしれませんが、目的は別にあってもよいと思います。まずは参加して、そこで誰かと出会い、お互いを知っていく。社会貢献活動の輪は意外にそんな小さなきっかけから次第に広がっていくのだと私は思っています。
従業員が家族とチャリティーウォークに参加 ※オリジナルのうさりんバッジ

■従業員が家族とチャリティーウォークに参加
※オリジナルのうさりんバッジ

冨吉
おっしゃるように、我々の活動も回数を重ねるごとにそういう雰囲気に近づいている気がしますね。
2013年は、全国63ヵ所でウォーキングを実施しました。12月1日を「10周年感謝・あしながMYウォーク」として、東京・大阪・名古屋をはじめ多くの地域では、参加した従業員がまったく同じ時刻にスタートして、同じ気持ちを持ってゴールをめざしました。
このときの一体感は、今まで感じたことがないくらい大きいものでした。これほど多くの人数が社会貢献活動に参加していることを誇らしく、心強く感じました。あのとき参加した従業員はみんな、私と同じ気持ちだったと思います。
2013年あしながMYウォークの様子(東京)

■東京では約3,300人が参加してウォーキングを実施
 (写真は開会式会場となった増上寺境内)

岡崎
気軽に参加できるボランティアとして始まったあしながチャリティー&ウォークを通じて、多くの方が参加いただき、一体感を感じていただけるのであれば、これほどうれしいことはありません。それが子どもたちの支援につながるわけですから。
冨吉
「あしながチャリティー&ウォーク」がこれほど社内で浸透したのは、あしなが育英会様の知名度と理念があってこそだと思います。生命保険を扱う会社として、未来を担う子どもたちへの支援活動「子どもの明日 応援プロジェクト」に取り組んでいますが、あしなが育英会様の活動と私たちの事業はとても親和性が高いといえます。自分の行動が、社会のため、未来を担う子どもたちのために役立っていると実感できる活動は、周りの人にも良い影響を与え、自然と広がっていくものなのですね。
岡崎
そうです。また、明治安田生命のみなさんをはじめ、参加いただいた人たちとのふれあいは、先にも申しましたが、Pウォークの運営やMYウォークのお手伝いに携わる遺児学生の心にも「支えてくれた社会に恩返ししたい」という感情を芽生えさせます。辛い経験をしてきたからこそ、自分のためだけではなく、ほかの誰かのためになる生き方をする。学生生活を終えた彼らが社会に出たとき、そうしたやさしい志を持ってもらえたら、チャリティーウォークをはじめとした社会貢献活動の真の意義が果たせたと言えるかもしれませんね。
数十年後の約束を果たすために
冨吉
社会貢献活動は、何よりも継続することに意義があるのだと思います。これは、30年、40年にわたるお約束をお客さまと交わす保険契約にもいえることです。お客さまに人生のサポートを安心して任せていただくためには、やはり30年、40年先も変わらない志を持ち続けることが必要ですから。
岡崎
同感です。Pウォークでは全国で10万人が同じ気持ちを持って参加できるような活動をめざしています。一人でも多くの方に参加いただくために、そして将来にわたって遺児学生たちの明日を応援いただくために、明治安田生命様もまた、あしなが育英会の理念に賛同いただき、活動を続けられることを心から期待しています。 
冨吉
あしなが育英会のみなさんと出会って、私たちは、人と人、心と心がつながったときに生まれる力の大きさを知りました。思いやりの輪が、日本中、世界中に広がっていくように、私たちも力を尽くします。これからもぜひ、良きパートナーとしてお付き合いをお願いしたいと思っています。
岡崎
これほど心強いパートナーはいません。同じ志を持つ私たちとしても、これからもぜひよろしくお願いします。
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2013年度<対談> NPO法人 日本渚の美術協会
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