好きだからこそもっと女性にも注目してほしい!『女性から見たJリーグの魅力と盛り上げ方』元NMB48のサッカー好きタレントが語るJリーグ ~ 磯 佳奈江さん ~ 取材_牛島康之(NO-TECH) 撮影_関竜太 制作_マガジンハウス

2020年の春到来。今年も明治安田生命J1リーグでどんな熱戦が繰り広げられるのか気になるところですが、自分が応援するチームが昨年以上の成績を残すことはすべてのサポーター共通の願いでしょう。そこで今回は、もっともっとJリーグを盛り上げたいということで、本気のサッカー好きタレントである磯佳奈江さんにお話を伺いました。女性から見たJリーグの魅力と、女性ならではの盛り上げ方は必見です。

スタジアムで女性が
嬉しいイベントを
プロデュースしたい

NMB48を卒業後、身も心もサッカーに捧げる覚悟ができたという磯さん。小・中学校と実際にサッカープレイヤーとして活動した経験もあり、今回は選手目線、サポーター目線、そして女性ならではの視点で、Jリーグを語ってくれました。女性がスタジアムに足を運びたくなるアイデアも次から次に溢れてくるほど。そんな彼女が語るサッカーとのかかわりあい方、そしてJリーグの魅力とは?

Profile磯佳奈江さん

1993年8月9日、茨城県生まれ。生まれたころからサッカーが身近にあり、現在もスタジアムに足繁く通い、ゴール裏で飛び跳ねまくる熱狂的な鹿島アントラーズサポーター。NMB48を卒業後はサッカータレントに転向し、「やべっちF.C.」や「FOOT×BRAIN」などのサッカー番組にも出演。小学校のころのチームメイトであった京川舞選手が所属するINAC神戸レオネッサの応援大使も務めるなど、精力的にサッカーに携わる活動を展開中。

サッカー一家に生まれ、
生活の一部に自然と
サッカーがあった

「お父さんもサッカーが好きで、兄もサッカーをやっていたので当たり前のように身近に、生活の一部としてあったのがサッカーです。お父さんが鹿島アントラーズのファンだったので小さいころからスタジアムにも通っていましたし、話を聞くと当時の中心選手だった秋田豊選手に抱っこしてもらった経験もあるようです。当時のことは覚えてないんですけど(笑)。自分自身も小学校3年生から中学校3年生まで7年間、サッカーをしていました。ポジションはサイドバックでしたね。現在、なでしこリーグのINAC神戸でプレーしている京川舞選手とも一緒のチームだったんですよ」

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ボールを蹴るのがストレス発散
目下、フリースタイルの
技を猛練習中

「最近はフットサルが中心ですが、ボールも蹴るようにしていて1週間に1回は公園とかでも蹴ったりしています。今は、リフティングの技を練習していて、地道に努力中です(笑)。NMBを卒業してからは、週末にスタジアムへ足を運んで試合が見に行けるようになりましたね。NMB時代はカシマスタジアムに行けませんでしたが、関西近辺のスタジアムには結構行きましたね。ノエビアスタジアム神戸や長居球技場、新しくできたパナソニック スタジアム 吹田もいきましたよ。今は、関東に戻ってきたので、定期的にカシマスタジアムに行ってますね。元日の天皇杯も新国立競技場で観戦してきました」

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今年の鹿島アントラーズは
監督も選手も入れ替わり期待大!

「茨城生まれなので、鹿島アントラーズが自然と好きになりました。家族みんなで応援していたので。まだ海外に移籍する前だった昌子源選手が好きでしたね。今年はアントニオ・カルロス・ザーゴ監督に代わったし、選手の補強もかなり積極的にやっていたので、期待できそうですね。新加入選手のなかでは、名古屋グランパスから移籍してきた和泉竜司選手に期待したいです。確か同い年で、高校時代は市立船橋で全国高校サッカー選手権の決勝でも得点したシーンを覚えていて“この選手すごいなぁ”と印象に残っていました。ほかにも若くて楽しみな選手が沢山加入したので、今シーズンも貪欲にタイトルを狙っていってほしいと思います」

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今シーズンの優勝予想は
もちろん鹿島アントラーズ!

「今シーズンの優勝予想は、もちろん鹿島アントラーズです(笑)。昨シーズンは無冠で、本当に悔しかったんです。今季はチーム自体も昨シーズンとはガラっと変わると思うので、ACL出場圏内には入ってもらわないと困ります(笑)。あとは昨シーズン優勝した横浜F・マリノスもメンバーがほぼ残っているからどこまでやってくるのかも楽しみです。個人的にはJ2から昇格してくる柏レイソルが気になりますね。Jリーグの1試合最多得点(8得点)を記録したオルンガ選手の残留も決まりましたし、ホームスタジアムでもある三協フロンテア柏スタジアムにも行ってみたいので(笑)」

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スタジアム観戦の醍醐味は
各地域の“スタグル”

「観戦するときに気になるのはスタジアムグルメですね。どこのスタジアムに行っても必ずチェックしますし、女性は気になるところだと思いますよ。カシマスタジアムの“スタグル”は結構特殊だと思います。コンコースで火が使えるので、各お店から煙が上がっています。それぞれのお店にガスが引かれていて、事前に仕込んできた料理を温めるのはもちろん、その場で調理することもできるから常に作りたてのものを提供できるそうですよ。大定番の『もつ煮』は絶対食べてほしい逸品ですね」

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女性がスタジアムへ来やすくなる
イベントや施設があると
もっと盛り上がる

「これからJリーグを盛り上げていくには、やはり女性にスタジアムへ来てもらうことが大事だと思います。やはり男性のほうが圧倒的に多いので、女性目線で困ることも多々ありますね。例えば、女性の初心者がユニフォームを買うのはハードルが高いのでレンタルユニフォームを作るとか……、寒い時季に毛布やベンチコートなどを貸し出してくれたり。あとはフェイスペイントをしてくれるブースを作るのも面白いですね。レディースデイなどのイベントを作って、女性にメイクやネイルをしてくれたり、女性専用のパウダールームなどを作るのはどうですかね? どんどんアイデアが出てくるから、どこかのチームのホームゲームで“磯ちゃんプロデュース”のイベントをさせてくれないかな(笑)」

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