ロシアで開催されたサッカーの祭典に、世界中が沸きました。代表チームに向けられたパワーをＪリーグに還元してこそ、日本のサッカーはさらに強くなります。そしてもっとＪリーグに勢いをつけようと奮闘するキャスターやマスコットガールを務める女性たち。今回は横浜Ｆ・マリノスの応援番組で頑張る美女に、自分の思うＪリーグ盛り上げ術やサッカーに恋する理由、より楽しく観るコツなどを伺いました。
サポーターから愛される
“小山ちゃん”
2015年1月よりテレビ神奈川の「キックオフ F・マリノス」で、MCを務めている小山愛理さん。今でこそ選手、サポーターへのインタビューから、司会進行まで見事にこなしますが、番組を担当する以前はほとんどサッカーに触れなかったそう。動画サイトで様々なダイジェストや名プレーを勉強するうち、知識だけでなくサッカー愛も身につき、マリノスサポーターから“小山ちゃん”と声をかけられるほど成長しました。そんな彼女が思う、サッカーあれこれとは……。
Profile 小山愛理さん
1991年5月30日生まれ。愛知県出身。10代の頃からファッション雑誌のモデルとして活動し、大学在学中にキャスターの仕事も開始した。卒業後はテレビ神奈川「キックオフ Ｆ・マリノス」をはじめ、日本テレビ「news every.」やBSジャパン「日経モーニングプラス」 に出演する。意外にも空手初段であり、読売ジャイアンツと横浜Ｆ・マリノスが大好き。
Webのサッカー動画で猛勉強！
正直に告白すると、「キックオフ F・マリノス」のＭＣに就任するまで、Ｊリーグを観たことがなかったんです。サッカーといえば、テレビでやっている代表戦をチェックするくらい。ルールも全然知らず……。だけど、すごくやりたい仕事だったのでオーディションに挑戦！ しっかりWebのサッカー動画で予習しましたよ。解説者の言うことも聞き逃さないよう集中して、特にマリノスのハイライトを入念に。決定を知らされた時は飛び上がるほど嬉しかったです。
小学生に交じっての初サッカーで
ヘトヘトに
ほとんどボールに触れることなく生きてきましたが、先日マリノスのスクールの子供達と一緒にプレーする機会がありました。小学生相手とはいえ、結構ハードでビックリ。まぁ～難しかったですね。最初のウォーミングアップは鬼ごっこでした。それだけで息が上がっちゃうし（笑）。でも、スポーツ未経験ってわけじゃないんですよ。小学生の時に少林寺拳法を習い、高校では空手部！ ただ、持久力的なものは育まれなかったみたいです。
実は野球好き。
だからこそ感じるサッカーの魅力！
私、元々は野球好きなんです。なかでも読売ジャイアンツのファン。球場行って、ちょっとおつまみ買って、ビール片手に3時間ぐらいのんびりと過ごす。それも素敵なのですが、サッカーは90分間ハラハラドキドキ、目が離せない楽しさがありますよね。点もいきなりは入らない。もどかしいからこそ、1点の喜び、興奮が爆発的にやってきて……。初めて生で観たマリノス戦、ワンプレーワンプレーで大勢の観客が一斉にドッと沸く光景に、とても感動したのを覚えています。
初心者の目線で謙虚にレポート
サポーターさんに取材する時は、素直な気持ちで臨んでいます。私の方がサッカー歴が浅いですから、知ったかぶりは通じないし、ビギナーらしい目線も必要だと思うからです。わからないことを言われたら、逆に説明してもらうくらい（笑）。そんな私に対して、皆さん優しく声をかけてくださる。一緒にMCをしている波戸康広さんがスタジオでちゃん付けしてくれるので、サポーターの皆さんも“小山ちゃ～ん”って。とっても温かくて、ありがたいです。
女性の声を拾い上げて
スタジアム観戦をより楽しく
マリノスではスタジアム観戦がもっと楽しくなるよう、様々な工夫をしています。その1つがガールズアドバイザリー。女性サポーターからどうしてマリノスを好きになったかとか、どんなイベントに期待しているかなど、生の声を聞いています。私も会議に参加させてもらい、日本代表を好きになった流れでマリノスファンになった人が多いと知りました。残念ながら今回はチームから誰も選ばれていません。再び代表選手を輩出できるよう、頑張らないといけませんね。
ユニフォームを着て
テンション上げたい！
私のスタジアムでのスタイルは、番組のルールで私服。だから、ユニフォームを着ての観戦に憧れが。選手と同じ格好をすると、絶対にテンション上がると思うんです。そして、選手の皆さんにはレベルが高く、面白い試合を期待します。初めて観る人でも、そのゲームでエキサイトできたなら、また来ようと思うでしょうし。大きな声を出して応援する楽しさは、白熱したゲームでないと味わえませんよね。私も番組を卒業する時が来たら、タオル巻いてユニフォームを着た完璧なマリノスコーディネートで観戦しますよ！