“笑いの絶えない生活は最高のパートナーとワンコのおかげ 『家族の絆を強く感じるワンコとのライフスタイル』 コロナ禍でより大切に感じる人と人、人と犬とのつながり ~ 丸山桂里奈さん&本並健治さん ~ 取材_牛島康之(NO-TECH)撮影_小宮山裕介 制作_マガジンハウス

コロナ禍の生活で私たちのライフスタイルは劇的に変化しました。しかし、悪い影響ばかりではありません。人と会うことが当たり前だった以前よりも、人とのつながりをより強く感じるようになるなど、自分にとって本当に大切な人の存在を意識する人も多くなったのではないでしょうか。今回は昨年結婚し、バラエティー番組でそのキャラクターをいかんなく発揮している丸山桂里奈さんと本並健治さん夫妻に、愛するパートナーとワンコとの生活について語っていただきました。

サッカー界の異色のカップルが登場

独特なキャラクターでタレントとしてテレビに引っ張りだこの丸山桂里奈さん。そして昨年、その丸山さんとご結婚された“浪速のイタリアーノ”の愛称を持つ本並健治さん。常に笑いの絶えない生活を送っているようですが、そんなアツアツのおふたりに結婚するきっかけ、そして2匹の愛犬との生活について伺ってきました。丸山さんと愛犬2匹で本並さんを取り合っているという、新婚生活を紐解いていきます。

Profile

丸山桂里奈さん

Profile 丸山桂里奈さん

1983年3月26日生まれ、東京都大田区出身。元女子サッカー選手。現役時代のポジションはフォワード。女子サッカーの歴史を変えた数々の名ゴールを記憶に残す。現役時代から飼っていたという愛犬は、すもも7歳(黒のトイプードル)と、あんず5歳(白のマルプー)。

本並健治さん

1964年6月23日生まれ、大阪府枚方市出身。Jリーグ創成期のガンバ大阪で正ゴールキーパーとして活躍。引退後、2012年には高槻の女子サッカークラブの監督に就任して、当時、所属選手だった丸山桂里奈さんと出会う。現在は丸山さんとともにタレント活動と並行しながらサッカー教室で指導などしている。

Special Interview KARINA MARUYAMA KENJI HONNAMI

誕生日にプレゼントされたワンコが大事な家族に

丸山:元々、すももとあんずは私が飼っていたワンコです。すももは大阪(高槻の女子サッカークラブ所属時代)でプレーしていたときに、70歳のエイコちゃんというお友達から誕生日にプレゼントされました。エイコちゃんに「何が欲しい?」と聞かれて、まだ現役中でしたし、実家でも昔からワンちゃんとネコちゃんを飼っていたので、「ワンちゃんが欲しい!」と答えて、7年前にプレゼントしていただきました。そのあと5年前のプレゼントで、あんずちゃんをプレゼントしてもらっています。エイコさんにいただいたプレゼントは「すもも、財布、あんず」の順番です。

本並:エイコさんは僕も知ってるけど、間に財布が入ってるんや(笑)。それは知らんかった。

ワンコは人を見るけど本並さんにはすぐに懐いた

丸山:すももは、2014年生まれなので7歳。あんずは2016年生まれなので5歳。すももちゃんは食いしん坊で、好奇心旺盛、何にでも興味があるけど、控えめなんですよ。かなり冷静で落ち着いている感じです。あんずちゃんは甘えん坊で、自己中心的(笑)。自分が一番というタイプですね。人見知りしないし、すももより姉御肌な部分があって、すももがよく注意されています。でも臆病でもあるので、大きな音がするとすももの後ろに隠れたりしますよ。

本並:あんずは甘えん坊で、いつも誰かに触れられてないと嫌なタイプ。だから家にいるときはどっちかが抱っこしていたり、膝に乗ってきたりしますね。

丸山:本並さんには付き合っているときに会わせましたけど、すぐに懐いてましたね。すももちゃんは容姿が本並さんに似ているじゃないですか(笑)。だからシンパシー感じてるのかも。あんずちゃんもすぐに懐きました。2匹とも女の子なんでイケメンには弱いのかも(笑)。

本並:僕もずっと犬を飼ってたので抵抗もなかったし、飼い方も扱い方もわかっていたのですぐに慣れましたね。自分も犬が好きでよかったと思います。もし、犬に嫌われちゃったら、付き合いにくくなっていただろうし。そこは大事だったと思いますね。

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出会いは“選手”と“監督”という間柄

丸山:本並さんは自分が高槻の女子サッカークラブでプレーしていたときの監督でしたが、Jリーグなどで活躍していたのも知っていたし、たまたま女子サッカーの監督になるっていうのを聞いたのは記憶に残っています。自分はロンドンの国際大会に選手として参加していたので戻ってきたらクラブの監督が本並さんに代わっていた感じでした。最初は「あの本並さんね……」と思いました。もちろんいい意味でですよ(笑)。

本並:彼女の印象は、だいぶ前に国際試合でデビューしたときに見て、女子にもスピードを持った良いアタッカーがいるんだな……というのが第一印象。指導するようになってからも、攻撃のスイッチを入れてくれる選手だなというのは感じましたね。

直接連絡を取るようになり、急激に距離が縮まる

丸山:私は2016年に現役を引退するのですが、現役中から今の事務所(ホリプロ)にお世話になっていて、本並さんもたまたまその年に監督をやめたんです。そこから何かの縁で本並さんが同じ事務所に所属することになりました。現役引退した後、サッカー教室などのお仕事をしていたんですが、そのサポートとして同じ事務所の本並さんが来てくれるようになったんです。それまではマネージャーさんを介して本並さんと教え方などについて話し合っていたんですが、本並さんと直接連絡を取るようになって、そこから距離が縮まった感じですね。本並さんはすももと一緒で生命力に満ち溢れている(笑)。自分はフォワードで、本並さんはゴールキーパー。性格も落ち着いているし、私、背後に気を付けているんで、本当に背中を守ってくれそうな感じに惹かれました(笑)。

本並:冷静なのは、年の功だね(笑)。料理もちゃんと作ってくれて美味しいし、世話焼きな部分もある。イメージにはないと思いますが、本当に女性的な感じがあって一緒にいて落ち着きますよ。図に乗るので、これぐらいにしておきますけど(笑)。

Special Interview KARINA MARUYAMA KENJI HONNAMI

結婚を意識したきっかけはコロナ禍の自粛生活

丸山:結婚を意識するようになったきっかけは、コロナ禍ですかね。私は2020年に入ったぐらいから本並さんを意識するようになって、数ヵ月後には付き合うようになりました。そのあとすぐに自粛生活になってしまったので、お互いになかなか会う機会も作れなくなりましたけれど。引退後は仕事も充実してさまざまな出会いもあり、まさに人生を謳歌してました。すももとあんずもいるのでなおさら幸せ。でも自粛生活で人と会うことも少なくなり、家族や自分に近しい人は本当に大切な存在なんだな……と、より思うようになりました。結婚願望はあまりなかったのですが、家族という存在を作りたいなと思って、本並さんとの結婚を意識しましたね。

本並:コロナ禍になる前は、サッカー教室などで一緒のときも彼女とふたり1セットでチームみたいな感じはあったんです。それがコロナ禍で自粛になって、付き合っていたとはいえど、やはり彼女と公に会うことが憚られるようになったんですよね。だから結婚してしまえば、一緒にいられると思ったんです。

子どもであり家族であるワンコをふたりで愛する

子どもであり家族であるワンコをふたりで愛する

丸山:お家で本並さんと仲良くしているときは、すもももあんずも傍によってきたりしますね。2匹とも確実に見えるところにはいる感じです。本並さんとは普段、ケンカとかはしないですけど、言い合ったりしていると2匹で吠えたり、遠吠えしたりしますね。ちゃんと見てるんだなぁ……と余計、可愛くなっちゃいますね。

本並:言い合いをしていても、スッと横に座ってきたりして、和むことが多いですね。もちろん、お散歩もふたりのうちのどちらかが行くようにしているので、そういった報告じゃないけど、2匹が会話に出てくることで、彼女とはいいコミュニケーションが取れていると思います。ふたりで一緒に仕事があるときは、彼女のご両親が面倒を見に来てくれるので、本当に助かっています。ワンコ2匹だけで3時間以上、過ごさせることが無いように心がけていますよ。

丸山:私たちにはまだ子どもがいないですけど、すももとあんずを本当の家族として、時に子どもとして見てるので、本並さんはもちろん、この2匹を大切にしていきたいと思いますね。

明治安田生命 えがおのペット
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