消費者専門アドバイス制度

お客さまへのサービス向上の取組みについて、消費者専門委員の方々に消費者の視点に立ったご意見・アドバイスをいただいています。

消費者の視点に立った具体的なご意見・アドバイスを収集

消費者専門家懇談会(東京) 消費者専門家懇談会(大阪)

当社は、消費者の視点に立ったご意見をうかがうため、2008年5月に「消費者モニター制度」を創設し、2009年5月に「消費者専門アドバイス制度」と名称を変更して運営しています。
当制度において、消費生活センターで相談業務に携わる有資格者や、他業態のお客さま対応部門、消費者関連団体の役職者など20名で構成する「消費者専門委員」から、当社のさまざまなお客さまサービス向上の取組みについて、消費者視点での具体的な意見・アドバイスをいただいています。
制度創設時は、当社の手続書類、募集資料、各種情報提供資料等を対象にご意見をうかがっていましたが、2009年度以降は、制度の名称変更とともに、会社が展開するお客さまサービス全般に対象を拡大し、「消費者専門家懇談会」を東京と大阪で年3回ずつ開催するほか、「消費者専門家アンケート」を年3回程度実施しています。
今後も「消費者専門アドバイス制度」を活用し、さらなるお客さまサービスの向上に取り組んでいきます。

2022年度に実施したテーマは、次のとおりです。

消費者専門家懇談会

第1回(7月)

  • 「みんなにやさしい保険アクセス」(金融包摂の取組み)
  • お客さまのお手続き不便を解消し、誰ひとり取り残されることなく安心して契約の締結・維持管理を行なっていただくための取組み「みんなにやさしい保険アクセス」にかかる、取組みの全体像およびホームページのアクセシビリティ等の適切性についてご意見をいただきました

第2回(10月)

  • 「明治安田生命からのお知らせ」の送付形式の変更-はがきのデザインについて-
  • ご契約者へ契約内容をお知らせする「明治安田生命からのお知らせ」の送付形式を、封書からシーリングはがきへと変更するにあたり、記載内容についてご意見をいただきました

第3回(2月)

  • 「契約者手続サポート制度」-制度ご案内チラシについて-
  • ご契約者が意思表示困難な場合、あらかじめ指定された保険契約者代理人が、ご契約者に代わって所定のお手続きを行なうことができる「契約者手続サポート制度」の創設にあたり、ご案内チラシについてご意見をいただきました

 

消費者専門家アンケート

第1回(11月)

  • 「ベストスタイル」コンセプトパンフレット
  • 総合保障型商品「ベストスタイル」の、一般的な商品パンフレットの機能に加え、商品の仕組みや当社の独自性などを記載した「コンセプトパンフレット」について、ご意見をいただきました

第2回(11月)

  • 「行動事例アワード」優秀事例選考
  • 企業理念「明治安田フィロソフィー」の実現に向けて、「お客さま志向」の価値観にふさわしい行動事例を全組織から集め、「消費者の視点」・「人にやさしいという視点」から優秀事例を選考いただきました

第3回(12月)

  • 企業・団体向けの「健活分析レポート」
  • 企業・団体等における従業員の健康状態の現状把握や健康課題等を分析し、リスク予測や改善に向けたアドバイスを記載した「健活分析レポート」について、ご意見をいただきました

第4回(3月)

  • 「お客さま志向表彰」取組評価
  • 当社の各組織が「お客さま志向」に沿った取組みをさらに自立的に推進することを目的として、特に優れた取組みを実践している組織を表彰する「お客さま志向表彰」を選考いただきました

「消費者専門家懇談会」で寄せられた主なご意見

○「みんなにやさしい保険アクセス」(金融包摂の取組み)

  • 本取組みを従業員に浸透させ、意識・行動変化を促すためのインターナル・コミュニケーションの推進や、理解を深めるための事例を共有することが必要
  • トップページから、「みんなにやさしい保険アクセス」のページにたどり着きにくいため、「お客さまサポート」等のページにも掲載して見てもらいやすい工夫をしたほうがよい

○「明治安田生命からのお知らせ」の送付形式の変更-はがきのデザインについて-

  • 文字数が多く、行間も狭いため読みづらい印象がある。情報量を抑えて読みやすくしたほうがよい
  • 一番見てほしい箇所(「MYほけんページ」と「ご確認いただきたい大切なお知らせ」のご案内)は強調したほうがよい

○「契約者手続サポート制度」-制度ご案内チラシについて-

  • 申込みから手続き代理に至るまでの、時系列で記載をしたほうがわかりやすい
  • 高齢のお客さまが理解できる表現、かつ、知りたい内容を記載したほうがよい

これらのご意見をもとに、各種情報提供資料や販売資料等をいっそうわかりやすくするなど、お客さまサービスの向上につながるよう努めていきます。

VOICE 消費者専門委員

消費者志向経営に取り組む明治安田生命にエールを

消費生活相談員 黒澤夏子氏

「消費者専門アドバイス制度」では懇談会やアンケートを通して、お客さま対応部門に限らずさまざまな部署が作成したデジタルコンテンツや商品パンフレットなどについて意見やアドバイスを求められます。消費者にとって分かりやすいかという視点で、時には我々専門委員から辛口のコメントをお伝えすることもありますが、消費者の声を丁寧に聴き取ろうとするひたむきな姿勢がどの部署からも感じられます。社内全体に消費者の声を活かそうとする姿勢が浸透し、消費者専門アドバイス制度が社内の重要なポジションに置かれていることを実感します。
2023年は4年ぶりに都市対抗野球の東京代表に選出され、全国の支社からMYリンクコーディネーターのみなさまがマイクロバスで応援に駆け付ける姿を見て、一緒に働く仲間のきずなを肌で感じました。
また、「みんなの健活プロジェクト」と称して地域住民の誰もが参加できるウォーキングイベント等が全国各地で開催されるなど、私たちの健康づくりを支えてくれています。
お客さま、働く仲間、住民などさまざまなひとにやさしく、地域、社会に貢献し続ける明治安田生命の消費者志向経営の取り組みに賛同し、これからもエールを送り続けます。

VOICE 消費者専門委員

行動原則「人に一番やさしい行動ですか」を常に考えて

消費生活相談員 田村朋子氏

消費者専門家懇談会では、新たな取組みや資料、サイト画面等が消費者にわかりやすいか、改善ポイントはないかを、毎回真剣に考えています。私たち消費者専門委員もそれぞれの立場、経験から意見を遠慮なく伝えています。「お客さま志向表彰」の選考にも関わらせていただき、組織での真摯な取組みが、お客さまの満足度を上げているのだと感じました。
私の勤務する消費者相談窓口では、高齢者の方からの相談が年々増加しています。最近、次のような相談が目立ちます。事業者の電話応対が、自動音声で番号を選んで進まなければ話ができず、途中のプッシュ操作が上手くできず繋がらない。申込時は、クリックするだけなのに、解約はメールやSNSと限定され、対応できないという相談もあります。若者には何でもないことでしょうが、高齢者には難しいことです。
明治安田生命「みんなにやさしい保険アクセス」では、お客さまにあわせたサポート
(※)をされています。すばらしい取組みだと思います。相談事例のようなことが起こらないよう、取り組んでいただきたいと思います。
これからも行動原則の一つ【お客さま志向】「人に一番やさしい行動ですか」を常に考えて、お客さまに寄り添っていってほしいです。

自動音声による番号選択(プッシュ操作)を行なうことなく、専任担当者に直接つながるご高齢の方専用のフリーダイヤルの設置など、「みんなにやさしい保険アクセス」を推進しています。