FPが解説!マネーコラム

明治安田生命

FPが解説!マネーコラム

明治安田生命
ライトくん
FPが解説!マネーコラム

結婚するかも、しないかも……独身女性のお金、どう考える?結婚するかも、しないかも……独身女性のお金、どう考える?

結婚が決まらないから、マネープランが決まらない!?

「結婚したいという気持ちはあるけれど、今のところ具体的な予定はない」―――そんなときは、どのようにマネープランを組み立てたらいいのでしょうか?

結婚が決まらないから、マネープランが決まらない!?

「結婚」や「出産」の時期が決まるまでは、マイホーム資金や教育資金がいつ必要になるかわかりません。そのため、金利がほとんどつかずにもったいないと感じていても、いつ「そのとき」が来ても大丈夫なように、出し入れしやすい普通預金や定期預金にお金を預けっぱなしという人が多いようです。

目的がなく出し入れしやすいお金は、誘惑に弱いもの。そのため、ちょっとまとまったお金ができると「お金を自由に使える今を楽しもう!」なんて、友達と誘いあっては旅行やショッピングにパーッとお金を使ってしまいやすいですね。そして、再びイチから貯蓄を始めるという繰り返しになっている人もいるのではないでしょうか?

結婚しても結婚しなくても、老後は誰にでもやってくる!

「結婚が決まらないからマネープランが決められない」という人は、こう考えてみましょう。

結婚しても結婚しなくても、老後は誰にでもやってきます。今どんなライフスタイルをしていようと、これからどうライフスタイルが変わろうと、老後資金の準備は早めにスタートするにこしたことはありません。

誰しも、いつ結婚するかはわかりません。そして、ひとたび結婚生活がスタートすれば、出産やマイホームなど、次なる転機も次々とやってくることでしょう。そのため、何か「これぞ」というチャンスが到来すれば、お金のことを気にせず、迷わずチャンスをつかむ準備はしておきたいものです。

そこで、私がオススメしたいのは「資産2分割法」。今ある貯蓄を2つに分け、目的別に運用してみてはいかがでしょうか? 半分は結婚などに備える資金と考え、お金の流動性や安全性を重視した運用を行います。残りの半分は老後資金と考え、収益性を重視して長期運用を行いましょう。

このように目的を大きく2つに分けるだけでも、お金の活用法がかなりスッキリします。

結婚後のマネープランは?

「結婚すれば、いろんなことがガラリと変わる」―――そう考えていませんか?今や結婚しても仕事を続ける女性が増えており、仕事をしていれば収入が複線化され、それだけ生活が安定します。これまで別々に暮らしていた2人が一緒に生活を始めるというだけで、あとはお互いに仕事をして、家事をお互いできる範囲でやればいいだけ。出産までは、それほど大きく変える必要はありません。 

結婚式である程度のお金は出ていきますが、結婚前に老後資金として配分したお金は、結婚後もそのまま老後までとっておけばいいのです。

そう考えれば、結婚がいつになろうが、あまり悩む必要はありませんよね。しっかりと働き、将来のために貯蓄するという行為は結婚などのライフイベントの有無にかかわらず、今から始められるものなのです。

自分で自由に使えるお金は今も将来も必要です。まずは無理のない金額からコツコツ貯め始めてみませんか?

当ページは、「ご案内ブックレット」の補助資料であり、支払事由や制限事項のすべてを記載したものではありません。保険商品をご検討いただく際には、「ご案内ブックレット」を必ずご確認ください。なお、ご契約の際には、「ご案内ブックレット」の「保険設計書(契約概要)」「特に重要なお知らせ(注意喚起情報)」「ご契約のしおり約款」を必ずご確認ください。

氏家 祥美(うじいえ よしみ)

氏家 祥美 氏家 祥美

1995年立教大学卒業。旅行会社勤務後、2児の出産を経て、FP(ファイナンシャルプランナー)とキャリアカウンセラーの資格を取得。

2005年から独立系FP会社にて講演、執筆、相談業務の経験を積んだ後、2010年よりFP事務所ハートマネー代表に。

働く女性、働きたい女性に向けて、「貯める」「増やす」「稼ぐ」視点からお金の基礎知識をわかりやすく伝えることを得意としている。
著書に『いちばんわかる! 結婚一年生のお金』『35歳を過ぎた女性に贈る「これからのお金」のお作法』などがある。