2016年刊行「関西のろおじ(路地)漫歩」

2016年刊行「関西のろおじ(路地)漫歩」

今年の関西を考える会は、「路地」をテーマにいたしました。路地は、一般的には人家の間の細い道を指します。情緒溢れた路地、生活感を感じさせる路地、そこには、懐かしさを感じさせる暮らしの気配が漂っていたり、迷路に迷い込んだようなワクワク感があったり、不思議な魅力が満ちています。古都京都の路地巡りは、京都を訪れる観光客の大きな魅力の一つにもなっています。
一方で、路地は次第に街から失われつつあり、かつては普通にあった駅前の路地、商店街の多くがなくなってしまいました。われわれが路地に感じる想いは、かつて自らが経験した、生活風景や日常の行動様式に対する惜別、哀憐の情かもしれません。
路地は、現在、その利点や魅力を再発見し、まちづくりや観光資源として活かしていこうという取組みが行なわれています。観光資源として打ち出しているところもあります。生活するには決して便利ではない京都の古い町屋が国内国外問わず、多くの観光客に魅力的に映るように、戦前、戦後にできた住宅やその間を抜ける路地も、50年後の観光客には歴史資産の一つとして大きな魅力になるかもしれません。
まずは、関西2府4県各地の魅力ある路地をゆったりと巡りつつ、歴史や風土などに想いを馳せていただき、そして、路地が抱える課題などにも目をむけていただきたい、そんな思いをこめさせていただきました。ここでは冊子の内容を抜粋してご紹介します。

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