2014年刊行「関西から お も て な し」

ふるさと関西を考えるキャンペーン39年 関西から お も て な し

【表紙・挿絵について】
今回の冊子発行にあたって表紙・挿絵に、1985年、兵庫県芦屋市の旧家廣瀬家の蔵で発見された「花の下影」を所有者廣瀬さまのご好意により使用させていただきました。
書名の由緒については定かではありませんが、江戸時代中期の禅僧、仙厓が「楽しみは花の下より鼻の下」と詠んだように、「花より団子」、「鼻の下」、つまり「口」を喜ばせることを洒落たのかもしれません。四条流を思わせるほんわかとした筆遣いにもどことなくおもてなしの雰囲気が漂っていないでしょうか。貴重な書物である「花の下影」図絵の冊子への掲載を快くご承諾いただいた廣瀬さまに心より感謝申しあげます。

お・も・て・な・し

2020年の東京でオリンピック開催決定時に注目を集め、2013年の「流行語大賞」にも選ばれました。オリンピック招致とおもてなしは、実は2020年の東京招致が最初ではなく、2008年の大阪招致時に、当時の大阪市長磯村隆文氏が2000年スイスのローザンヌでのプレゼンテーション時に、「大阪市民のあたたかいおもてなしの心」を強調したことがあげられます。

2008年から

この年は、大阪でのオリンピックの開催こそ実現しませんでしたが、各地でおもてなしの輪が花開いた年でした。同年7月、北海道での第34回主要国首脳会議、それに先立つ同年6月、京都市での外務大臣会合、そして大阪で開催された財務大臣会合では、実現しなかった大阪オリンピックのキャッチフレーズそのままにおもてなしが強く提唱されています。奇しくも、主要国首脳会議開催地決定時の総理は、安倍晋三氏でした。国家的な国際イベントにおけるおもてなしは、主として外国から日本を訪れる賓客が対象ですが、おもてなしは外国から訪れる人々を対象とするだけではなく、いうまでもなく人々の相互のやりとりや所作、振舞いなどを土台とする日本人の心性と言えます。

ホスピタリティ

おもてなしだけでなく、近年は「ホスピタリティ」という言葉が、ホテルなどの「ホスピタリティビジネス」だけでなく、顧客満足向上のための企業のマネジメントの一環としてもとらえられています。おもてなしとグローバルなホスピタリティとは、共通するところも多いと思われます。

2020年へ

冊子では、おもてなしと関西に幅広く焦点をあて、有識者の方々、観光客等におもてなしを実践する観光ボランティアの方々、そして、おもてなしに取り組む自治体からいただいたご意見、お考えなどをとりまとめました。おもてなしは、日本のよき風土のひとつだと思われます。冊子をご覧いただき、2020年のオリンピック開催に向けておもてなしについてご一考いただければ幸いです。ここでは冊子の内容を抜粋してご紹介します。

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